1973年製SG STANDARD!

GIBSON 1973 SG! 【Vintage】

2015-12-12 いつもイシバシ楽器新宿店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
WEB兼自称ビザール担当の長谷川と申します。

今回ご紹介致しますのはギブソンのヴィンテージギターをご紹介いたします。


早速写真をどうぞ!
1973年製SG Standard
116722 B


元はチェリーカラーだったと思われますが、長い年月を得て渋いブラウン調のカラーになってますね。


少し音を出してみましたがとにかくクリアーなサウンドと言うのが個人的な第一印象です。
高域が強めですが耳障りな高音ではなく、とてもバランスのとれたサウンドです。
しかし歪ませるとおとなしい印象とは一転して粘りあるSGらしい攻撃的なロック・サウンドへと変わります。
当時のミュージックシーンではハードなサウンドを求められていたからでしょうか。
とても歪みのノリが良いPUが搭載されております。


それでは次の写真をどうぞ。


従来のモデルや近年のリイシューモデルでは22フレットでボディから突き出るような仕様でしたが70年代SGは20F付近からボディを突き出る仕様となってます。
スケールは変わっておりませんのでブリッジの位置はそのままスライド移動させた位置になりますね。
実はPUの位置もネック側に移動してあり、これはサウンドにとても影響しているものと思われます。


そしてワイドトラベラーブリッジと名づけられた調整域の広いブリッジを採用しています。
本機ペグと同じくシャーラー製です。
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こちらのブリッジはゴツいルックスですが、見た目通りしっかりとオクターブの調整が行なえます。
SG以外にもマローダーやL-6Sなどのモデルにも採用されており70年代のギブソンらしさも垣間見えますね。

PUはオリジナルと思われ、綺麗に配線が改善されております。
コンデンサーがバンブルビーへとアップグレードされております。
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そして今では稀少となったエボニー指板を採用!
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この年代ならではの仕様ですね!
立ち上がりの良さと明瞭なトーン。
そして握りやすい細身のネックシェイプとなっております。
残念ながら、ピックガードはオリジナルではなく、恐らくテールピースも交換されている可能性がございます。
リフレット、リナットもされてましたが、その為プレイアビリティは良好!
ライブで暴れたい人には持って来いの素晴らしい1本です。

個人的な見解も含まれますが、1969年に親会社がCMIからECL(後のノーリン社)へ変わり、ギブソンの70年代は60年代のギブソンと比べると効率の良い生産性を目指して製作工程を見直し、大量生産志向になりました。
それ故、70年代は以前のモデルと比べて品質が低下したというネガティブな印象もありますが、様々なニーズに合わせて今では生産されていない曲者のようなモデルがあったりなどGIBSONの70年代は不思議な魅力があると思いますね。

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