イシバシ三銃士のスーパーギター列伝

第55回

メールマガジンをご覧の皆さま、今月も様々なギターの魅力をご紹介する、楽しい「イシバシ三銃士のスーパーギター列伝」のお時間がやってきました。

今回は私Finest Guitars 店長の和田が素晴らしきギブソンの世界に皆様をご案内します! 。

ところで皆さん、ES-347TDって知ってます? 知ってる人も、知らないって人も最後まで呼んでいただけたら、ありがたいです!!

このモデルは、Gibson社が、1978年〜1993年まで製作しており、ES-335から派生したモデルでございます。

ES-335から派生したモデルといえば、やっぱりES-345、ES-355が断然人気ですし有名ですよね。ES-347は、丁度ES-345、ES-355の間に入る中間的なギターなのです。

とりあえず最初は、ES-347TD特徴を画像と共に説明していきます。

フィニッシュは、アンティーク・サンバースト、エボニー、ナチュラルの3カラー。

特徴的なファインチューナー付きのTP-6。B.B King Lucilleにも装備されております。

中々搭載されているモデルは少ないですが、演奏の合間に細かなチューニングが出来るので良いと思うのですが、、、最近何で使わないのだろう?

スタッドは、3/8インチのブラス製【ブラス・シスターズ】を採用しております。サスティーンが向上されております。

Fホールも、この時期の特徴で少し大きめ。下から覗く、70年前半から採用された、スクエアラベル。

ES-355と同じくマルチバインディングで仕上げたヘッド、ES-347ロゴのトラスロッドカバー、スタッドと同じブラス製のナット。

70年代から80年代初頭までNihon Gibsonのデカールがヘッド裏に貼られております。

Nihon Gibsonについてもいろいろ語りたいのだが、いろいろなメーカーさんの名前も出てきて、和田も怒られる可能性があるので、やめておきます。

ネックは、ボリュート有りの3ピースマホガ二―(この頃だとホンジュラスですね)

ペグには、Gibsonロゴの入ったジャーラーのロトマチックタイプ、当時の特注品ですね。

でもなんで、シャーラーのペグって回せなくなるくらい硬くなるのでしょう? 私だけでしょうか?

この個体は、まったく問題ございませんでしたけど、、、

フィンガーボードは、エボニー材にマザーオブパールのブロックインレイ。

1弦側カッタウェイ部分にはコイルタップ用の、2Wayスイッチがあり、ES-347TDを語る上ではずせない機能でございます。

ピックアップは、【スーパー・ハムバッキング・ピックアップ】

コイルタップ用に、4芯になっておりますが、2芯で分かれているので、ちゃんとシングルピックアップとして音が出せるのですね!!

Gibsonすばらしい!

ジョイント部分が、ディープジョイントっぽくなっております。ミドルジョイント的な感じですね。

それでもショートジョイントよりサスティーン、ネックボディ鳴りが違うと思いますし、最近のレギュラーモデルでも、この形で採用されておりますね。

ES-335、355と同じくセンターブロック仕様。

この時代の使用アーティストも多く、ロベン・フォード、エリック・ラプトン、ラリー・カールトンなどの伝説的なギタリストに使われています。

※昔、研修でカールトンさんに使ってましたよねって質問したら、使ってないよって本人が言ってたと先輩に聞いたことがあります。色んなギター使うと忘れちゃうのかなー?

ES-347TDは、コイルタップ、マルチバインディング、エボニーフィンガーボード、ブロックインレイ、TP-6と、この時代ならではの仕様ですね。

冒頭でもお話いたしましたが、1978年〜1993年まで製作しており、数は少ないみたいですがまだ探せば入手可能です。

この辺のモデルもセミビンテージとして、金額も上がってきております。ご興味がございましたら、探してみてはいかがでしょうか?

でわでわ、この辺で終わりたいと思います。Finest Guitar店長;スペシャリスト和田がお送りいたしました。これからもイシバシ楽器愛とGibson愛を、皆さんにどんどん伝えていきたいと思います。

それでは皆さん私と一緒に、大いなるギターワールドの旅に出かけよう!

スペシャリスト和田

スペシャリスト和田(スペシャリストわだ)

池袋店キャスト時代、エフェクター、アンプ、国産エレキギタ−担当。御茶ノ水本店でのGibsonフロア責任者、渋谷店でのサブマネージャー兼Gibson責任者を経て、現在御茶ノ水本店Finest Guitarsのストアマネージャーを務める。所有GuitarはVintage ES-335、HC 1959 Les Paulなど初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っております。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。お客様のニーズに合わせた楽器をお選び致します。