ヤマハ アルトサックス YAS-82ZとYAS-875EXの比較

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ヤマハ アルトサックス YAS-82ZとYAS-875EXの比較
カスタムモデルZシリーズのYAS-82ZとカスタムモデルのフラッグシップYAS-875EXの比較をしてみましたので参考にしてください。
価格差は9.5万円ほどあります。

まずは全体の形状です。
YAS-82Zの全体像です。
ヤマハのカスタムモデルに相応しい高級感のある仕上とフォルムをしています。見た目では分かりませんがネックの入り口からベル出口までのテーパー(円錐の開き具合)は875EXよりも開きが大きくなっています。
全体像で違いが判るのは刻印のカスタムZ位でよーく見ていくとkeyデザインが一部違っています。こちらの82Zの方が小振りな形状です。
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YAS-875EXの全体像です。
遠目ではYAS-82Zとの違いが分かりにくいですが刻印のカスタムEXの違い以外に指で実際に操作するHighF#、替指(トリル)のF#、LOW C、LOW Ebのkey形状が違います。82Zに比べると若干大きいサイズになっています。
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YAS-82Zのネック形状です。
現在のモデルにはカスタムV1ネックが採用されいるのでCUSTOM V1の刻印の入ったものになっています。
ネックレシーバーは銀色に見える部分で洋白製(ニッケル、銅、亜鉛の合金)で輪郭のハッキリした立ち上がりの良い音になります。
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YAS-875EXのネック形状です。
現在のモデルにはカスタムG1ネックが採用されいるのでCUSTOM G1の刻印の入ったものになっています。
ネックレシーバーは銀色に見える部分で洋白製(ニッケル、銅、亜鉛の合金)で輪郭のハッキリした立ち上がりの良い音になります。
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YAS-82Zの上部key形状です。
ネックレシーバーが洋白を採用しているのとフロントFkeyにkeyの開きを調節できる可動式パーツが取り付けられているのでこのkeyを使用してのフラジオ音域などのピッチの微調整も好みで出来ます。
白く輝く指貝は白蝶貝を使用しているので長く使用すると角が取れて手に馴染むようになります。
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YAS-875EXの上部key形状です。
ネックレシーバーが洋白を採用しているのとフロントFkeyにkeyの開きを調節できる可動式パーツが取り付けられているのは82Zと一緒ですが連絡部分の形状を敢えて変えてあります。
白く輝く指貝は白蝶貝を使用しているので長く使用すると角が取れて手に馴染むようになります。
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YAS-82Zの下部形状です。
HighF#key装備、U字管と2番管のネジ止めU字管補強板、LOW keyガードの開き調整ネジなど上位クラスに装備されるパーツがしっかり取付てあります。ジャズサックスの名器となっているセルマーマーク6に操作keyの形状は似ています。
彫刻は花柄の豪華な彫刻が施されています。ベルは1枚取が採用されています。
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YAS-875EXの下部形状です。
操作keyの形状は82Zよりも大き目のものが採用されています。
ベルは1枚取になっていて高度な加工技術を持った職人さんがハンドハンマーで整形していくので2枚取の機械整形に比べると立ち上がりが良く味わいのある音になります。
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YAS-82Zの下部の裏の形状です。
ベル彫刻、装飾されたkeyガード、2点式ベル支柱、可動式サムフックとカスタムクラスのパーツが採用されています。
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YAS-875EXの下部裏側の形状です。
殆ど82Zと同じ形状ですがLOW EbのkeyガードをU字管に固定するパーツ形状が少し違っています。
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YAS-82Zのストラップフック掛け、テーブルkey、タンポ取付状態です。
ストラップフック掛けリングは洋白製で大き目のサイズが採用されているので輪郭がハッキリしたサウンドになるのと様々なストラップが使用出来ます。
タンポの中央にはメタルリゾネーターが採用されているので倍音がハッキリした輪郭のあるサウンドになります。タンポの革のグレードもYAS-62に比べ上質な素材を採用しています。
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YAS-875EXのストラップフック掛け、テーブルkey、タンポ取付状態です。
ストラップフック掛けリングは洋白製で大き目のサイズが採用されているので輪郭がハッキリしたサウンドになるのと様々なストラップが使用出来ます。
タンポの中央にはプラスチックリゾネーターが採用されているのでナチュラルなサウンドになります。タンポの革のグレードは82Z同様上質革を採用しています。
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YAS-82Zのパームkey、オクターブkeyシステム、ネックとの連結形状です。
現在主流のオクターブkeyシステムを採用しているのでスムーズな動きです。シーソーkeyパーツは洋白を採用しています。
パームkey(手のひらで操作するkey)も日本人の手に馴染む形、角度で操作しやすい形状です。
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YAS-875EXのパームkey、オクターブkeyシステム、ネックとの連結形状です。
82Zとほぼ同じですがサムレスト右上の操作keyは82Zよりも面取りが多く施され手触りが良くスムーズな動きです。
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YAS-82Zのベル彫刻模様です。
現行モデルは花弁の先が尖ってはいますが全体に丸み持たせた花の彫刻が施されています。
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YAS-875EXのベル彫刻模様です。
現行モデルは花弁の先が尖った花びらの彫刻が施されています。
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YAS-82ZのフロントFkey形状です。
フロントF操作keyに対して直角のポストを立ててシーソーの動きと高さ調整ネジを付けた構造になっています。
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YAS-875EXのフロントFkey形状です。
フロントFの操作key自体はドシラソのkeyと同じ芯金でホールドして別パーツの開き調整ネジが付いたシーソーkeyを動かす構造になっています。
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YAS-82Zのテーブルkey横の軸受け形状です。
真横に軸受けを並べたデザインになっています。
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YAS-875EXのテーブルkey横の軸受け形状です。
G#keyの斜めラインに沿った軸受けのデザインになっています。
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YAS-82ZのサイドBbkeyとサイドCkeyの連結形状です。
U字に空けた連絡keyにシリコンチューブを巻いた形状を採用しています。
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YAS-875EXのサイドBbkeyとサイドCkeyの連結形状です。
ボール状の金属に突起2本を付けた連絡keyの形状になっています。こちらの方がノイズやガタが出にくい構造です。
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YAS-82Zのkey調整ネジ形状です。
連動で動くkeyの調整ネジが取り付けられています。ノイズを抑える為にフェルトやコルクが使われていますが時間の経過と共に凹み、縮が起きてバランスが狂ってきた時は簡単に調整出来ます。便利な反面、楽器を吹いている時は絶えず振動しているのでネジが振動で回ってしまう事もあり狂いの元にもなる場合があります。
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YAS-875EXのkey調整形状です。
調整ネジを採用していません。最上位モデルのフルート等も調整ネジを付けていない楽器が多く、ネジ自体のゆるみで調整がずれるのを嫌うのと鳴りと音質に拘った作りになっています。バランスがずれてきた時はコルク、フェルトの張替が必要なので手間暇はかかるのと定期的な点検は必要です。
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YAS-82ZとYAS-875EXの比較のまとめ

