The British Pedal Company のペダルたちが入荷！！
2016-10-25 いつも石橋楽器新宿店のご利用、誠にありがとうございます。石橋楽器新宿店リユースマネジャーの在原です。
突然ですが皆様、The British Pedal Company はご存知でしょうか！？
The British Pedal Companyは、いまや伝説的とも言える歴史的ファズを、ルックス、回路、操作性に至るまで徹底的にオリジナル同様に完全再現した復刻品シリーズを中心に製作している、イギリスはロンドンにある楽器屋が並ぶ「デンマーク・ストリート」に本拠地を置くエフェクター・ブランドです。
ということで、今日はエフェクターのお話です。The British Pedal CompanyのVintage シリーズが入荷しましのでご紹介します。
先にVintage シリーズに関してもふれておきましょう。「Vintage Series」ペダルは、いまや伝説的とも言える歴史的ファズを、ルックス、回路、操作性に至るまで徹底的にオリジナル同様に完全再現した復刻品シリーズ。オリジナル同様の回路を再現したために、ACアダプタやLED等は採用されておらず、まさに1960?70年代にタイムスリップしてしまうペダル揃い。今も多くの有名ギタリストがこの復刻品を実際に使用していることでも、そのサウンドの再現性がパーフェクトであることがお分かりいただけるでしょう。
本日はこちらをご紹介！！
The British Pedal Company / Vintage Series MKI Tone Bender 販売価格 64,800円 (税込) 詳細はこちらからどうぞ
1965年夏、英国で初めて製造・販売されたファズ・ペダル「Tone Bender」。その初号機にあたる、通称「MK1」の復刻モデルです。MK1は、Tone Benderの生みの親であるゲイリー・ハースト渾身の作品ですね。ヤードバーズ時代のジェフ・ベック、60年代のピート・タウンゼンド（THE WHO）、ミック・ロンソンが使用したことで知られるこの「MK1」は、圧倒的な歪み量と音量を備える荒々しいファズが特徴です。ちなみにこのTONE BENDER MK1はトゥルー・バイパスを採用した初のエフェクターでもありました。その魅力は現在ジョー・ペリー（エアロスミス）やＪマスシス（ダイナソーJR）等もこの復刻品を使用するほどです。
オリジナルと同じ筐体、OC75・2G381×2のゲルマニウム・トランジスタを配置しています。当時のサウンドを可能な限り再現するべく当時と同じレアなパーツを採用。ちなみにOC75はヨーロッパ製で2G381はアメリカ製です。Tone Benderの生みの親であるゲイリー・ハーストが「当時、現在のようにあらゆる組み合わせを試せるほどの種類のトランジスタが出回っていなかった」と言っていることから当時は英米のパーツを混ぜて使われていたと想像ができます。
ゲルマニウム・トランジスタは、温度によって音が変化するという特徴があり、季節や弾く場所によってサウンドが変化する大変クセのあるパーツです。Tone Benderは、非常に扱いにくいと思われがちですが、デジタル商品が溢れている今だからこそ皆様に扱って頂きたいと感じます。サウンドはもちろんですがこの扱いにくさもTone Benderの魅力の1つだと思います。
BRITISH PEDAL COMPANYのMK1 Tone Benderは、ゲイリー・ハースト本人が監修として携わり、実際に使用部品や回路、デザイン等にいたるまで関わっており、今から50年前とほぼ同じ行程・パーツで製作されています。ぜひ、ヴィンテージサウンドとも言えるファズトーンをお楽しみください。
次回は、わずか4ヶ月くらいの期間しか作られることの無かったあのファズペダルの復刻をご紹介します！！
そちらもお楽しみに！！
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