藤原 佑介氏が自身のドラムセットでデモンストレーションを!
2016-02-23 先日Roland/BOSS 2016春の新製品発表会にて、おそらく初めての試みとなるデモンストレーションが行われておりました。それは「Hybrid Drum System」

アコースティックドラムとトリガーを駆使したドラム演奏です。
「生ドラムにトリガーや音源を組み合わせることに興味はあるけど、色々と大変なのではないか」
「叩いた時の感触と出音が違っていたらどうしよう」
「生のサウンドとエレクトリックなサウンドの融合って難しそう」
そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
さらに、試してみたいと思っても試奏環境が整っていない場合が殆どなのが現状ではないでしょうか。

そこで、今回藤原 佑介氏のデモンストレーションと試奏会(!)が開催されました。
ギター弾きの私は「ドラマーを連れてくればよかった・・・」とひたすら後悔。
当日用意されたのは、藤原 佑介氏自身が使用するPearl Referenceのドラムセット!

そのセットにRT-30シリーズのドラムトリガーを装着


そしてVパッド PD-128とバートリガーパッド BT-1をプラスし、音源はTD-30を接続

もちろん、生ドラムのサウンドをPAに送るためのマイクも各所にセッティング。

PA卓ではTD-30経由のサウンドとマイキングサウンドをミックスし、スピーカー及び試聴用ヘッドフォンへ出力。
実はRolandでもこれまでここまで本格的なセッティングをしてデモンストレーションを行ったことがないそうです。
まさに、これまでありそうでなかったデモンストレーションとなりました。
まずは、エレクトリックなサウンドのデモ演奏です。1つ目のタムには太めのスネアサウンド、2つ目のタムには攻撃的なサウンドがアサインされております。
※会場内が混雑していたため映像アングルが大きく乱れます。見辛くて申し訳ございません。
そして、アコースティックドラムとトリガーのサウンドを組み合わせたデモ演奏とそのプレイバック。バートリガーパッド BT-1にはリバーブの効いたサウンドをアサインしています。
※会場内が混雑していたため映像アングルが大きく乱れます。見辛くて申し訳ございません。
私が聞いた感じでは、違和感は全くなく、これは新たな表現方法だなと感じました。
「生ドラムとエレドラは用途が違うもの」
「生ドラムはスタジオやライブ会場で、エレドラは自宅や音楽スクールで」
正直そんなイメージがあり、ライブでエレドラを使用するとしたらギミック的な使い方ではないか、と思っておりました。
そんなイメージが吹っ飛ぶようなデモンストレーションでした。
そして、藤原 佑介氏の演奏が素晴らしかったです!!
個人的には、今年開催予定の「2016楽器フェア」などで同等の試奏用セットを展示して欲しいと願っております。興味のあるドラマーの方に是非実感して頂きたいので。