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Vol.3 John Mayall & The Blues Breakers with Eric Clapton × 1960 Les Paul Standard

2020.10.07 [WED]

Vol.3 John Mayall & The Blues Breakers with Eric Clapton × 1960 Les Paul Standard

第3回 は、John Mayall & The Blues Breakers with Eric Clapton の 1966年 の アルバム、「Blues Breakers with Eric Clapton」。

FIND! 第3回 John Mayall &The Bluesbreakers with Eric Clapton × 1960 Gibson Les Paul Standard

今回登場するギターの紹介

Gibson Custom Shop 60th Anniversary 1960 Les Paul Standard VOS V1 Neck Antiquity Burst

Gibson Custom Shop

60th Anniversary 1960 Les Paul Standard VOS V1 Neck Antiquity Burst

SOLD OUT
Gibson Custom Shop 60th Anniversary 1960 Les Paul Standard VOS V2 Neck Lemon Orange Fade

Gibson Custom Shop

60th Anniversary 1960 Les Paul Standard VOS V2 Neck Lemon Orange Fade

SOLD OUT

Gibson Custom Shop 60th Anniversary 1960 Les Paul Standard V3 Wide Tomato Burst

Gibson Custom Shop

60th Anniversary 1960 Les Paul Standard V3 Wide Tomato Burst

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Gibson Custom Shop 1960 Les Paul Standard VOS Vintage Lemon Burst Hand Selected 2019年製

Gibson Custom Shop

1960 Les Paul Standard VOS Vintage Lemon Burst Hand Selected 2019年製

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The British Pedal Company Vintage Series Rangemaster Varitone

The British Pedal Company

Vintage Series Rangemaster Varitone

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Marshall JTM 50 Model 1962 Bluesbreaker Reissue 1989年製

Marshall

JTM 50 Model 1962 Bluesbreaker Reissue 1989年製

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今回のアルバムについて

今回、John Mayall &The Bluesbreakers with Eric Claptonを取り上げたんですけれども、 まず、ロックギターの入り口でエリック・クラプトンから入るっていう方はかなりたくさんいらっしゃると思うんですけれども (僕もそんな口の一人なんですが)レイドバックしたエリッククラプトンの有名な曲というイメージが自分の中にはあったんですが、 過去の作品を遡っていくなかで、このアルバムがいろんなギター関係の雑誌だったりとか、ロックの名盤を紹介する本などに 「ギタリストは必聴」っという形で必ず取り上げられていたので聞いてみたのですが、 まずはサウンドとクラプトンのレイドバックしたスタイルとは全く異なるアグレッシブなプレイ・スタイルに 本当に打ちのめされたような思いではじめて聴いたとき感動したのを覚えています。

まずはなんといってもサウンドですね。 ギブソンのバーストレスポールにマーシャル ブルースブレイカーコンボにつっこんで弾くという、今ではもう王道のマーシャルと ギブソンの組み合わせではあるのですが、まさにこの作品でその王道ロックのトーンが誕生したのではないかと思います。 実際この作品を発表したあとにオリジナルのバーストを欲しいというミュージシャンが当時沢山いたそうですが、 残念ながら当時レスポールは売っていなかったということで、中古でみなさん入手されたりですとか、再生産を待った人が いたりという逸話も生まれたぐらいの有名なアルバムですね。

聴いていただければわかるのですが、おそらく当時のイギリスでブルースを弾かせれば俺の右に出るものはいないぐらいの 強い自信を感じる圧倒的な若き日のクラプトンのプレイがここで聴くことができます。

細かい節回しだったり、それを瞬発的にグルーヴに乗せて畳みかけていくスタイルなんかは今の若いギタリストの方にも ぜひ聴いていただきたいポイントの一つだと思ってます。

演奏した楽器について

今回使用したギターなんですが、アルバム内で実際にクラプトンが弾いているギターは1960年製のレスポールスタンダードになります。 今回、当店の在庫の中でも1960レスポールスタンダードを中心に選んでみたんですけれども、 ちょうど今年が1960レスポール誕生から60周年というアニバーサリーで、今年3種類の1960レスポールスタンドのリイシューが出ておりますので、 それを今回すべて取り上げて弾いてみました。

最初の一本は60周年Anniversaryの1960レスポールスタンドのバージョン1になります。 バージョン1、バージョン2、バージョン3とあるのですが、それぞれ何が違うのか紹介していきます。

