Ishibashi Mail Magazine Vol.9

Gretsch 1961 Tennessean (6119)

Gretsch 1961 Tennessean (6119)
serial 44241

1958年にチェリーフィニッシュのワンマイク仕様で発表。
6120や6122の弟分として発売されましたが、1961年に
現在の使用と同じく2ピックアップ仕様に変更されました。
また、61年製は62年以降ののモデルとルックスは似ておりますが、
実はボディー厚が2と1/4インチで厚めに作られている特徴があります。
したがってホーローボディー特有のとなります。シミュレーテッドホール
には白い縁取りペイント無く、50年代グレッチの雰囲気を醸し出して
おります。

また、テネシアン特有のダークチェリーフィニッシュが色濃く残り、現存
するテネシアンの殆どがチェリーカラーの退色した茶色となっております
ので、大変保管状態が良かったのではないかと推測されます。

テネシアンにはHI-LOトロン”ピックアップがマウントされ、ピックアップ
配線の作業簡略化のためにコネクターを使用し接続してある。
他のメーカーでは見られない製造法でもある。サウンドはシングルコイルの
ワイルドなサウンドで、ポップスからロックまで幅広く活躍し、60年代の
イギリスのマージービートではジェリー&ザペースメーカーズや
ビートルズのジョージハリスンが愛用しておりました。
ビートルズのマネージャー”ブライアンエプスタイン”が手配したのか?
両バンドは同じマネージメント社に所属していたことから、同じくテネシアン
をゲットしたのか?

グレッチといえばブライアン・セッツァー、ニール・ヤング等の名前が
良くあがるが、最近では若いアーティストに人気があり、日本のバンド
でも数多く目にするようになっている。古いものというだけでなく、その
斬新なサウンドに引きつけられるのに年齢は関係ないのである。
まさにレジェンダリ〜!

<お問い合わせ>
石橋楽器 渋谷店
TEL 03-3770-1484
shibuya@ishibashi.co.jp


<プロフェッサー岸本:プロフィール>
平成8年入社。現渋谷店のサブマネージャー。
ヴェンテージギターに関しての知識はイシバシでNo.1!
プロミュージシャンもお得意様にとても多く、彼のマインドに惚れ込み
多数お店に通っていただいている。
また、英語力もまずまずの為、直接ギター工場のマスター・ビルダーと
話し合いする事も。彼自身のフェイバリット・ミュージックは
カントリーロック、ブルーグラス等。
「親切丁寧な接客」をモットーに、ヴィンテージギター、高額ギターの
ご相談等、いつでも渋谷店にてお待ちしております。



















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