
SICP-10023〜SICP-10024
\3,360(税込)
J-Jazz界の若きプリンス、ニュー・アルバムはパーソナルで
アコースティックなギター・アルバム
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Ishibashi Mail Magazine Vol.21 2007年4月25日発行 |
小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」 VOL.9さて今回のテーマは作曲です。 メロディーから作ったりコードから作ったり人それぞれ違うと思いますが、みなさん はどうしてますか? 多分音楽をやらない人でも一人で鼻歌は歌えますよね? 適当に鼻歌を歌う。 僕はそんな感覚でギターを即興で弾きながら作ります。 無数のメロディーは常に流れてくるのですがそのメロディーを拾わないとただの即興 で終わります。 曲を書くときはそれらを抜き出す作業をしながら、印象的なものが出るまで、無心に 弾き続け何かきた!っと思った瞬間、レコーダーに録音したり、五線譜に書き留めま す。 僕の場合、いい景色をみたり、印象的な体験をするとギターに無意識に表れるので、 曲ができてから、自分を振り替えると“ああ、こんな体験したからこのメロディーや リフ、コード進行ができたのだ“とタイトルをつけることが多いです。 最近はサーフィンで海にいきまくっているので、でてくるメロディーも自然から得た ものがほとんどですが、宮島の世界遺産の前でギターを爪弾いて出来た曲やツアーで 行った熊本の印象を曲にしてみたり、突然出来たりすることも多いです。 だいたいしっかり曲にするものは次の日までしっかり覚えているものが多く、それ らを翌日、ソロパートやイントロ、ハーモニーアレンジをしながら仕上げていきます。 あとはメンバーに演奏してもらい命を吹き込むみたいな感じです。 時にはその時点でボツになったりもしますが、編成をかえたり一つコードを変えたら 甦ったりと不思議なものです。 何かをそのまま引用したりするのはあまりしません。 何事も自然発生したものが好きで、僕の作曲方法はそれがテーマです。 あとは様々なジャンルの音楽を聴いて常にいろんなアレンジのストックをしましょう。 音をそのままストックするというよりも雰囲気をストックする感じです。 ナチュラルにそれらが自分の曲とリンクし、自然に自分の音楽となって出てくるはずです。 あくまで僕のやり方なので、沢山ある中の一つの方法として参考にしてもらえたら うれしいです。 |
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