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吉村瞳ライブ後記&インタビュー

01/27 (日)[御茶ノ水本店HARVEST GUITARS]

吉村瞳「アコースティック・ラップ・スティール」を語る

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Harvest Guitars店長の白井です。先日告知させていただいた通り、昨日1月26日はシンガー・ソングライターの吉村瞳さんをお招きしてアコースティック・ラップ・スティールの弾き語りによるライブを開催いたしました。大変寒い中お越しいただいた皆様、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
私もセッションで参加させていただきました。スティール・ギターは元々アンサンブルの中で使用する楽器でしたが、アコースティック・ラップ・スティールが「復興」したことで、吉村さんのように弾き語りの楽器として注目を浴びるようになりました。優しさと力強さを持ち合わせた吉村さんのボーカルに、スティール・ギターならではの広がりのあるスライド・サウンドの交わりが絶妙でした。ご来場いただいた方々には、この楽器の可能性を感じて頂けたことでしょう。
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↑エフェクターも駆使する吉村瞳さん

以前のブログにも書いておりますが、かつて私はリットー・ミュージックの『アコースティック・ギター・マガジン』の”Steeler‘s Room”という連載コーナーの執筆を任されておりました。”Steeler‘s Room”が最終回を迎える頃、リットー・ミュージックのスタッフに紹介していただいたのが吉村さんでした。残念ながら、記事でご紹介することができませんでした。そこで、今回のライブでは、簡単ではありますが、中盤に”Steeler‘s Room”でおこなっていたようなインタビュー・コーナーを設けさせていただきました。

本題に入る前に、アコースティック・ラップ・スティール・ギターがどういった楽器かを改めてご紹介いたしましょう。
アコースティック・ラップ・スティール・ギターはハワイアン・ギター(=スティール・ギター)の元祖と言える楽器です。膝の上に寝かせ、左手に持ったトーン・バーでメロディやコードを奏でるギターの演奏スタイルは、ハワイアン音楽において確立されました。当初は普通のギーターを寝かせていました。当時はPAシステムが無い時代でした。そこで少しでも生の音量を稼ごうと、ネックを空洞にしたワイゼンボーンなどのホロー・ネックのハワイアン・ギターが考案されました。残念ながら、それは思ったほどの音量を得られることが出来ず、その後登場したナショナルやドブロなどのリゾネーター、さらにリッケンバッカーなどのマグネティック・ピックアップを装備したエレクトリック・ハワイアン・ギターにとって代わられました。現在ではスティール・ギター、ハワイアン・ギターと言うとエレクトリックの物を指すのが一般的です。
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↑Asherのワイゼンボーン・レプリカ

一旦は姿を消したホロー・ネックのハワイアン・ギターですが、アコースティック・ギター用のピックアップやプリアンプ・システムが発達した近年、音量面の問題はクリアできるようになり、弾き語り系のアーティストがこの楽器に注目し始めました。そして、ワイゼンボーンのレプリカを作るメーカーも登場するようになったのです。

