Roland AE-10 エアロフォン ?開発秘話インタビュー?

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◆この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
―管楽器の新しい世界を広げるデジタル楽器―


こう題して国内を代表する楽器メーカーRoland社が「Aerophone / AE-10 エアロフォン」
を2016年秋に発表しました。

Aerophone / AE-10 エアロフォン


なかなか手軽なイメージがない管楽器をこれまでシンセサイザー開発で蓄えてきた高い技術力で完成させたRoland社のデジタル管楽器。

2016年10月の発売後反響は素晴らしく、
今現在でも来年3月のご予約を受付している状況です。





今回、この新しいコンセプトの楽器がデビューするまでについての開発秘話を
Roland社開発部所属の「AE-10 -Aerophone-」の開発をご担当されたエンジニアのお二人にお話を伺うことが出来ました。


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<Roland / Aerophone開発メンバー>
ローランド株式会社第4開発部 栂井氏、寺田氏、森氏

Aerophoneは、静岡県浜松市にあるローランドの本社工場にて開発。
第4開発部長の栂井氏を中心に、若手社員の寺田氏(写真右)と森氏(写真左)と
3人のメンバーを主体に開発された。

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・寺田 裕司氏(写真:向かって右)
・森 健太郎氏(写真:向かって左)

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まず、今回開発に至った経緯について。。。


Q) なぜ今までウインドシンセサイザーが製品化されなかったのか

――――実は、かなり以前より基礎実験は断続的に行っていました。途中で中断した時期もありましたが、その当時の設計メンバーが実験データをずっと保管しており、何時かは商品化したいと想いを抱いていました。そんな中、近年、管楽器愛好家が増えているトレンドもあり、またある若手社員からサックスを電子化した具体的なアイディアが出されたこともあり、一気に実現化することが決まりました。


開発中断した時期を乗り越えて今回デビューを迎えたAerophone。
もともと社内でサックス電子化のアイデアで出ていたので、
Aerophoneはサックスを強く思わせるデザインになっているわけですね。


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次に、開発担当者にしかわからない苦労をお伺いしました。

Q) 製品を開発する上で最も苦労した点

――――サックスのキィ配置を保ちながら、電子部品やスピーカーを組み込み、ひとつの造形にまとめるところは苦労しました。意図はしていなかったのですが、よく映画スター○ォーズに出てきそうと言われるんです(笑)


これはッ!初めて見たときから個人的に感じていました!!
あのクローン兵士が持っていそうですよね(笑
構造については今まで前例がないので最も苦労した部分だそうです。
今後、後継機種などはこの設計を元にされる“初代“となることですから、
これからの進化がさらに楽しみになりますね。


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また、今回様々なプロサックスプレイヤーさんのアドバイスにより、
素晴らしい「吹奏感」が表現されていますが、これも開発担当の方々の努力があってこそ。
その点についてもお伺いしました。

Q) プロユーザーからのリクエストで最も難航した点は?
――――ブレスに対するレスポンスになります。特に、タンギング,ダブルタンギングへの反応のチューニングには、相当な時間をかけました。



なるほど、、、
ライブなどの実践で使用することを想定してのリクエストですよね。
何も知識がないですが、データ化するにはとても難しそう、、、


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゜゜゜次に、筆者が実機を手にとって感じた疑問点を質問。。。



Q) (開発者目線で)リアルサックスの練習用として開発した意図はありましたか?
――――「手軽に管楽器の演奏を楽しんでほしい」がコンセプトですので、実は練習用として
開発した意図はありません。一般的な管楽器として手に取りやすいように、サックスと同じキー配置にしたことで、結果的に運指については練習用としても使えるようになったと思います。


この点に関して個人的には練習用として、、、「アリ」だと思います。
特にヘッドフォンで消音出来るので、吹きながら口のタンギングと指の動きが合っているか確認出来るので、楽器を持ってキィをパタパタ動かしているよりずっと練習になると思います。


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Q) ユーザーによるメンテンスの必要性はありますか?
――――マウスピースは取り外しでき、水洗いすることができます。
本体はつば抜きの構造を持っており、底辺部に抜け道の穴を持っています。
基本的にメンテナンスは不要な構造となっています。

