-1953年からの使者- ヴィンテージD-28入荷しました【Vintage】
2015-10-02 ***1953年製 MARTIN D-28***横浜店アコースティックギターフロアの田川です♪
場所を移せばそれは旅行。
仮にタイムマシン時間をたどれば、時間旅行。
未来は見てしまうのがなんだか怖いし、自分で切り開けば、なんとでもなる!?
過去は、物心ついて以降は、自分の記憶である程度辿れる、、
あとは、自分の誕生以前の事となると、未知も未知。こちらを時間旅行してみたい!
ヴィンテージギターも自分の生まれ年より古いものになると、よりミステリアスでロマンチックな何かを感じます。
1953年がどんな年だったか?を調べますと、
映画『ローマの休日』『シェーン』公開。ただただ名画という印象しかなく、リアルタイムで映画館でロードショーで皆が観た時代は、なんか不思議。
政治は、『バカヤロー解散 』
時事ネタでは、NHKが日本初テレビ本放送開始 エリザベス2世即位
、、とやはり教科書か歴史本で見たような見ないような、という印象
ミュージックシーンに話を移すと、
ロック誕生前夜
エルヴィス・プレスリーはメンフィスのサンスタジオで初録音。
チャック・ベリーはジョニー・ジョンソンのトリオに加入。
何か大きなブレイク寸前の予感、、
カントリースター、ハンク・ウィリアムスは29歳の若さで短い急逝し、
もうその名で呼ばれるようになっていたのブルーグラスの世界では、
ビル・モンロー(マンドリン)、レスター・フラット(ギター)、アール・スクラッグス(バンジョー)が大活躍!フォロワーやライバル達がしのぎを削り、、
そこで、このギターD-28を見つめてみる。

楽器の特性や、歴戦のピッキングスクラッチから推測すると、、
バリバリのブルーグラッサーに抱えられ奏でられたか?
いかしたカントリーシンガーがかき鳴らしながら愛を歌ったのか??
そんな風に思いは止まらず、翼を広げ、、何か傷の一つ一つにまで何かすらストーリーがあるはず!?などとロマンを感じてしまいます。
この個体は大きい音。かなりラウドです。
しかしただひたすら大きい『馬鹿鳴り』というよりも、(それでも充分以上鳴ってくれますが)
良い音!(表現しきることはむづかしい)
乾いたヴィンテージトーンは文句なし!
存在感はとてつもないのに邪魔でない。とでもいいますか
(こんな人になりたい、、笑)
結局ヴィンテージギターの存在意義という話になってしまいますが、新品や近年物にはどうしても
出せない音があります。
経年変化して初めてこの音なのか、この時代の28はこの音なのか、おそらくどちらも正解で、
どちらの要素も合わさって、奇跡的に今ここに存在する音!
ちょっと熱くなってしまいましたか?でも大袈裟でもないです。ホントの感想です。
ハカランダの木目の曲線美

大推薦のこの一本。是非ご検討下さい。
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オマケ
ちなみに、1953年生まれの有名人は?敬称略
高中正義 甲斐よしひろ 山下達郎 大貫妙子
シンディーローパー マイク・スターン マルコム・ヤング ヴァン・ヘイレン兄
クラッシック界では、ヴァレリー・ゲルギエフ チョン・ミュンフン
野球は 落合博満 ウォーレン・クロマティ(ミュージシャン?)
サッカーは ジーコ ザッケローニと代表監督ふたり。
モータースポーツで中嶋悟 ナイジェル・マンセル
陸上 宗茂(ということは猛も)
相撲 北の湖
プロレス 藤波辰爾 ハルク・ホーガン
俳優 松平健
何故か有名人大豊作な気がするのは私だけでしょうか?