このVTRは以前、ダビングのビデオしか持っていなかった。日本版DVDが 発売されると噂は聞いていたが1年ほど前、輸入CD屋に行ったときに輸入版 として先行発売されており、思わず我慢が出来ずに購入してしまった!
このライブは1978年10月にサンフランシスコで行われたライブで、いつも通り アコースティックセットから始まっている。ジミヘンの”アメリカ国家”から ビートルズの”ア・デイ・イン・ザ・ライフ”が流れる中、スターウォーズ に出てくる”ジャワ”見たいのが、一生懸命と超デカいマイクやアンプをセット アップしている。そこにテイラーの12弦ギターを持って二ールが登場し 「SUGER MOUNTAIN」からスタートする。今の二ールと比べると若々しさが残り 顔が時代を感じさせる。そしてアコースティックセット最後の曲「MY MY HEY HEY(OUTOF THE BLUE)」のときにMARTIN D-28が登場する。
このD-28は1940年代中期の物で、ロゴ文字が縦に書いてあるのが特徴的で なんともいえない味のあるサウンドをしている。二ールといえばD-45という イメージもあるが、わたしはD-28のサウンドの方がニールに合っていると感じる。 そして間もなくしてステージはエレクトリックセットへと突入していく。
エレクトリックセットの一曲目は「WHEN YOU DANCE I CAN REALLY LOVE」で スタートするが、ここで持っているのが53年製のあのギブソンレスポールである。 そしてストラップにはかなりデカいジミヘンのバッチがしっかり付いている。 特徴としてはこのレスポールは改造されていてオリジナルパーツは殆どない。 ピックアップはデュアルモンド社とファイヤーバードのPUに交換し、ビグスビー のトレモロユニットを取り付け、カラーはゴールドからブラックへ変更、しかも ネックは差し替えてある。しかし、これが非常にアグレッシブな音を出すのだ。 まさにトレードマークともいえるギターである。
私が初めてニール・ヤングを見たのが1989年。初来日の時にはあまり興味が 無かったアーティストであったが、80年代半ば私の師でもある和製ニールこと M氏の影響で聞き始めたのが始まりで、それ以来は車にいつもCDが積んである アーティストとなった。数年前、「グリーンデイル・ツアー」での来日も当然 見に行った。歳をとったがステージの完璧さは衰えておらず、久しぶりに感動 するライブのひとつでもあった。彼こそがミュージシャンズ・ミュージシャンだと 思うので、何時までもアグレッシブなステージを続けてほしいものだ。
「RUST NEVER SLEEPS / NEIL YOUNG & THE CRAZY HOUSE」 1.INTRODUCTION 2.SUGAR MOUNTAIN 3.I AM A CHILD 4.COMES A TIME 5.AFTER THE GOLD RUSH 6.THRASHER 7.MY MY HEY HEY (OUT OF THE BLUE) STAGE ANNOUNCEMENTS 8.WHEN YOU DANCE I CAN RELLY LOVE 9.THE LONER 10.WELFARE MOTHERS 11.THE NEEDLE AND THE DAMAGE DONE 12.LOTTA LOVE 13.SEDAN DELIVERY 14.POWDERFINGER 15.CORTEZ THE KILLER 16.CINNAMON GIRL 17.LIKE A HURRICANE 18.HEY HEY MY MY (INTO THE BLACK) 19.END CREDITS:SCHOOL DAYS (UNDERSCORE) 20.TONIGHT THE TONIGHT
Neil Young (Gt,Hp,P) Frank "Pncho"Sampedro (Gt,Key) Billy Talbot (B) Ralph Mdlina (Dr) |
「Rust Never Sleeps」のジャケット
「グリーンデイル・ツアー」の会場で配られた ストーリー解説本
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