コンポーネントギターの定番でもあるSuhrギターのご紹介!
2017-03-13 いつも石橋楽器店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。新宿店2Fアンプ・エフェクターフロア担当:久保です。
今回も、私がギターメーカーの中で1番好きなブランドでもある、Suhrギターに関してご紹介していこうと思います。

ご紹介の前段階として、「Suhr」ってよく聞くけど実際どんなブランド?という方の為は、以前の記事をご確認くださいませ。
以前の記事はこちらから!
それでは今回はStandardと人気を二分する、Modernについてご紹介させて頂きます!
早速ではございますが、ご紹介してまいりましょう!
Modern

名前の通り、モダンミュージックに対応したオールマイティなギターです。
こちらもストラトシェイプよりやや小ぶりなディンキーシェイプを採用し、H-H、もしくはH-S-Hの豊富なピックアップバリエーションで多彩なサウンドを操れ(H-Hでも5wayセレクターなのは嬉しいところです)、二点支持トレモロユニット、もしくはフロイドローズでの過激なアーミングに加えロックペグを採用し安定したチューニングを持った、現在のコンポーネントギター市場でも非常に人気の高いモデルです。

John Suhrのフェイバリットとして、基本ボディはバスウッドバックのメイプルトップ。Suhrギターの特徴でもあるどこまでも澄んだクリスタルクリーンはこのボディ構造ならでは。一度弾いたら病みつきになる、そんな音色です。

Modernは24フレットという事もあり、ハイポジションを弾くのに適したジョイント方法を採用。22フレット以降も滑らかにフィンガリングが可能です。
指板ラジアスには10”-14” を採用し、ハイフレットにいくにつれてフラットになっていくコンパウンド・ラディアスを採用。ネックシェイプは薄めではありながらシェイクハンド・グリップの際も非常に手に吸い付くようなネックグリップModern Elliptical .800-.850を採用。
薄いながらも強度は抜群で、握った瞬間に「弾きやすい」と誰もが感じられるようなネックグリップとなっている点はさすがの一言。丁寧に仕上げられており、開放弦で鳴らした際もネックが鳴っているのが非常によく分かります。
フレットはジャンボサイズのステンレスフレットを採用し、減りも少なく押弦も滑らかです。
ステンレスフレットはよく金属っぽい音、と比喩されますがSuhrのそれは全くと言っていいほどなく、むしろ高音域が心地よいサウンドだと感じます。弾けるような高音域は特にカッティングとの相性がよく、ハーフトーンでは他ではなし得ない、絶妙なサウンドを誇ります。
Standard同様弾いて頂くとわかりますが、本当に万能なギターでオープンな音色を持ち、これ一本でジャズ、ブルース、ロックにメタル、何でもこなせる非常に優等生なギターです。
よく優等生なギターというと、癖がなく個性がないんでしょ?と思われる方も多いかと思いますが、そんな事はなく、これがSuhrギターの個性だと私は思います。
その中でもStandardとは違い、個体差はございますがModernは比較的高音域が良く出るギターだと感じます。Modernも非常にオールマイティなギターではございますが、その中でも歪ませる頻度が高い方は是非一度Modernを弾いてみてください。

Standardと圧倒的に違う点はまず、フレット数が挙げられます。
Standardは22フレットだったのに対し、Modernは24フレット、Hi-Eまで対応しております。しかしながらフレット数が多ければ多いほどいいのか?という点に関しては好みの問題となります。
Modernに関してはもちろん音域が広いという圧倒的な利点はございますが、フレット数が多い為、フロントピックアップの位置がややブリッジ寄りとなります。その為フロントピックアップの音に関してはStandardが暖かいサウンドですが、そちらと比較するとややシャープな印象です。
バンドアンサンブルの中でも聴こえ方はかなり異なりますので、フレット数はもちろんですが今欲しいサウンドがどっちよりなのか、でご検討されるといいかと存じます。

近年では付属ケースがハードケースからギグバッグに変更され、持ち運びにも優れております。クッション性抜群の素材に、両肩で背負えるショルダー、収納も多い高性能なギグバッグです。
いかがでしょうか。
少しでもSuhrギターの魅力が伝われば幸いでございます。
現在新宿店2FフロアではSuhrギターの取扱いを絶賛強化中!常時20本以上の品揃えで皆様のご来店をお待ちしております!
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ご不明な点があればお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
今回も最後までご覧になって頂きまして、誠にありがとうございました。次回もお楽しみに!