ネックが違う!
現在はYAS-82ZにはV1ネックを採用して強弱による音色変化が出しやすいセッティングになるような組み合わせにしているようです。YAS-875EXにはG1ネックを採用してまとまりのある音が出やすいような組み合わせになっているようです。サックスは吹き方による個人差が大きく出る楽器なのでヤマハも4タイプと6種類の仕上で24の違ったネックをオプション販売しているので更に自分に合った組み合わせを追求することが出来ます。

管のテーパーが違う!
サックスは管楽器の中でも管内が円錐に開いていくユニークな楽器ですがヤマハのホームページでも実験した音が聞けるようになっていてYAS-82Zの方が開きが大きく音色変化の幅が広く出せる作りになっています。YAS-875EXは開きを抑えて音程精度、均一な音色とまとまり感がある設計になっています。

リゾネーターが違う!
トーンホールの開閉を行うタンポの中央に付いているリゾネーターは音の反射板の役割がありYAS-82Zはメタルリゾネーターを採用しているのでタンギングの明確さや全体の音抜けが良くなります。YAS-875EXはプラスチックリゾネーターを採用しているので雑味を吸収した上品な音になります。

パーツが違う!
結構良く見るとパーツ形状の違いがあります。YAS-82Zは軽快な操作性を重視したパーツを選択してあるのに対してYAS-875EXはノイズ対策や正確な操作性を重視したパーツを選択しています。

音が違う!
上記のような違いからYAS82Zはジャズの奏法に反応が良いように作られていて程良い雑味を音に入れやすい楽器に仕上がっています。YAS-875EXはその逆でクラシックの奏法に適した気品のある音が出ます。
どちらも良い楽器なのでどちらの音が好きかで決めてもらって良いと思います。

サックスは調整がとても大切な楽器です。
サックスの音程を変える仕組みは沢山の穴を楽器に空けて閉じたり開いたりして音程を変えているので閉じた時に少しでも隙間が開いてしまうと音が出しにくくなったり、本来の音色が出なかったりしてしまいます。
SHIBUYA_EAST店は専属のリペアマンが常駐していますのできっちり調整、点検したサックスをお届け、お渡ししております。ご購入後の調整も保証期間中は無料で行なっておりますので是非お買い求めはSHIBUYA_EAST店をお選びください。スタッフ一同お待ち申し上げます。


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