優しい私(わたくし)のアコースティック講座さぁ、はじまります。
一回で終わったらゴメンね、、、テーマは
『チューニングをちゃんとやりましょう』です。
おぉー1枚目からピントがずれてるー大丈夫カァ???最近はもうもっぱら
クリップチューナーでのチューニングが主流ですね!
えっ?他にあるの?って
音叉や
調子笛があるでしょ!
「なに、それ?」
「おいしいの?!」、、、
っていうクリップチューナーネイティブももう随分増えたんじゃないでしょうか。
あ、私は家では音叉です。
お店では周りの音もあるのでもっぱらクリップチューナーですが。
クリップチューナー発売当初は、
「そんなもの使ったら音感が育たん!けしからん!」という保守派の声が大勢を占めていましたが、気付けばもう楽器店店員が率先して使用している、、、そんな時代に逆行するのはよしましょう。
横道に相当それましたが
汗、本題のチューニングのやり方です。
クリップチューナーが登場して初心者でも格段にチューニングをし易くなったんですけど、きちんと音合っていますか?
音が合っているつもりじゃぁないですか?
って事でおさらいも含めての解説です。
まずはチューナーをヘッドにクリップ
そしてボーンと1つ弦をはじいて鳴らしましょう。

この画像では5弦(上側の太い方から2本目)です。
ブルブルブル(
(( ;゚Д゚)))って震えているのが見えますかね?
で、鳴っている間に合わせたい音階表示まで少しずつペグを巻き上げていきます。

5弦なので
A(←これは覚えてね)、鳴らした段階ではG#付近なので巻き上げていきます。
はいっ!ここでチェック!『鳴らして、鳴っている間に巻き上げていく』これ、とっても大切です。
初めての方は
鳴らしてG#、「あぁ、まだ音が低いのか」と一旦音を止めて、ある程度巻き上げて、もう一回鳴らす、「あぁ、まだ低い」、また音を止めて巻き上げてから鳴らす、「あれ、行き過ぎた」、そして緩めてからまた鳴らす、、、と永遠の迷宮に入ってしまう方がいます。
弦を巻き上げるのは、ボーンと弾いた音を出したまま、チューナーのリアルタイムの動きを見ながら、行ってください!音が消えたらもう一回鳴らしましょうここでつまずいていた方、もしかしたらこれ以下は読まなくてもチューニング合格!かもしれません。
あと、巻き上げ過ぎたか?どこなんだ?って分からなく迷子になったら、一旦明らかに緩い所まで緩めてから一からやり直しましょう。
でないと知らず知らずに弦を巻き上げ過ぎて切っちゃいます、、、
弦って、結構頑張り屋さんでもう一つオクターブ上の音階までいけそうなくらいキンキンに切れずに頑張るんですよ、で、あと2音階くらいーって時に、
ぱっつーんと切れます
涙涙この
張り過ぎでないかい?って感覚は慣れてくると感じ取れますが、慣れていない間は、とにかく不安になったら緩める、を徹底してくださいね。
では、このまま音を
Aに近付けましょう。

おぁ、えぇ感じで巻き上がってきましたー
少しずつ、少しずつ、焦らずゆっくり、ですよ。

更に近付いてきましたー!
音階が
A表示になるまではある程度グイグイ攻めて、
A表示になった後は、少しずつ少しずつ、ビビリながらが丁度よい
そして、、、ついに、、、
合ったーーー!!!機種によって違いますが、真ん中の違う色のライト一つだけが付いたり、センター両側3本付いたらご名答!、中にはもっとド派手な演出するやつや、かわいいキャラ猫が猫じゃらしをフギャっと掴んだらOKとか、色々ありますが、とにかく
合ったよ!ってとこが正解です!
では同じ工程を6本の弦全部で頑張りましょう。
もうヤマは超えた、もう少し、、、ふぅー、終わった、終わった、
って、
全っ然!終わってないーーー!!!はいっ!ここで2度目のチェック!『チューニングはプロでも1回では合わない!』えっ?どゆこと?
機械使ったやん!プロが下手なん?!違うんです。
ここで、最初に
完璧に合わせたAの音をもう一回弾いてみてください。
ボーーン

えっ?なんで???
ちゃんと合したのに、ちょっと音が下がってる、、、
し、知らん間に小さいおっさんが触った???いえいえ、これ、ちゃんと理由があるんです。
アコギのネックは細ーいもので木で出来ています。
弦を6本ともチューニングすると、その合計の力は
60-70Kgはあると言われています。
実際、弦メーカーによっては弦の太さと共にKgって表記があったりするのはこの
力のことです。
これだけの力でネックを強烈に引っ張るので目で見えない範囲でネックがしなるんです。
(慣れるとこの僅かなしなりがチェックできるようになります、、、)なので、その分、一番最初に合わせたチューニングは狂ってるんです。
これを微調整する為には、もう1回、2回と、狂いが出なくなるまで同じ工程を繰り返します。
頑張れーそうするとだいたい3回目くらいで大きくは狂わなくなってきます。
よっしゃ!
これでキミも
チューニングマスター!おっと、これで
バッチシ!で
ガツンっ!とストロークすると、今度は弦自体が多少伸びて、またチューニングが下がるので、もう1回だけチューニングしましょう。
チューニングってこんな感じでようやく終了です。
慣れれば一瞬ですが、最初は1時間とかかかるかもしれません。
それでOKです。
特にアコギ弾きはソロで楽しむ方が多いので全弦の音程バランスが合っていると
♯してたり
♭してたりすることに気付かずに過ごすことが多々あります。
なにを隠そう、私がそうでした。
ある日カセット
←古くない!から聞こえる曲に合わせて弾こうと思うと合わない、仲間内でせーので弾こうと思うと誰か違う
(全員違う可能性もアリ)ってところで初めて気付く、ってこともあるもんです。
『何を弾くにもまずはチューニングから』では頑張ってねー
あ
っ、タイトルの「8コマ」は8回講座ではなくて、8画像にて解説ってことで、、、許してね、、、
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