Ishibashi Mail Magazine

第11回(2010年3月25日発行)

桜の開花も始まりました。みなさん、いかがお過ごしですか?

この一ヶ月間はドラマチックな出来事がいろいろとありましたね。バンクーバーオリンピックのフィギュアスケートの緊張感は、ゾクゾク来るものがあって、とても見応えがありました。おそらく「金」と「銀」とでは天と地の差があるのだろうと、当人にしかわからない世界を感じますが、負けには負けの意味がある事をいち早く察知して、次に向かって行くのでしょうね。かっこいいなぁ〜、アスリートって。

アスリートと言えば、イシバシ楽器主催「Artist & Athlete Drum Clinic Tour」も無事終了致しました。こういうクリニックツアーは16年振りになりますが、私自身、ドラミングスタイル、奏法、メンタル面、あらゆる試行錯誤を繰り返しながら、現在もドラマーとして存在できている事を嬉しく思いますし、この機会を与えてくださったイシバシ楽器さん、スタッフのみなさんにもとても感謝しています。ドラマーはある種アスリートであると、この年齢までSHOW-YAというバンドを続けて来て再認識しています。でも、どの職種であっても身体が健康である事が一番大切な事ですよね。

実は私自身、とても怪我が多いドラマーでもありました。過去を遡ると、肝心な時に限って多々やっていましたね。不慮の怪我もあり、なるべくしてなった怪我もあり。これ以上は怪我自慢になるので省略しますが、骨折も多々あります。暴れん坊ですね...。ドラムを叩いているから起こる怪我ということではないのですが、逆にそこからどうしたら無駄なエネルギーを使わずに叩けるかを学んだりしています。

実はこのクリニックの東京の前に、足の指を骨折してしまいました。幸いにも左足の小指だったので、まだ良かったのですが、この怪我のおかげで、前から取り組んでいた"力を入れずにペダルを踏む奏法"がより一層身についたかと思います。「災い転じて福となる。」こういう事も起こるのですよね。ドラマチック!

パールのデーモンドライヴペダルは、あらゆるセッティングが可能なので、骨折した足にもとても優しいです。どういうセッティングにするかというチョイス次第ですが、いざという時に対応してくれるというのは、とてもプロフェッショナルなマシンだと思いますね。とはいえ、怪我は絶対に避けなければいけない事です。「注意一秒怪我一生。」みなさんも気をつけて!

今日の写真は、その東京のクリニックの時の写真です。当日は24"×2のパールキラキラセット(写真1)をフルセット持ち込み、38"のドラ(写真2)、20"のミニセットを、ステージいっぱいに並べさせていただきました(写真3)。とっても派手ですが、ひとつひとつはとてもシンプルなのですよ。ドラムセットというのはひとつのアートですから、どのように見せるかも、その人それぞれの個性によって操る事ができます。楽しいですね〜〜〜!一家に一台、リビングに絵を飾る感覚でドラムセットを飾ってみてはいかがですか? 日常がパッと華やぐと思いますよ。

リハーサル中(写真4)、頭上からZOOM Q3をセット。こういう内側からの映像も押さえておきたいですね(写真5)。本番はフットワークがわかるように足元を映し出しました(写真6)。ミニセットにもデーモンドライヴペダルが付いていて(写真7)、フォーム、グリップ、軸作りの話、ドラミングに有効な筋肉の鍛え方などを説明(写真8)。そしてドラムソロやマイナスワンに合わせての演奏(写真9、10)。質疑応答や、参加してくださったみなさんが実際に私のセットを叩いてみるコーナーも。

今回は名古屋、東京のみでしたが、「Artist & Athlete」をテーマに、いろいろな所で開催できたらいいな。ドラムと共に、心と身体の健康という大切さを伝えて行けたらと思います。

では、また来月!

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写真1:24"×2のパールキラキラセット
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写真2:38"のドラ
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写真3:ステージいっぱいに並べさせていただきました
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写真4:リハーサル中
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写真5:内側からの映像
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写真6:足元を映し出しました
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写真7:ミニセットにもデーモンドライヴペダル
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写真8:フォーム、グリップ、軸作りの話、ドラミングに有効な筋肉の鍛え方
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写真9:ドラムソロやマイナスワンに合わせての演奏
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写真10:ドラムソロやマイナスワンに合わせての演奏

角田"mittan"美喜
プロフィール

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兄の影響を受け、15才の時独学でドラムを始める。

高校卒業後、武蔵野音楽学院に入学し音楽理論を学ぶ。幾つかのアマチュアバンドを経て、1982年、『SHOW-YA』に加入。

1985年、レディースバンドのパイオニア的存在として東芝EMIよりプロデビューし、力強く激しいサウンドで時代のロックシーンをリードしていく。

1998年の解散までに12枚のSingleと10枚のAlbumをリリース。アルバム「Outerlimits」は60万枚の売り上げを記録。同時にロンドン、LA、モスクワでのワールドワイドなライブ活動も行う。

その後幅広い音楽 活動を目指し、スタジオワーク、ライブサポートドラマー、NHK-BS「ななみDEどーも」のレギュラーとして活動。

2000年よりロックトリオバンド『e-ha?』を結成、2枚のアルバムをリリース。

2005年、結成20周年を機に『SHOW-YA』再結成を果たし、NHKホールで復活祭を行う。

2006年、「SHOW-YA TOUR 2006」を行う。

SHOW-YA LIVE

デビュー25周年特別企画「原点回帰」第1弾発表!

【開催日時・会場】

「原点回帰」 Thank you SOLD OUT

・・・2010年4月3日(土) 開場17:00 / 開演17:30
・・・池袋BlackHole 東京都豊島区池袋2-3-5 B1F

「原点回帰〜疾走〜」 Thank you SOLD OUT

・・・2010年5月8日(土) 開場17:00 / 開演17:30
・・・池袋BlackHole 東京都豊島区池袋2-3-5 B1F

「原点回帰〜進化〜」

・・・2010年6月19日(土) 開場17:00 / 開演17:30
・・・池袋BlackHole 東京都豊島区池袋2-3-5 B1F

池袋BlackHole →
http://www.black-hole.jp/
TEL 03-5955-7396

【チケット】

各公演 全席立見 4,800円(税込)

●一般発売は2月27日(土)からチケットぴあ・ローソンチケット・イープラスにて!

【お問合せ】

クラブチッタ TEL : 044-246-8888 受付時間 12:00〜19:00

そして、

ZWEI サポート LIVE

4/25(日)高田馬場 CLUB PHASE
http://www.reussit.com/pickup/zweiii/1.html

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