バージョン1というのは60年製レスポールの中でも初期に製作されているので、前年の59年のレスポールスタンダードとほぼ同じ仕様を もっております。ネックシェイプも今のカスタムショップの59年のシェイプと全く同じで、 60の特徴であるダブルリングのフタコブのペグなんかもこちらは一つのこぶになっていたり、 ノブもプレートのついていないハットノブだったりと59年のリイシューモデルと同じ仕様で60年の最初期型といえる一本になっております。 この一本はですね、アンティックティー・バーストといって、 今回取り上げたクラプトンの使用した60レスポールをカスタムショップが再現した BEANOというモデルがあるのですが、そこで使われた色味を使用しているカラーになっております。

2本目はバージョン2。こちらになるとみなさんがイメージする60リィシューモデルになっております。 ネックシェイプもいわゆる60sの薄めのシェイプ、ペグもダブルリングふたこぶのものになっていたり、 ノブもトップにメタルのプレートがついたハットノブです。 色味も特徴でして、リムがブラウンのサンバーストのものが58、59には多いのですが、60は赤みが強いのが特徴で、 この一本はその赤みがちょっと抜けたレモン・オレンジ・フェイドというニューカラーを使用しているモデルです。

3本目はバージョン3。バージョン3になると60年のレスポールの中でも最終型といえる仕様を復刻した1本になります。 バージョン2とペグだったりノブなんかはまるっきり同じスペックなんですけれども、驚くべきことにネックがさらに薄くなっております。 これは、毎年60リイシューを作っているのですが、そこで使われるシェイプはバージョン2を使っているのでバージョン2を イメージしていただけるとイメージがわきやすいと思うんですけれども、バージョン3はバージョン2よりさらに薄くなっています。

59バーストの適度な厚みがあるネックシェイプも人気があるのですが、ネックがスリムになることで運指がしやすいという方も いらっしゃると思いますし、あとはなんといってもネックが細みな分、低音域がネックシェイプが太いモデルに比べてすっきりしますので、 逆に高音域だったりハイミッドのあたりの音域がかなり活きてくるのではないかと思います。 こちらはかなり赤みが強いのですが、幅の広いタイプの赤みを残したワイド・トマト・バーストというニューカラーになっております。

最後の4本目は2019年製のヒストリックコレクションの60リィシューになります。 こちらは中古の商品なんですが、なんといっても一目ぼれしてしまったこの杢目ですね。トップのかなり細めで揺れの強いフレイム が大暴れしているので、当初予定になかったのですが取り上げずにいられなかった一本です。 去年のモデルなんですが、ネックシェイプのあたりはバージョン2とほぼ一緒ですね。 ピックアップまわりや、配線まわりも実は一緒のモデルになっております。

ハードケースやバックのプレートとかそのあたりは60周年モデルの方がアニバーサリーにふさわしい仕様になっているのですが、 サウンドで選ぶのであれば特に気にせず選択肢に入れていただきたい一本です。 ペグがロック式のペグに代わっているので、そのあたりも含めて若干相場よりもお値段が安いので、 気にならない方にはオススメのポイントです。

今回使用したアンプはMarshallの1962ブルースブレイカー のリイシューモデルになります。 もう一つ紹介したい機材がアンプの上にのっているこちらの小さい箱なんですが、 こちらがレンジマスターというトレブルブースターになります。 60年代は今ほど音色を変えるエフェクター的な機材が数少なかった中、 登場したこのトレブルブースターといわれるレンジマスターなんですけれども、 ブリティッシュ・ペダル・カンパニーというイギリスのメーカーが再生産で今作っているモデルです。 こちらは石橋楽器店が代理店を務めております。 レンジマスター知ってるよという方ならこれをみてちょっと違和感があると思うんですけども、これはレンジマスター・バリトンという 新商品になってます。

このバリトンというモデルはすべてプリセットの位置が決まっていて、上げていく毎にハイが強くなるのとGAINも強くなるという原理は 同じなんですが、すべてプリセットでそれが調整されて出荷されているというところでオリジナルのものよりもGAINがちょっと高めに 作られているのでわりとヘビーな音を出すプレイヤーの方にもぜひ弾いてほしいものになります。 トレブルブースターという名前の通りに受け取るとちょっと違和感があるんですけれども、 どちらかというとエレキギターに必要な中音域と高音域の おいしいところだけグワッと持ち上げてくれて余計な低音域をちょっと下げてくれるっていうようなイメージです。

