渋みが増したJ-45と肩を並べる兄弟分。
2015-12-10 本日の1本。・Gibson / 1967年製 J-50 S/N115725

「J-45」と何が違うのですか??
というご質問をよく耳に致します。
ずばり、カラーリングです。
J-50はナチュラルカラーを採用しております。
故に色をつけず木目での勝負となり誤魔化しのきかないモデルであった為、整った杢を使用していたということもあり当時の価格で45ドルに5ドルプラスした「50ドル=J-50」となったと言われております。
そうみるとなるほど、本機のトップ材も真っ直ぐとしたなかなかの木目だなとしみじみ思います。
67年製ということもありピックガードはオリジナルの透き通った飴色の厚手ラージガード。
この飴色、この色焼けたトップのナチュラルとの相性は抜群です。
どうしてもVintageのアコギに良く見られる「割れ」
本機にもトップ正面右下にクラックが見られますが裏面にしっかりと幾つかのパッチを貼り付け、接着修正済。これなら安心してガシガシ使えます。
本機のブリッジは「アッパーベリーブリッジ」タイプなのでサウンドホール側に山の形をしたブリッジとなりますが、翌年68年からはブリッジの向きが逆に取り付けられる「ボトムベリーブリッジ」へと変化して参ります。
この個体にも採用されている弦高の可変が可能のアジャスタブル・サドル。
本来なら木製サドルとなりますが、TUSQ製のサドルへと交換されており木製サドルよりジャキジャキッとした歯切れのよさが現れております。
エンドピン部分もプラスチック板を貼り付けて補強されております。
細かい部分までしっかりと手を加えてもらい大事にされてきたからか、それに応えるようにしっかりとボディから鳴ってくれておりコードを掻き鳴らしたときの気持ちよさは想像以上です。
ぜひこのブログを読まれた方にはお試し頂きたい本日の1本でした。
・Gibson / 1967年製 J-50 税込価格322,000円














・Gibson / 1967年製 J-50 税込価格322,000円 詳細はコチラです。
3階アコースティック・ラウンジ:濱田