また、1年間のメーカー保証がついているので、安心してご使用いただけます。

■ Roland社 サポート窓口 ■
お客様相談センター 050-3101-2555
受付時間:月曜日?金曜日 10:00?17:00(祝日および弊社規定の休日を除く)




Q) ユーザーメモリーが100個程ありますが、おすすめな使い方がありますか
※元々本体に入っているプリセット音源⇒40
※ユーザーや設定した音源を保存出来るメモリー音源(空席になっている音源)⇒100
――――プリセット音色を、お好みの音色にエディットして、ユーザー音色としてメモリーすることができます。例えば、Eb管のアルト・サックスをF管にしたり、リバーブをもっと深くかけたりと、簡単にエディットできますので、これらを保存しておくときに便利です。また今後、アップデートでプリセット音色数を増やしていく計画ですので、100のユーザーメモリーはその受け皿にもなる予定です。


本体に入っている音源もユーザーの好みで調整することが出来るので、調整した状態の音源を記録しておくメモリーがたくさんあるということですね。


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Q) 外部シンセのサウンドを使った時のブレスコントロールは出来ますか。
――――USB端子を装備していますので、パソコンと接続してソフトウェア・シンセサイザーをコントロールすることができます。MIDI CC の設定は、今後のアップデートで機能を拡張していく予定です。
※MIDI CC:MIDI コントロールチェンジ については、取り扱い説明書に記載があります。

なるほど。。。
パソコンと接続してソフトウェアをコントロール出来る点等は
これまでの他社ウインドシンセと同じような使い方も問題なく出来ますね。


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最後に。。。
開発者の視点で「どんな人に使って欲しいか」聞いてみました。

――――ウィンド・シンセサイザーと言うと、一部のマニアが対象となっているイメージがあります。エアロフォンは、もっと手軽に管楽器を演奏してみたい人を対象にしています。電子楽器の知識がなくても、アコースティック楽器を演奏されている方や、初めて楽器に触れる方など、誰でも楽しんでいただきたいという想いを持っています。
スーパーナチュラル音源を使って、いかに良い音で楽器の演奏を楽しんでもらえるか、ということを考えて制作しました。
そのほか、スマホの音楽に合わせて演奏できるように、ステレオ・ミニジャック端子を装備しており、自分が演奏した音と音楽をミックスして、内蔵スピーカーやヘッドホンでモニターすることができるようにしています。家でも防音を気にすることなく、手軽に演奏を楽しんでほしいというのがコンセプトです。
また、ブラス・セクションなどのセクション音色も内蔵しており、3度5度のハーモニーを演奏することもできます。簡単に言うと、一人でビッグバンドの演奏が実現できます。
小編成のアマチュア・バンドでも、ブラス・セクションの音を加えたい人に、是非使ってほしいと思っています。



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管楽器といえば「カッコいい!」と思ったフレーズを演奏する為に
長年の経験・最適な練習場所を要し、管楽器経験がない初心者の方としてはどうしても手に取りづらい印象が強かったのが事実です。
「手軽に管楽器の演奏を楽しんでほしい」という開発者の願いどおり、
この「Aerophone」は管楽器の経験がない方やお子様、シニアの方々にも壁が無くユーザー一人ひとりに窓口が大きく開いている印象でした。

今回デビューした「Aerophone / AE-10」はこれから更にユーザーのリクエストを取り入れて
アップデートを続けていくでしょう。
その第一歩となる「AE-10」のデビューに立ち会えた事をとても光栄に思います。



新しい感覚で楽しめる 
Roland AE-10 エアロフォン

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ご予約のお申し込みはこちらからッ↑↑↑

もちろん、イシバシ楽器各店舗管楽器売り場でもご予約受付中です!!




最後になりましたが、今回取材にご対応いただきましたお二人のエンジニア様、
ご協力いただきましたRoland社の関係各社に深くお礼申し上げます。


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素敵なSMILEありがとうございますッ♪



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