今回、ブルースブレイカーのコンボは結構低音域の押し出しが強いのでセンターピックアップやフロントにするとちょっと音が ぼやけて抜けが悪かったりするんですけれど、 おそらくクラプトンもそれを考えてこのトレブルブースターを使ってみたのではないかと推測することができます。 ノブの横にON/OFFスイッチがありまして、基本ONにして使うかOFFにして使うかという形なので、アンプの上でこのように置いて、 つけっぱなしで使うっていうのが当時のミュージシャンの使い方のひとつですね。 ちょっと弱々しい細いケーブルが伸びているんですが、これもオリジナルのものを忠実に再現しているのでレトロな機材が好きな方には たまらない逸品だと思います。

REVIEW by JS

今回紹介するアルバムはホワイト・ブルースの起点ともいえるJOHN MAYALL率いるBLUES BREAKERSが、1966年に発売した「JOHN MAYALL & BLUES BREAKERS WITH ERIC CLAPTON(邦題:ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン)」です。

60年代中期の英国音楽シーンは、ほぼTHE BEATLESとROLLING STONESが中心となり、新たな音楽が続々と登場する正に“ROCKの始まり”ともいえるような時代でありました。そんな中、女性に人気の前記のバンドと反対に、玄人受けするホワイト・ブルースを頑なに愛するJOHN MAYALLが作ったバンドこそがJOHN MAYALL & BLUES BREAKERSなのです。

バンドの転機は1965年。当時、大人気であったヤードバーズがPOP路線を歩むことに嫌気がさしたエリック・クラプトンがJOHN MAYALL & BLUES BREAKERSに加入したのです! 今まで少しアンダーグランドであったバンドがいきなり起死回生に出たと言っても過言でないと思います。言い方は悪いですがアマチュア球団にいきなりイチローが入団するようなものなのでした(苦笑)

このクラプトンの加入がJOHN MAYALLの名を一躍英国内で有名にしたのは言うまでもありません。当時のバンドは皆、メロディーラインとハーモニーが中心で、ギターに特化したと言うような音楽スタイルではありませんでした。そこにギター演奏がメインともいえるようなブルースが登場したのです。クラプトン自体はこの時今ほどの人気ではありませんでしたが、この作品がきっかけでロンドン市内に「CLAPTON IS GOD」の文字がイタズラ書きされたことは有名は話ですね。

アルバム1曲目、""All Your Love""では「いきなりその音でスタートですか?」と言いたくなるような斬新な音階からスタート。アルバムの半分は今で言うカバーで作られていますが、そのサウンドは正に時代を作ってしまったと言ってもイイほどのインパクトでありました。インスト2曲を含む12曲で構成されているアルバムですが、どれもブルース特有のシャガレ声のみでなく、洗礼されたクリーンな声も含めれている為、万人に受けたとも私は思います。10曲目に収録されている""Ramblin' On My Mind""ではクラプトンの歌も披露されています。この曲は今でもクラプトンはステージで演奏している曲でもありますね。そしてインストを2曲も収録してしまうところが、この時代としては斬新でした!

近年、ゲイリー・ムーアなどもこのアルバムの曲を多数演奏しているので、そちらも合わせて聞いてみると大変面白いですね。ここまで話してJOHN MAYALLの話があまり出てこないとお思いでしょうが、実はこの方物凄い才能の持ち主です。

このバンドから数多くのレジェンド・ミュージシャンを排出しているのです。クラプトンの他に、前期フリードウッド・マックの中心人物であるギタリストのピーター・グリーン、ブライアン・ジョーンズの亡きあと、ストーンズに加入したミック・テイラー、クラプトンとこのバンド脱退後に共にすることになるクリームのベーシスト、ジャック・ブルース! ポールロジャース、ポールコゾフが在籍していたFREEのベーシスト、アンディー・フレイザーやフランク・ザッパやジャーニーのドラマーでもあったエインズレー・ダンバーもなんと、JOHN MAYALL & BLUES BREAKERSの出身なのです。

これだけ上げるとJOHN MAYALLの眼力たるやタダ者ではないと感じていただけるはずです。どちらかというと“ミュージシャンズ・ミュージシャン”とも言えるような方なんですネ。この後、70年代に入るとホワイト・ブルースは定着した音楽シーンになりますが、その原点的作品はこのアルバムではないかと確信しております。バック・トゥー・ルーツする意味では、持って来いのアルバムですね!

