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ウインドシンセ

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ウインドシンセの歴史

アカイの特徴

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ヤマハの特徴

アカイの特長
スタイナーと言うプレイヤーが自作で作っていたウインドシンセをアカイが改良・開発を行い、 プロユースのウインドシンセを作り上げたのがスタートです。
マイケルブレッカー、伊東タケシの使用でレコードでもそのサウンドを堪能出来ます。 Tスクエアのサウンドになくてはならない楽器となり、サックスのメンバーが変わっても、本田さん、宮崎さんと EWIサウンドは引き継がれています。初代のEWIにはサックスタイプとトランペットタイプの2種類があり、 マイルスデイビスも大変興味を持っていたらしく、 来日した際にアカイの本社開発室に出向きEWIを試していったと言うエピソードもあります。 (もともとスタイナーさんはトランペットプレイヤーだったのでトランペットタイプを先に自作し、 マイケルブレッカーが、それを知って、サックスタイプもつくっておくれ、 てな具合に話は進んでいったようです。)
初代EWI1000は完成度が高かったのですが、管楽器の常識と言える息を吹き込めば出口から息が抜けていくという、 構造になっていなかったのです。 吹き方は口の両脇をルーズにして、そこから息を逃がしながら吹く奏法を身につける必要がありました。 マイケルブレッカーや伊東さんがマウスピースの下にヘアーバンドを付けていたのは、 実はよだれ止めだったのです。EWIはタッチセンサータイプのキーを採用しているため、 キーとキーの間に水が付いて通電してしまうとコントロール不能になります。 これを防ぐために付けていました。 この吹き方をマスターするには時間が必要で一般の方にはやや敷居が高かったようです。 当店でもこれを販売するために必死で練習してマスターしましたが、 初めて試奏するお客様にコツを伝えるのはなかな難しいものがありました。 そこで一般の方にも演奏しやすいように開発されたのが、次のEWI3000で息が抜ける構造に変更されました。 これで初心者の方やサックス経験のある方でも比較的楽に演奏する事が出来るようになりました。 但し初代のEWI1000をマスターしてしまえば息が抜けないのを利用してマウスピースセンサーに 息の圧力をかけた状態で舌でマウスピースを塞いでしまえば1日中ノンブレスでいつまでも 演奏出来るなんてことも出来たのですが、、、。 そしてEWI3000でややケーブルの抜き差しで断線が起きやすかった箇所が改良され、 現在のEWI3020になっています。
セットとなる音源モジュールは初代からデジタル制御のアナログ音源を使い、 ナチュラルな音質と演奏の強弱でダイナミックな音色変化と音量の変化が得られるアナログの利点を 生かしています。 またどうしても生音のトランペットなどが欲しいと言う要望に答えて EWI用のサンプリング音源3030mもあります。 また音源モジュールに取り付けられたMIDI OUT端子から他社のMIDI音源に接続し演奏することも出来ます。 管楽器系の生音がほしい方にはヤマハのVL70Mという音源モジュールがお奨めで、 EWIとの相性も非常に良くWX5でコントロールするよりもさらにデリケートなビブラートやスラーなどの 演奏技法が可能です。
でもMIDI情報をブレスコントロールに設定して送ったり、VL70Mの設定もブレスコントロールで 受ける設定にするなどのキャリブレーションと練習は必要です。
EWIの仕組みですがマウスピースはゴムで出来ており、その中にビブラートセンサーとブレスセンサーが 組み込まれています。ビブラートセンサーは小さな薄い金属が2枚隙間を開けて付いていて、 上下の歯でマウスピースのゴムを噛んだり緩めたりすると、 その金属の間隔が小さくなったり、元に戻ったりする電気信号を読みとってピッチや音量を微妙に 変化させてビブラートがかかる仕組みです。
ブレスセンサーは医療に使われる精密機器(血圧を計るセンサーなど)を応用した、 大変精度の良いものが使用されています。内部に薄い膜があり、息の圧力を関知して発音は強弱の度合いを 信号に変換します。 この感度を設定するつまみが音源モジュールにあり、EWIを吹きこなすための重要な ポイントが実はここの設定にあります。 自分の吹くときの息の強さや、マウスピースの噛み具合の強さなどにじっくり合わせて 調整する事で非常に楽に、そして素晴らしい演奏が可能になります。これは人それぞれ息の強さなどが 違うのでブレスのつまみは7が最適などと言えないのでじっくり最適の場所を見つけて下さい。 ちょうどサックスのマウスピースやリードを自分に合った組み合わせにするのと同じようなことです。
フィンガリングは基本的な運指はサックスと同じで半音階のスケールが可能になっていますが、 タッチセンサーとなっているのが、初心者の方やサックス経験のある方には、初めはとまどう所です。 指を浮かして、CDEFGAB keyの真上に構えるフォームを身につけるまで、 自分では知らない間にサイドキーなどに触れてしまっていると全く違った音になってしまうからです。 ただし、これを克服すればスイッチ方式のキーよりも軽快で素早いフィンガリングが可能となり、 素晴らしい演奏が行えるようになります。
EWIは楽器としての完成度が高い分、プレイヤーにもそれなりの練習と技量が要求される楽器です。 じっくり取り組んでもらえれば、生楽器に迫る演奏表現が可能で音楽の楽しみを引き出してくれます。
ミュージシャン向けや限定カラーモデルも数種類作られた事が有ります。

そして現在では好評のアナログ音源をデジタルモデリングしコントローラーと一体化させたEWI-4000SがAKAIより発表されウィンドシンセの活躍の場と可能性がますます広がっています。

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