Ishibashi Mail Magazine Vol.39
こんにちは!
ギタリストの杉本篤彦です。
今月からSoulでJazzyなギターコラム「One And Only」を書かせていただきます。
ギターの事、僕の音楽のベーシックになっているジャズやソウルミュージックの事、ライブやツアーの事、レコーディングの事、音楽のメンタルな事、僕が生まれ育った東京から移り住んで約20年になる湘南や葉山の話etc・・・内容盛りだくさんで話していきたいと思います。
第一回の今回は僕の演奏スタイル「ツーフィンガー・ストローク」という僕のオリジナルのフィンガーピッキングについて軽くお話したいと思います。
この奏法はどんなスタイルのギターにも応用でき、ピックを使わないウエス・モンゴメリーのような指弾きの太い音色で、ジョージ・ベンソンのような早いパッセージを完全に制覇できる唯一無比の奏法だと思っています。文章で書くのはとても難しいのですが、いわゆる普通のフィンガーピッキングと異なり、指の動きというよりは手首のスナップで親指と人差し指を交互に逆アングルで弦に押し当てます。
ギター・・・とりわけ指で弾く場合、弦を上に引っ張ってしまうとパチンとしたいわゆる”ブレイクアウトした音”が出やすいのですが、この奏法 は弦をボディー側に押し付ける事によって太く丸く、かつ芯のあるハッキリとした音色を出す事ができます。
またピックを持っていないので、クラシックギターやボサノヴァなどで 使われる通常の演奏方法にもすぐ切り替える事もできます。
フォームなどについては僕の公式サイトのライブ映像のページ
http://www5c.biglobe.ne.jp/~sugimoto/sugimoto%20atsuhiko%20movie.htm
または奏法のページをご覧になってみてください。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~sugimoto/technique.htm
一番良いのは僕のライブで実際にご覧になってみてください。なるほどと実感出来るはずです。
それではまだまだ寒い日が続きますので、みなさんお風邪などにご注意ください!
杉本篤彦
ギタリスト、作、編曲家
現在まで16枚のリーダー・アルバムをリリース、TV、FM各局でオンエアされている。高校、大学、実業団とアメリカンフットボールの選手として活動後、23才にしてミュージシャンを目指しジャズを始める。ソウル、R&B、ジャズをベースにしたオリジナルサウンド、自身が生み出した前人未到のオリジナル指奏法「ツーフィンガー・ストローク」による驚異的なテクニック、日本人離れした強力なグルーヴ感と歌い上げるフレーズは音楽各誌他、各方面で現代最高峰のギタリストの一人として高い評価を受けている。
1996年よりギブソン、2005年よりトーラスコーポレーションともエンドースメント契約。著書として(株)ヤマハミュージックメディアよりジャズギターの教則本「厳選 決まるジャズギター定番名曲」を出版。現在リーダーグループ「杉本篤彦バンド」を中心に全国各地でライブ活動中。
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(タイムクリエイティブ・ミュージック)