<吉村瞳インタビュー>
それでは、いよいよインタビューをご紹介いたしましょいう。
白井「いきなりラップ・スティール・ギターから楽器演奏を始めたということはないですよね?」
吉村「はい、最初はギターでした。」
白井「きっかけは?」
吉村「ジュディ&マリーが好きで14歳のときに始めました。最初のギターは父に買ってきてもらったんですが、それはクラシック・ギターでした。これは違う、と思いました。」(笑)
白井「ルーツ系の音楽に目覚めたのはいつですか?」
吉村「高校2年生のときに、スティーヴィー・レイ・ヴォーンを聞いてからです。」
白井「演奏活動はいつから始めたのですか?」
吉村「本格的な活動は22、3のときです。」
白井「スティール・ギターを弾きだしたのはいつですか?」
吉村「26のときです。」
白井「どなたの影響ですか?」
吉村「同郷、愛知県のすぎの暢さんです。」
白井「すぎのさんですか?私も良く存じ上げています。加川良さんのサポートもされていましたね。吉村さん同様ルーパーも駆使されていますし、他のスティール・ギタリストの方々とは一線を画していますね。」
吉村「はい。すぎのさんの演奏を観て、スティールを始めようと思いました。」
白井「楽器の紹介をしていただけますか?」
吉村「今日使っているのは、そのすぎのさんから譲っていただいたLazy Riverというブランドのワイゼンボーン・タイプです。オール・マホガニー製です。もう一本、スプルース・トップ、ウォルナット・サイド&バックの物も持っています。」
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↑吉村さん愛用のLazy Riverワイゼンボーン・レプリカ
白井「実はLazy Riverは僕も持っていました。アメリカのビルダー、ランス・ホワイトのブランドですね。エフェクターも紹介していただけますか?」
吉村「現在、使っている物は、まずプリアンプにL.R.Baggs Venue DI。イコライザーが付いていて使い易いです。Empressのコンプレッサーを接続していますが、これはルーパー使用時にクリーン・ブースター的に使っています。そして、最近使いだしたのが、Strymon Lexです。ロータリー・スピーカーの効果が得られるエフェクターです。そして、Boss VE-8でボーカルにハーモナイザーをかけたり、スティール・ギターでループをおこなったりしています。ソロでライブをおこなうときに便利ですね。」
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↑エフェクター・ボードに収められたエフェクター
白井「チューニングは?」
吉村「メインで使うのはオープンDです。6弦からDADF#ADです。3弦を半音落としてFにしたDmチューニングも使います。それ以外に、民族音楽的なテイストを醸し出せるDADDADや、弾き方によっては三度の音を感じさせないこともできるDADDF#Dも使います。
白井「トーン・バーは?」
吉村「ShubbのSP-2です。ペイントをしていただきました。」
白井「カポタストもお使いですね?」
吉村「はい、ビアードのリゾネーター・ギター用の物です。」
白井「ピックは?」
吉村「Perfect Touchのサム・ピックとフィンガー・ピックです。フィンガーは人差し指、中指だけではなく、薬指にもつけています。」
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↑ピック、カポタスト、トーン・バーなど
白井「バックに滑り留めをつけられていますね?」
吉村「車のダッシュボードに貼る物を流用しています。スカートの上に乗せると滑りやすいんですよ。」
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↑バックに貼られた滑り留め
白井「なるほど、スティール・ギタ女ならではの工夫ですね。さて、ズバリ、アコースティック・ラップ・スティールの魅力は?」
吉村「倍音が重なり合うっていうんでしょうか?弦の共鳴が豊かで気持ち良いですね。」
白井「同感です。”Steeler’s Room”でインタビューをしたアーティストの方々にも同じことをおっしゃっている方がいらっしゃいました。オープン・チューニングで開放弦を鳴らしながら、トーン・バーでメロディを奏でるので、弦の振動の相乗効果があるのか、独特の響きですね。ありがとうございます。最後に、これからアコースティック・ラップ・スティールを始めたいと思っている方にメッセージを。」
吉村「是非私のライブに来てください。よろしくお願いいたします。」(笑)
白井「ありがとうございました。」
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Harvest Guitarsでは今後も引き続き店頭ライブを企画していくつもりです。ご期待くださいませ。

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アコースティック・ラップ・スティール・ギターのご用命は、イシバシ楽器御茶ノ水本店Harvest Guitarsまでどうぞ。
初めての方でも、ご来店いただければ、私、白井が奏方を直接お教えいたします。オープン・チューニングで奏でる楽器です。シンプルなルーツ・ミュージック系の楽曲での使用においては、さほど難しくはありません。ぜひともチャレンジください。

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Posted by Eiichiro Shirai/白井英一郎プロフィール:
1960年生まれ。吉田拓郎を聞いてフォーク・ギターを始める。その後イーグルス、オールマン・ブラザーズ・バンドなどのアメリカン・ロックに傾倒。エレキ・ギターも弾くようになる。ギター、スティール・ギター、バンジョー、マンドリン、ウクレレ、三線を弾くマルチ・プレイヤーとして演奏活動をする現役ミュージシャンであり、音楽誌や楽器専門誌のライターの肩書きも持つ。1970年代のファッションを好み、音楽のあるスローライフを実践するロハス・ピープル。入門者からベテランまで、お客様の音楽スタイルはもちろん、ライフスタイルに合った商品を提案する楽器のコンシェルジュ。


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