実際にライブでも、ギブソンのレスポール、フライングV、エクスプローラー、ファイアーバード、フェンダーのストラトキャスター、テレキャスターとかおそらく定番どころのモデル、しかもヴィンテージというのはほとんど所有されているんじゃないかと思います。

リック・ニールセンらしいっていうところでいうと、ヘイマーというブランドでギターをたくさん作ってまして、自分の形をしたダブルネックのギターや、5ネックのめちゃくちゃ重そうなギターを作ってるのですが、面白いのはご自身がライブでそれをちゃんと弾きこなしているというところもありますので、まぁ、よほどのギター好きなんだろうなと思っています。

演奏した楽器について

最初にご紹介するこちら Gibuson Custom Shopの2018年製、限定で生産された1974レスポール・カスタムのリイシューモデル ヘビー・エイジドになります。 今回取り上げたアーティストのスティーブ・ジョーンズがニューヨークドールズの機材からパクッたというあの白いレスポールカスタムが本人のお話によると74年製、 今回同じ生産年のリイシュー・モデルとしてこちらを選ばせていただきました。

ご本人のモデルに関してはギブソン・カスタムショップからも数年前にオフィシャルで出てまして、本当に弾いてた個体とどちらかと言えば近いのは こちらなんじゃないかというところもありますので、今回取り上げさせていただきます。 74年製なのでパンケーキ構造のボディにマホガニーの3ピースネックです。 やや厚みのあるネックシェイプに、ヘッドの裏にはボリュートもあったりします。 ピックアップはスーパー74ピックアップていうものでこれあの基本的に74年のリイシューモデルでしか基本使ってないんですけど、 ちょっと別のギタリストの話になりますが、ランディローズさんのギブソンの復刻モデルで、初お目見えしたピックアップになります。

70年代のギタリストはカスタムの印象が結構強かったりもするんですが、それはどうしてかっていうといわゆるバーストと呼ばれる レスポールですとかレスポール・カスタムの50年代のものはすべて1960年で生産が終了してしまって60年代に入るとSGにモデルチェンジしていくわけですね。 やっと68年でレスポールの再生産が始まるんですけどもいわゆる人気の2ハムバッカーの仕様っていうのがレスポール・カスタムのみだったっていうところがかなり大きいと思います。 スタンダードに関しては初年度だけゴールドトップでP-90を搭載したものがありましたが、その後レスポール・デラックスというモデルが出て、 ミニハムバッカーの仕様となり、デラックスとレスポールカスタムの二大看板という感じで70年代中盤まで作ってるんですけども、 それ以前までの2ハム仕様で選ぶとなるとギタリスト皆さんレスポール・カスタムしか選べなかったというところもありまして、 70年代以降、他のアーティストでも同じパンクロックのですねThe Clash のミック・ジョーンズですとかあとは忘れていけないデヴィッドボウイ相方ですねミック・ロンソン、 それにローリングストーンズの キース・リチャーズもそうですし、ジョン・サイクスなんかも挙げられますね。皆さんの印象に残っているのではないかと思います。

比較する74年製のレスポールカスタムです。これは74年オリジナルの個体になりまして、先ほどのモデルとちょっとノブだったりの 仕様が違いますがオリジナルの仕様というとこちらになります。 持った感じの比較でいうと、こちらの方がネックシェイプが薄いです。 それでいてボリュートの形ですとかそのあたりも大きく違います。 これは一本一本個体差のあるところなので違うと思うんですけどなんといってもやっぱり一番バッと弾いて感じたのはサウンドですね。 やっぱり作られてからかなり期間が経過してピックアップ自体の出力も落ちてきているかと思いますので、 アンプを同じセッティングで弾いても音量と低音域の再生の力というんですんかね。 そのあたりはやっぱりこっちの方がローパワーなイメージなのでヴィンテージスタイルのサウンドが好きな方はやっぱりオリジナルのものを求め てしまうのはないでしょうか。 あとは弾いてて思ったんですけどやっぱりなんといってもこのフレットレスワンダーの低いフレットですね。 先ほど紹介したモデルに関してはミディアムジャンボの太いフレットが打ってあるんですけど、うって変わって細くて背も低い なおかつ弾かれているので、さらに低いフレットがさらに低くなっているというところも、ぜひこのあたりも実際に店頭で触った際にはチェックしていただきたいと思います。

