第46回
メールマガジンをご覧の皆さま、今月も様々なギターの魅力をご紹介する「イシバシ三銃士のスーパーギター列伝」のお時間がやってきました。
今回は私Finest Guitars 店長の和田が素晴らしきギブソンの世界に皆様をご案内します!
今回、ギブソン大好き和田がご紹介する魅力的なギターはこちらでございます。
1961年製Vintage Gibson Les Paul Junior Double Cutway Cherry Red
と
2019年製 Gibson Custom Shop Historic Collection 1960 Les Paul Junior Double Cutway Lightly Aged Faded Cherry(Finest Guitars Original Model)
どれだけヴィンテージに近いのか検証致します。
まずは、1961年製Vintage Gibson Les Paul Junior Double Cutway Cherry Red をご紹介。
フロント
全体的にクラックが出ており風格のある個体。
この当時はクリアー塗装が厚く、ビンテージ個体はクラックがはっきりと見えます。カッコ良いですね。
バック
バックは、板目のワンピースマホガニーを採用。アニリンダイの赤みが残り、クラックも出ています。
では検証を始めます。まずは、ネックジョイントを見て行きましょう。
1961年製
全体的にアニリンダイパウダーの褪色が起こっていますが、ピックガード、ピックアップカバー、ストラップピン、ジャックプレート裏など色味が残っています。
1961年製
位置的にはフロントピックアップとリアピックアップの中間位まで、ネックジョイント部分が伸びています。
2019年製
こちらも、位置的にはフロントピックアップとリアピックアップの中間位まで伸びてはいるが、ビンテージはネックサイズと同じ太さで伸びているますが、リイシューモデルは、少し細くなっているのが分かります。
続きまして、ピックアップカバーのP-90ドックイヤー。
1961年製
2019年製
これはさすがCustom Shop流石の作り込みでございます。
1961年製
劣化していますが、マスキングテープ、シルバーシャーシです。
2019年製
ココはやはり違いが出てくるところ。
2019年製、マスキングは使っていないゴールドのシャーシ。あっ、マグネットの長さ測り忘れました、、、すみません。
次は、ピックアップキャビティ内
1961年製
こちらもピックガードの下と同じく赤が残っています。
2019年製
形は同じですが、エッジが立っており深さもビンテージに比べ深くなっています。ピックアップの配線位置は同じ。
コントロールキャビティ
1961年製
ボディバックは、トップと比べ褪色がそこまで進んでおらず、赤色も残っています。半田、コンデンサー、ポットもオリジナルです。
2019年製
ザグリ等オリジナルに近く本格的。半田位置、アースの取り方などオリジナルとは違います。
ココからは、ボディの計測を行います。まずは、カッタウェイ部分。
1961年製
2019年製
ほぼ厚さに違いはありませんが、ビンテージは丸みがあるのに対し、2019年製は、エッジがあります。
気になるのは、座って弾く時くらいでしょう。
次は、エンドピン近くを測定。
1961年製
2019年製
こちらもほぼ変わらない感じですが、相変わらず、2019年製の方がエッジが立っています。
ヒール部分の測定。
1961年製
ジョイント部分の長さは変わりませんが、ヒール部分の大きさが違います。
よってネック形状も違い1961年製の方が薄く、今年60th Anniversaryで発売された1960 Les Paul StandardのVr.3ネックに似ています。
1961年製
2019年製
こちらもジョイント最終フレット。長さは変わりません。
1961年製
2019年製
ナット幅も変わらず。
続いてヘッド厚。
1961年製
2019年製
こちらも変わらないが1961年製は長年使われている為、エッジが無くなり丸みが出ています。
1961年製=12.5mm
2019年製=14.5mm
0.2mmほどビンテージの方が薄いですが、モチロン個体差はありますし特徴の1つではないでしょうか!
フィンガーボード
1961年製はブラジリアンローズウッドを使用。
この個体は、特有のうねりなどは無いが、しっかりとしたコンディションを保っている。
2019年製はインディアンローズウッドを使用。木材の規制がかかる中、コチラもいずれは希少な材料になるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
やはり、ヴィンテージギターには魅力を感じますね。しかしながらヒストリックコレクションも流石の作り込み。ガシガシ弾くには、良いモデルでございます。
皆さんはどちらを選びますか?
でわでわ、この辺で終わりたいと思います。Finest Guitar店長;スペシャリスト和田がお送りいたしました。これからもイシバシ楽器愛とGibson愛を、皆さんにどんどん伝えていきたいと思います。
それでは皆さん私と一緒に、大いなるギターワールドの旅に出かけよう!
スペシャリスト和田(スペシャリストわだ)
池袋店キャスト時代、エフェクター、アンプ、国産エレキギタ-担当。御茶ノ水本店でのGibsonフロア責任者、渋谷店でのサブマネージャー兼Gibson責任者を経て、現在御茶ノ水本店Finest Guitarsのサブマネージャーを務める。所有GuitarはVintage ES-335、HC 1959 Les Paulなど初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っております。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。お客様のニーズに合わせた楽器をお選び致します。
































