「音楽」を楽しむ。
2016-07-14 さて本日も、数日前に入荷したばかりの新着中古品に注目!◎【中古】Gibson USA ギブソンUSA / CHETATKINS CE/ANT◎

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アメリカのカントリーミュージシャンのチェット・アトキンス。
彼の奏法においては、フィンガーピッキングやサムピックを用いたイメージが強く、独特なソロ演奏で旋律と伴奏をおさめます。
また自身の活動だけでなく、スタジオミュージシャンとしてもセッション等で活躍の場を広げたそうです。全世界で名を刻んでいるエルヴィス・プレスリーやエヴァリー・ブラザースなどとも共演歴をもつ。
そんな彼が来日したのは1965年(昭和40年)のこと。
日本で開催されたパッケージ・ツアー「ポップ&カントリー・フェスティバル」に参加し、人気を博しました。
当時の日本は、前年の1964年に東京オリンピックや東海道新幹線開通など、高度経済成長期の真っ只中。
1964年?1965年の出来事・・・
加山雄三さん主演の「エレキの若大将」が公開されたり、大河ドラマは緒形拳さん主演の「太閤記」、日本の音楽界においては、ザ・スパイダースが、日本のロックミュージックのさきがけとなり、日本に「ロック」を広めるきっかけとなりました。
また私の大好きな作詞家で歴史にその名を残す、
あの阿久悠さんもこの頃にデビューしたとも言われています。
ビートルズ来日は翌年の1966年、日本武道館でライブを開催し、グループ・サウンズのブームが巻き起こり、日本は「ギター」が流行の第一線にありました。
紅白歌合戦やレコード大賞などは、既に放送されておりましたが、
それまで、日本庶民にとっての音楽は「聴く」のが主流で、
もちろんテレビに出演する歌手も、自分の身とマイク片手に歌謡曲を「歌う」こと。
この空前のエレキギターブームは、日本に更なる音楽という娯楽を植え付け、
庶民やアーティスト関係なく、「みんな?ギターを持とうぜ!!」というカルチャーで溢れかえっていたのがイメージできます。
そして、カラーテレビが登場したこともあり、テレビ放映の音楽番組がより新鮮なものとなっていきました。
今では、「昭和のヒットソング」などといった、時々テレビの特集番組で取り扱われるので、私はじっくりと見聴きしてしまうのです。
(私の母は、ジュリーの映像が出てくると、キャアキャア騒ぎ始めます笑)
・・・なんて、1本のギターから、少し日本の歴史に寄り添い、派生していろんなことが想い浮かんできてしまいました。
彼も、日本の音楽界に影響を与えた1人であり、楽器を少し違う角度で想うことも、また「音楽」に触れることとなります。
現代では音楽がこれほどに身近な存在となり、
楽器演奏を聴いて楽しむのも、弾いて楽しむのも、また見て楽しむのも音楽。
何か新しい発見ができるかもしれませんよ!
時には異なる角度から、音楽を堪能してみてはいかがでしょうか?
ちなみにこちらのギターは91年製。初期のヘッドロゴなしのタイプです。
・・・ぎりぎり私は先輩です(汗)
次回はどんな楽器に出会えるでしょうか・・・?
石橋楽器横浜店 WEB担当:木野^^♪