第31回
メールマガジンをご覧の皆さま、今月も様々なギターの魅力をご紹介する「イシバシ三銃士のスーパーギター列伝」のお時間でございます。
どもぉー、Finest Guitars店長:和田でございます。
今回、ご紹介致しますギターは、「1982年製 30th Anniversary Les Paul Standard Gold Top」です。
このころの年代には、名器と呼ばれるギターや限定品などが発売されており、今後市場価格も上がっていく事が考えられるでしょう。
Heritage Series
Les Paul Standard 80
Les Paul Standard 80 Elite
Les Paul Standard 82
Les Paul Black Beauty 82
Flying V Heritage Korina
Explorer Heritage Korina
など、ラインナップも豊かです。
これらのモデルがリリースされなかったら、今の「Historic Collection」、「True Historic」など、Vintageを意識したモデルは生まれていなかったでしょう。
では、1982年製 30th Anniversary Les Paul Standard Gold Topを紐解いていきましょう。
30th Anniversary Les Paul Standard Gold Topは、1957~1958年のLes Paul Standard 2 Humbucker モデルを再現しており、アニバーサリーモデルならではの特徴があります。
まずは、ヘッド裏から
30th Anniversaryの特別なシリアルが押されており、A~Cのアルファベットが付くシリアルに、70年代から続く「MADE IN USA」刻印が特徴です。
ヘッド角は1983年まで14度。83年には17度に変更されます。ボリュートも無くなり、スッキリしたヘッド裏です。
ネックも同じく、1983年まで3ピース・マホガニーネック。しかしながら、レスポール・スタンダード自体、1983年からは1ピース・マホガニーに変更されます。
1ピースマホガニーネックも存在していますが、仕様としては3ピースが正しいかと・・・
ボディに関しては、1978年までの3ピース構造が終わり、1ピース・マホガニーに変更されました。
アッセンブリは、アルミボックス・シールド・ボックス。ポットから1982年製なのが解ります(こちらの個体は、導電塗料が塗られています)。
次はヘッド表から
Gibsonロゴは、クローズOのiドット有り。Oの右上部分とNがつながっています。
1969~1982年の間はラージヘッドでしたが、1982年頃前期には、ヴィンテージと同じくスモールヘッドに戻ります。シャーラー製のレプリカ2コブペグシャフト上部の丸い感じが、いかにもって言ったところでしょうか・・・。
フィンガーボードはもちろんローズウッドを採用。19フレットに輝く「30th Anniversary」のインレイが、希少性、特別性を感じさせます。
ネックジョイントの差し込み角は7度。
ボディトップは、1978年から3ピース・メイプルトップですが、30th Anniversaryモデルは、2ピース・メイプルトップになっています。
ピックアップは、New PAF(刻印ナンバード)が採用されており、最後のヴィンテージビックアップではないでしょうか。コチラの個体はカバードですので厳密には分かりませんが、スクエア・ウインドウ有り(T字無し)の個体かと思われます(こちらの個体は、導電塗料が塗られております)。
ブリッジは、1966~1975年に採用されていた、ニッケルメッキのABR-1。裏には、パテントナンバーのレリーフが光ります
ノブは、コールドのバレルノブ(通称スピードノブ)。
トップフィニッシュは、流石雰囲気が有ります。現行のモデルとは色味、質感共に違い、やはりヴィンテージと同じく、ブラスフィニッシュを採用しているのが大きく違う点です。
まだ、緑青は出ておりませんが、これから使い続けて頂ければ、いずれはヴィンテージの雰囲気が味わえますね。それを見ながら、ウイスキーロック-- モーダルの設定です -->
スペシャリスト和田(スペシャリストわだ)
池袋店キャスト時代、エフェクター、アンプ、国産エレキギタ-担当。御茶ノ水本店でのGibsonフロア責任者、渋谷店でのサブマネージャー兼Gibson責任者を経て、現在御茶ノ水本店Finest Guitarsのサブマネージャーを務める。所有GuitarはVintage ES-335、HC 1959 Les Paulなど初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っております。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。お客様のニーズに合わせた楽器をお選び致します。



