最後の3本目ですね、レスポール・スペシャルのダブルカット。 ご本人はサンバーストの個体を使っていましたが、色が違うんですけれども取り上げさせていただきました。 結構、スティーブ・ジョーンズさんレスポール・カスタムのイメージもかなり強いんですけど同じくらい この P-90のスペシャルとかジュニアっていうイメージも強い方が多いかと思います。 なんといってもハムバッカーよりもミッドの再生力、特にミッドの中でもローミッド、低音域に近い雰囲気のところがゴリッと出てくれるので 彼のこの右手のキレのあるピッキング、さらにこの P-90の再生力でもってそれを押し出していくという、 まさにピストルズのプレースタイルにはうってつけのサウンドが出るギターだと思います。 彼らのサウンドが好きな方、パンクロックのミュージシャンもよく P-90の載ったギター使っているので、ぜひ気になる方はP-90が載ったギター試していただきたいと思います。

ギターも大事なのですが、あと一つ彼のプレースタイルとサウンドにおいて大事な要素があります。 それがこちらのFender(フェンダー)の銀パネTwin Reverb(ツインリバーブ)になります。 アルバムを聴いているとこのギターアンプ何なんだろうとわりと想像はつきづらいサウンドがしてるとは思うんですが、 ミックスが結構複雑だったりとかそのあたりも関係あるんですけどギター単体で抜き出してみても、結構サウンドのイメージが湧きづらいギタリストの一人でもあったりします。 画像検索やいろいろ資料もあるので、何を使っていたかっていうのはすぐに判明するんですけど、それがなんと70年代のフェンダーの銀パネツィンリバーブのシルバーフェイス。 シルバーフェイスはブラックパネルから移行した後のフェンダーのアンプで、ツィンリバーブのイメージから、さらにですね高音域が綺麗に抜けてクリアーな ギターアンプというイメージが多いかと思うんですけども、実際ボリューム上げいっていた際ですね、自宅とか日本のライブハウスですと少し難しいかもしれないですが、 かなりヴォリュームを上げていくとまさにピストルズのようなちょっと割れたような、攻撃的なドライブサウンドが飛び出すというところがあります。 本人のシルバーフェイスは実はスピーカーはガウスっていうちょっとレアなものがついてたりするので、そのあたりも大きくサウンドには関わっていると思うんですけども、 日本だとまだSilverFaceのTwinReverbは値段が上がってなかったりするので、もし見にかけた際にはですね、音量をかなり上げるのは厳しいんですが、 是非試して頂きたいアンプの一つでございます。

そのときはレスポールカスタムも、もちろんいいんですけれども、 P-90の載ったギターで試すと、よりご本人の音色のイメージに近づけやすいと思います。 今回使用したアンプが現在、フェンダーからリイシューで出ているカスタムツインリバーブ68っていうモデルなんですけどこれはちょっと現代風にアレンジされてるアンプでして 今の時代に使いやすいように元のシルバーフェイスよりもちょっとロックな味付けがなされているアンプですので、これは結構音作りが楽なアンプではあるんですけれど もしオリジナルを弾くってなった際はですね、76年くらいから、一番右側にマスターボリュームっていうのがつくようになりまして 実はそこは引っ張れるようになっているんですが、それを引っ張ってマスターボリュームを下げた状態で元のチャンネルのボリュームをかなり上げていくだけで 実は簡単にピストルズっぽい攻撃的なサウンドが得られるのでもし見かけた際はそういったセッティングも試して頂きたいと思います。

DISCOGRAPHY

Bluesbreakers with Eric Clapton / John Mayall & The Blues Breakers with Eric Clapton

Bluesbreakers with Eric Clapton / John Mayall & The Blues Breakers with Eric Clapton

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PROFILE

ジョニー柏崎 | Johnny Kashiwazaki

ジョニー柏崎

Johnny Kashiwazaki

御茶ノ水本店 Finest Guitars ギブソン&フェンダーフロア担当。埼玉県さいたま市出身。父親の影響で中学時代にロックンロールに出会い、エレキ・ギターに痺れてバンドを結成し演奏開始。FirebirdとJaguarが好き。トラディショナルなギターは何でも好き。腕やテクニックは抜きでかっこいいギタリストが好き。最近は唐突にやってきた猛烈なストーンズ期。あゝ早く来ないかなイエモンのライブ...。

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