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 上海で開催された「MUSIC CHINA」の模様を二人のレポーターがお届け致します。

 <上海メッセレポート / (レポーターAの目)>

 今年の10月の15日から18日まで開かれた「Music China/Prolight+Sound Shanghai 2003」は 昨年が第一回、今回は二回目に当たります。 場所は上海市の西部、虹橋地区にある「INTEX Shanghai」とそれに隣接した 「Shanghai Mart」の二カ所で、去年は「INTEX Shanghai」だけでしたから約二倍の規模に広がっ たことになります。

 広さは日本(東京)の楽器フェアなどよりもずっと大きく、 サイズで見ればアメリカのNAMMショウに迫るくらい広く感じられました。 出展者数は昨年よりは増えていましたが倍と言うほどではなく、 昨年は会場内に収まりきらず会場外にテントを張って出展していた業者も多くありましたが、 今回はその様な業者も全て館内に収まり、またゆったりとブースを取った出展者が多く見かけられました。 また昨年に比べると外国からの出展者も増え、ヨーロッパからの出展が増えると同時に、 既に中国に工場進出している韓国や台湾の企業も多くブースを出していました。 またバイヤーと見られる欧米人も多く見受けられました。 これは運営をフランクフルトのメッセ会社が行なっていると言うことが大きな理由になって いると思われます。

 このショーは国内市場向けと外国向けの二つの意味を持っていますが、 外国向けにはかなり効果的ではないかと思われました。 国内向けの楽器市場は現在約500億円くらいと言うことですが、 数年の内に1,000億円になるだろうと言うことでした。 現在の市場の内容は子供の教育のための楽器が大部分で、ピアノ、バイオリン、管楽器と 言うところで、その大部分はピアノと言うことでした。 日本でもピアノや教育楽器中心の市場から、ロックやフォークの為のコンボマーケットが育つまでには 大分時間がかかりましたし、現在韓国がその様な時期になりかかっていると思いますが、 過去の経験から見ても、また上海の楽器店を見た感じからいっても、 中国でギターマーケットが大きくなるのはまだ大分先のような気がしました。 しかし何事につけても急ピッチな現在の中国の変化の早さから見ると、 思ったよりも早く市場が成長するのかもしれません。 とにかく、今や世界の工場である中国を象徴するような活気あふれるショウでした。 中国では毎年5月に北京で大規模な見本市が開かれていますが、 こちらはPAや照明が中心のようで、楽器については上海の方が大きいようです。

 当日の上海の地元英字新聞「Shanghai Daily」でもフェアが紹介されていましたが、その 中で、「China'S largest instrument exhibition」と書かれていました。 来年度も既に10月の20日から23日まで開催が決定しており、 その予告のポスターが派手に張ってありました。 しかも来年の会場は発展著しい浦東地区のコンベンションセンターで、 さらに規模が拡大するようです。
( by レポーターA)

INTEX SHANGHAI 会場入り口です。 ローランドブース
ローランドブースでのデモ演奏です。ローランドは昨年から出展していますが、 大手メーカーの中では最も力を入れているように思えます。 アメリカ人と思われるデモンストレーターの演奏と説明にみんな真剣に聞き入っていまし た。 デモはヘッドフォンで聞くようになっていますが、このような若い人たちを見ていると、ほ とんど日本人と変わらないように見えました。特にカジュアルな服装のセンスはここ数年 でめまぐるしい進歩を遂げているように思います。
若い人たちが多く、シンセやエレドラなどの試奏をしていました。 楽器店へ行くとわかりますが、中国国内ではシンセやエレドラのマーケット はまったくと言って良い程ありません。 しかし若い人たちは関心が高いようで、真剣に見ていました。 ローランドのブース。
地元の代理店のブースにあったワーウィック。 中国では非常に高額品のためか、立ち止まる人は少なかった様でした。 中国に工場進出している韓国企業(SAEIN)のブース。
今年始めて出展したヤマハのブース。ブースもそれほど大きくなく、北京のショーに は数年前から出ているようですが、今回はとりあえず様子見と言う感じ(?)でした。 広東省の恵陽地区に大挙進出した台湾企業の中で「全豊:ブランドはFarida」は 最もグレードの高いギターを造る工場です。
こちらも広東に進出した台湾企業のKCCです。 低価格品を得意としています。 台湾企業のブースが集まったエリア。
KCCグループのひとつ「国功 クオシャオ」。 地元の卸屋,「AXL」のブース。看板のような世界のブランドの代理店をやっ ています。
地元の卸屋,「AXL」のブース。 やはり世界のブランドをもった問屋「SONDA」のブース。
「SONDA」のブース。 これは地元楽器店の最大手「知音琴行」英語名は「Best Friend Music」のブース。 上海地区で10店ほどを展開しています。
「TASCAM」ブース 中国最大のピアノメーカー「パールリバー、珠江鋼琴」。ギター管楽器などへ手を広 げ、総合楽器メーカーへの脱皮を目指しているようです。
中国の民族楽器メーカー。ここでは代表的なブースを紹介しますが、この 他にも沢山の小規模ブースが出ていました。 中国の民族楽器メーカー。
中国の民族楽器メーカー。 中国の民族楽器メーカー。
中国の民族楽器メーカー。 「ヨーチャーン」のブース。
会場内風景 このようなブースもありましたが、あまりお客さんはいませんでした。
上海のバイオリンメーカー。バイオリンメーカーも無数と言っていいほど多く出展しており、 ここはその中でも立派なブースの方です。 会場内風景
地元の代理店「広州長城楽器」のブースに出たイバニーズ、デジテック。 会場内風景
これは香港の小売店「パーソンズ」。 ここは「TOYAMA」というブランドでピアノ、ギター、ドラムな どを売っていましたが日本とは関係はない様です。 「パーソンズ」ブース
「パーソンズ」ブース 「パーソンズ」ブース
会場内風景 民族楽器メーカーのブースにあった超特大の二胡のディスプレイ。
会場内風景 韓国のケーブルやピックアップのメーカー。

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