Gibson / Nick Lucas Custom 世界限定40本限定モデル入荷!
2015-11-04 Q. Gibson社初のアーティストモデルは誰でしょうか??3階 アコースティックラウンジ:濱田です。(答えはこの下)
A. Nick Lucas (ニック・ルーカス)氏
1920年代当時からアメリカにて絶大な人気を博し、後のアメリカの音楽史を代表するアーティストたちに大きな影響を与えたエンターテイナーでありアーティスト。
ギブソン社と契約し、彼の要望を取り入れた初のアーティストモデルを1928年に製作します。
そのモデルは当時製作していたモデルの中でも最も高級モデルとなり、当時のギタリスト達の憧れの的となっていたようです。
今回ご紹介するのはそんな彼のモデルを再現したNick Lucas Customです。
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・Gibson / Nick Lucas Custom _Vintage Sunburst

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見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、コチラのモデルの形は同じくGibson社のモデル「L-00」のグランド・コンサートシェイプと同様のシェイプとなります。
実は1928年当時に発売された初年度ニック・ルーカスモデルはLシリーズシェイプとなり、ロバート・ジョンソン愛用でも知られるひょうたん型のL-1シェイプでした。
それが29年以降、写真のようなシェイプのモデルへと変更されていきます。
また、発売当時は13フレットジョイントだったものが12へ変更され、最終的には14フレットへと変更されます。
本機は14フレットジョイントですので中後期よりですね。
ちなみにトップ材には単板のアディロンダック・スプルースを採用。

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こちらの写真の右隣は1930年代中期製のヴィンテージ、「Gibson/L-00 税込628,000円」
比べてみても同様のシェイプというのがわかりますね。
しかしここで最も特筆すべき相違点が。
・1930年代中期型 L-00↓

・Gibson/Nick Lucas Custom↓

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そうです、ボディの胴幅がNick Lucasの方が分厚くなるのです。
写真ではネックジョイント付近の胴幅を計っておりますが、
L-00 :約87mm
Nick Lucas Custom:約107mm
これは小振りボディでありながら音量を稼ぐ為に取り入れられたものではないかと言われております。
ちなみにJ-45 Standardは約97mmであり、Gibsonモデルの中ではかなり分厚いというのがわかります。

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ボディのサイド・バックにはあえてうねりのあるFigured Rosewoodを使用。
エキゾチックなニュアンスを醸し出しております。
ローズウッドのウォームでリッチな低音が小振りボディであってもしっかりと出ておりバランスもグッド。
モチロン単板です。

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指板のインレイもNick Lucusや34年に発売されたロイ・スメック・ラディオ・グランデモデルに採用された特別なものです。復刻モデルには1フレットにもインレイが施されております。

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ピックガードも20?40年代に見られるトラ杢のようなフレイムパターン。
タイガーストライプ・ピックガードともいいますね。

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L-00同様ドットマークの入っていないレクタンギュラー(長方形)ブリッジ。ボディとの接着面が少ないのが特徴的です。
サドルもロングタイプ。

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ヘッドのペグはオープン・ギアタイプ。
ロゴも20年後期?30年中期に使用されていた「i」のドットがないタイプのスクリプトロゴを採用する等、細部に渡り復刻していることがうかがい知れます。

いかがでしたでしょうか、小振りでありながら深胴ボディを備えた特徴的な1本。
今の発売されているアコギの中ではかなり特徴的なスペックとなっているので、ちょっと他のプレイヤーと差をつけてみたい方、面白い1本かもしれません。
リニューアルオープン記念として
通常価格367,200円
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リニューアル税込価格269,800円
世界出荷40本限定、無くなると入手困難となりますのでご注意下さいませ。
Nick Lucas Custom詳細はコチラ!!!
3階アコースティック・ラウンジ:濱田