大切な楽器と仲良く付き合っていくために気をつけてほしいこと ‐トランペット編‐

WINDPAL池袋店

こんにちは!管楽器担当の吉村です!

花粉症の季節ですね。吉村は花粉症じゃないので今日も平和です。

今回で4号目となる「大切な楽器と仲良く付き合っていくために」シリーズも、ついに金管楽器編に突入です!
吉村自身が木管吹きということもあり、金管について書くのは難しいと感じていましたが、たくさん勉強しながら金管に関するブログも書いていこうと思っています!

木管楽器編はこちらから↓
フルート編
クラリネット編
サックス編



大切な楽器と仲良く付き合っていくために気をつけてほしいこと -トランペット編-
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まずは演奏する前!オイルを注しましょう!

演奏する前に必ず注さなくてはいけないのがバルブオイル。トランペットの心臓ともいわれるピストンの動きを滑らかにするというのが1番の目的です。

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画像のピンク色の部分にバルオイルを注しましょう。

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ピストンを全て引き抜かなくても、画像のように少し引き出してオイルを注してあげればOK!

実はバルブオイルには、ピストンの動きを良くすること以外にもたくさんの役割があるんです!

1.ピストンへのダメージを防ぐ
トランペットのピストンや、ピストンが収まっているケーシングといわれる部分は、(当たり前ですが)金属でできています。演奏中にはピストンをたくさん動かすので、硬い金属同士がこすれて消耗してしまいます。
私たちも乾燥した時期になると肌がカサカサになってしまいますよね。それを防ぐためにハンドクリームなどを塗って潤いを与えると思います。楽器も同じで、カサカサの状態では金属にもダメージが加わってしまうんですねー。なので、ピストンは常にオイルで潤った状態にしておく必要があるのです。

2.ノイズを抑える
先ほど少し説明したように、オイルがなくなると金属同士がこすれてしまいます。すると、ピストンを動かしたときに金属がこすれる「シャカシャカ」という感じの乾いた音が聞こえます。楽器を吹いているときに楽器からこんな音がしたら、気になってしまいますよね。練習に集中するためにも、しっかりケアしてあげたいポイントです。

3.サビを防ぐ
金管楽器にとってサビは大敵。サビが進行しすぎると、ピストンとケーシングがくっついてしまい動かせなくなることも。こうなってしまうと修理も大掛かりになることがありますし、時間もかかります。
そもそもなぜサビができるのかというと、金属と空気中の酸素が反応して「酸化」という現象を起こしているからです。金管楽器によく見られる緑色のアイツも、酸化によってできています。酸素に触れることでサビが出来るのであれば、酸素に触れさせなければいい!オイルで金属の表面をコーティングしてあげれば、直接空気に触れることが少なくなるので、酸化する可能性が低くなる…というわけなのです。

という感じでバルブオイルの大切さを語ってみました。
でも、そもそもオイルがあるかないかでは吹奏感が大きく変わってくるんです。楽器にオイルが満たされていると、吹いたときに一体感を感じられるというか、楽器全体が鳴ってくれるような感覚があります。芯があって密度の高い音色を作るために、オイルは欠かせないものだと思っています。(あくまで吉村の主観なので、気になる人は実験してみてください!)

普段何気なく使っているバルブオイルにも、こんなにたくさんの役割があったんですね?。

バルブオイルの粘度や種類については、過去のブログに詳しく書かれているので、ご参考までに↓
バルブオイルについて 前編
バルブオイルについて 後編

ピストンを抜くときや入れるときは、ピストンを落としたり傷つけたりしないように気をつけてくださいね!とても精巧に作られているので、傷がついたり曲がったりすると大変です!



それから、毎日じゃなくてもいいけど週1くらいでやってほしいことがあります。

主管(チューニング管)と2番管にスライドグリス、1,3番管にチューニングスライドオイルをつけましょう。

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画像のピンク色の部分にスライドグリス、緑色の部分にチューニングスライドオイルをつけます。

なぜ1,3番管にチューニングスライドオイルを注すかというと、演奏中にここを動かして音程を取ることがあるからです。スライドグリスのように粘度の高いオイルを注してしまうと、指でスルスルっと管を抜差しするのは難しいですよね。ちなみに、チューニングスライドオイルを注しても1,3番管がスムーズに動かない場合は、何か他の原因があるかも知れないので、修理屋さんに見てもらうことをおススメします。
また、2番管が汚れやサビのせいでくっついて抜けなくなるという事件も多発しています。演奏中には動かすことがないので、ついついグリスを塗るのを忘れがちなパーツです。抜けなくなる前に、こまめにグリスを塗る習慣をつけましょうね!



そして演奏が終わったあと!

汚れや水分を管体の中から取り除くために、抜差し管やマウスピースにスワブを通しましょう。
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スワブは、楽器に対応したものを使わないと、詰まりの原因になります。トランペットには、抜差し管とマウスパイプにはYAMAHAの「トランペット/ホルン用」と書いてあるスワブ、マウスピースはYAMAHAのマウスピーススワブSサイズがぴったりです!
スワブを通すときは、紐や布が絡まっていないことを確認してから通します。絡まったまま無理に通そうとすると、スワブが詰まる原因になりますよ!
ときどきはクリーニングロッドにガーゼを巻いて、抜差し管の中を掃除してあげましょう。スワブだけでは取りきれない汚れをガーゼで拭き取るイメージでしょうか。
汚れや古くなったグリス・オイルがたまって固まってしまうと、抜差し管が抜けなくなってしまう可能性があるので、こまめなお掃除が大切です。
また、マウスピースは中の隙間が小さく汚れがたまりやすいので、時々マウスピースブラシを使って掃除しましょう!ブラスソープやマウスピースクリーナーを使うのも良いですよ。
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片付ける前には、楽器をキレイに拭きあげます。
ラッカー仕上げの楽器にはラッカークロスやラッカーポリッシュを、銀メッキ仕上げの楽器にはシルバークロスやシルバーポリッシュを使って磨くとキレイになりますよ!
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最後に、ウォーターキイについているコルクの割れや欠けがないかを確認してあげましょう。
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画像赤い矢印の先の部分です。
このコルクが欠けてしまうと、息漏れの原因になります。天然のコルクは水分によって劣化してしまうので、定期的な調整と一緒にコルク交換をお願いしても良いかもしれませんね。


今回紹介したお手入れ方法は、他の金管楽器にも応用できる内容ばかりです。ものすごーーーくざっくりまとめると、「お掃除とオイルが大切!」ってことですね!
これを徹底するだけで、楽器の調子がぐっと良くなるかもしれません!試す価値アリ!



それでは素敵な楽器LIFEを!


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