FX-8に搭載されている機能を順にご案内!今回は4 Cable Methodに関してのご紹介!#FRACTAL
2015-11-09 いつも石橋楽器店のブログをご覧になって頂きまして、誠にありがとうございます。イシバシ楽器店FRACTAL担当:久保です。

今回からFRACTAL AUDIO SYSTEMSから新しく発売されたマルチエフェクトプロセッサー、FX8をご紹介させて頂きます。
今回はFX8に搭載されている機能、『4 Cable Method』についてご紹介させて頂きます。
実際Axe-Fxにも搭載されている機能ではございますが、FX8ではプリセット毎に簡単に設定が可能となっており、お使いのアンプと合わせて極上のサウンドをご堪能頂ける事でしょう。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
■4 Cable Methodとは
4 Cable Methodとは名前の通り4本のシールドケーブルを用い、システムを構築することを指します。
具体的には、
ギター→FX8 IN【PRE】、FX8 OUT【PRE】→アンプInput、アンプSend→FX8 IN【POST】、FX8 OUT【POST】→アンプRetern
といった流れです。(→がシールドだとお考え下さい。)

これにより何が出来るのかというと、FX8内部のエフェクターをアンプのインプット前かセンドリターン内かを好きに設定が出来るようになります。
例えば同じドライブペダルでもアンプのインプット手前に設置するのと、センドリターン内に設置するのでは効果が異なるのはギタリストの方は体感したことがある方が多いかと思います。
アンプのインプット手前では基本はゲインが上がり、センドリターン内だと音量が上がるような感覚です。
それと同じような効果を煩雑なシールドの挿し変え無しに、FX8内蔵のエフェクトで生み出せるわけですね。
それでは実践していきましょう。
■FX8側の4 Cable Methodの設定
まず起動したらこの画面が出てまいります。

この画面は現在のプリセットに何のエフェクトが設置されているかを表しております。
具体的にはフットスイッチ1-8の順番で、
WAH、COMPRESSOR、DRIVE、DRIVE
PHASER、FLANGER、TREMOLO、DRIVE
といった具合です。
それぞれのフットスイッチでオンオフが可能な他、長押しする事によりX,Yのパラメーターを変更することも可能です。
4 Cable Methodに話を戻しますと、画面上部に記載してある8/0という部分に注目してください。
これが現在のプリセットのエフェクターが4 CABLE METHODでどのような配置になっているかを表します。
/の左側の数字がプリ側、アンプのインプット手前に設置されているブロック数、右側の数字がポスト側、センドリターン内に設置されているブロック数を表しております。
このプリセットの場合は全てのエフェクトがアンプのインプット手前に設置されているという具合です。
この画面からPAGEボタンを押すと、そのプリセット内のプリ、ポストの設定が可能です。
こちらの画面です。

この画面でVALUEボタンを回すと・・・

PRE/POSTの数字が変わりました。
4/4はプリ側に4つ、ポスト側に4つ配置されていることを表し、このプリセット上では、

フットスイッチ上部の1-4にアサインされている
WAH、COMPRESSOR、DRIVE、DRIVEがプリ側に、
フットスイッチ下部の5-8にアサインされている
PHASER、FLANGER、TREMOLO、DRIVEがポスト側に設置されているのを表します。
もちろんプリ側に設置せず、全てポスト側、という配置も可能です。

また、接続順に関してはシリーズ(直列)のみならず、パラレル(並列)接続も内部で処理出来るようになっております。

このような1,2だけを並列にしたり、

1,2,3,4を並列にし、7,8も更に並列にしたり等、内部の処理だけで多彩なサウンドメイクが可能なのが見て分かりますね。
如何でしたでしょうか。
今回はFRACTAL AUDIO SYSTEMS FX8に搭載されている機能、4CMのご紹介でした。
実際Axe-Fxと同じ機能も使用できたりしますので、お持ちの方で使用方法でお悩みの方がいらっしゃいましたら下記のリンクも是非ご参照下さいませ。
◼︎FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-Fx解説!第3弾!-SCENE編-

◼︎FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-Fx解説!第5弾!-Auto Engage編-

今回も最後までご覧になって頂きまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!