ギターのネックについて考える《動画あり》

『柾目』と『板目』とは?

2018-04-02 こんにちは。Fenderフロアの人です。

さて昨日の晩、愛おしい愛器のストラトキャスターを
調整している時にふと思い出したことがありまして、

昔ギターのネックには『柾目』と『板目』があるって話しを聞き、
聞いたのですが正直当時はよく分からなかったんですね。笑

実際それがなんなのかと思う方が多いと思い
今回は『柾目』と『板目』ってなんなのかそんなブログでございます。

まずはネックを造るにあたっての丸太の部位を言っているのですが、
この画像を見て頂くと分かりやすいかと思います。

241223 B


かなり大雑把に分けてしまったんですが、
このどこの部分を使うかによって
ギターのサウンドや本体に大きな影響を与えるとの事です。


【板目】

こちらの部分ですがこちらが
いわゆるネックを造るにあたって標準的な部分でございます。
量産されているギターのネックのほとんどは『板目』と言って間違いは無いでしょう。

こちらの特徴としては
木目がまだらになる為に個体差が結構出てきちゃうので
少しサウンド面ではギャンブルチックになって来るかと思います。
そこはメリットでもあると僕は思っております。
ですが共通して言えるのが【図太いサウンド】、
例えばレイヴォーンなどブルージーでロック調のギター弾く方には
マッチするのではないでしょうか。


【柾目】

こちらの部分はネックを造るにあたって
カットされた1つの丸太から約10%ほどしか取れなく
量産には向いていないということで、希少価値が高いものとなっており
貴重材とも言われています。
ハイエンドギターや、何か特別なギターでなければ
お目に見ることは少ないと思われます。

こちらの特徴としては、柾目材を使う事によって
ネックに対して指板との木の繊維が直角になり、ネックの反りやねじれに
とても強くなると言われております。
サウンド面にも影響がでており、繊維が弦の振動をより速く伝達するので
音の立ち上がりが速く、細かなピッキングニュアンスを伝達してくれる心強い
木材部となっております。
かっちりしたディスコファンクや
今流行のコードがっちり鳴らす感じの音楽ジャンルが好きな方には
是非試して頂きたいです。


この板目、柾目の話題はフェンダーギターファンの間では
よく出てくる話ですが、柾目の人気はやはり高いかなと思われます。
ですがフェンダーカスタムショップのビルダー、トッドさんは『板目』の
ネックを好んで使っているそうなので、一概にはこれが1番!
って言うのはなさそうです。
好みを探す為の参考程度に知っておくのもいいかもしれませんね。

御茶ノ水本店にあるFender CSはほとんど『柾目』ネックでした。

ちょうどフェンダーフロアに色は違いますがほぼ同等のスペックで
『板目』と『柾目』のギターがありましたので
音の違いを聞いていただきましょう。





どうでしょうか?
是非皆様も弾き比べてみてくださいね。

今回参考にしたギターはこちらでした
【Fender Custom Shop / 1960 Stratocaster NOS Vintage Specs Burgandy Mist Metallic】


【【中古】Fender USA / Custom Shop 30th Anniversary 1960 Stratocaster NOS 】


お試しあれ!

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