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9月13日同時発売
2枚組ベストアルバム
「NEXT GATE 2006
TAKAKO & THE CRAZY BOYS」

「みんなに知って欲しいこと」/
「CHANCE!(2006 Happy Step Version)」
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白井貴子ロックコラム「ROCK TONIGHT」 VOL.5
「NEXT GATE 2006」スタート!
お元気ですか?だんだんと涼しくなってきましたね。
今、私の手元には完成したばかりの9月13日発売のTAKAKO & THE CRAZY BOYSのアルバム
「NEXT GATE 2006」とシングル「みんなに知って欲しいこと」が到着!
やーーーっと出来ました。うれしいな〜。
今回のアルバムは、私にとっては初の2枚組・紙CDパック。ジャケットと2冊のBOOKには
な〜んと50枚もの思い出の写真がぎっしりと詰まっています。
DISC 1・2とも安斎肇さんのイラストもいっぱい!
私のライナーノーツもあって「これ全部ジャケットの中によーく入ったな〜」って関心
しちゃうくらいパツンパツン!(笑)手に取るともの凄い重量感で「これが歴史という
ものか?」と肉感的に伝わるアナログ感溢れる素敵なCDになりました。
今回は全てエコ仕様で、冊子はホッチキスもなし!保護のビニールも土に還る素材で、
しかもレコーディングはソニーの乃木坂スタジオで行われたので全てグリーン電力使用。
そのことを示すマークも入っています。
そして初回限定で「ロックンロールエンジェル」のステッカーも入ってます!
「野生のマーガレット」に出会い、1987年「COSMIC CHILD」をリリース、その後ロンドン
で生活し始めた頃からは実践あるのみと音楽回りもなるべくエコで行きたいと希望して
きた私ですが、90年代はリサイクルペーパーやエコジャケットにしても「まだまだ使う人
が少なく単価が高い」という理由だけでいつもダメ出しをくらってばかりでした。
でも今では幸か不幸か「環境」という言葉が生活から外せない時代となり、今回の
アルバムではソニーのスタッフの方から「白井さんということで全てエコで徹底して
やっていきましょう!」という願ったり叶ったりのうれしい流れで、今回の仕様が現実
となりました。一昔前は大変だったことも、今では自然にエコ仕様になるんですから、
時代というのは変われば変わるものだな〜と痛感しています。
ところで9月に入り、夏のイベントも全て終了。解禁になったのでもうお伝えできるん
ですが、この夏は自分のライブに加え、長年の音楽仲間でデビュー当時、同じ事務所
だったデビュー半年先輩のバンド「スターダストレビュー」の野外ライブツアー
「楽園音楽祭」に高松、富山、河口湖と3箇所「シークレットゲスト」ということで、
出演させてもらってました。スタレビは81年の5月デビューで彼らもまさに現在、
25周年のツアー中だそうです。前回「ジーンズのミニスカをはいたよ!」って書いた
ライブは実はスタレビのライブだったんです。
そのスタレビの重鎮、ボーカルの根本要さんは歌やギターは勿論、おしゃべりも
もの凄いハイテンションで「どこからあんなエネルギーが生まれるんだろう!」って
びっくりするくらいバイタリティー溢れる素晴らしいステージを見せてくれます。
中盤に登場した私のこともバシバシとライブで伝えてくれるので、また私も調子に乗って
言いたい放題。歌だけじゃなくおしゃべりも沢山させてもらっちゃいました!
要さんが、「俺らは80年代、貴子が学園祭クィーンって呼ばれてた頃、実は男では
スタレビが学園祭数一番だったのに、貴子ばっかりフューチャーされて、俺らを
学園祭キングと呼ぶ記事は一つもなかったんだよ!ま〜ったくな〜。」って話になり
大盛り上がり!そこで私が「じゃ〜当時は私のこと恨んでたでしょ(笑)」
なんて言えばお客さんもうれしそう!
また、ここ10年、私がCMの仕事もよくしているという話から「SOMEDAY」を歌う時、
「そういえば佐野さんもCMでよく走ってるよね!」なんて佐野元春さんの話でひと盛り
上がり。まるで漫才コンビみたいにしゃべり攻めでした。
私にとっては「貴子」って名前で呼んでくれるボーカリストは日本では要さんしか
いないので、つくづく同じ時代を共に頑張ってやってきたスタレビという素敵な仲間が
いることはありがたいことだと今更ながら思います。
そんなこんなで3曲だけの出演でしたが、な〜んと平均45分くらいはステージに
いたかな〜。楽しいあっという間の時間でした。
スタレビの皆さん、そしてスタレビファンの皆さん!今年の夏はお陰で楽しい夏になり
ました。本当にどうもありがとうございました!
アーティストそれぞれ、私にも私のノリというのがあるんでしょうけど、
スタレビのノリはなんていうのかな〜?音楽とおしゃべりのまさに総合芸術って感じで、
全てに手抜きは一切ナシのフルコース。今思うとよく私が参加できたな〜って思う程
スタレビのカラーって濃厚です。ファンの人達が会いに行きたい!って思うのはきっと
そんなアーティストが放つ「その人の音楽への愛情や空気」なんですね。
いつも自分でライブやってると「ステージする」そのことだけでせいいっぱいの私なので
「何を求めてみんながライブ会場に足を運んでくれるのか」というお客さんの気持ちも
とってもよく解って本当に勉強になりました。
私も私なりの、私にしかできないライブをやらなくては!と一層励みになります。
さあ私もついに9月に入り、10月のライブまでカウントダウンは始まりました。
今、実は福岡にいて初めてのキャンペーン開始!まさに出来たてのアルバムを持って
本当の意味での白井貴子の25周年ツアーも始まりました。
私のHPのキャンペーンスケジュール欄には、やはりスタレビと同じく80年代、私を支えて
くれていた仲間の力のお陰で今、目いっぱい詰まっています。皆さん是非チェックしてみて
くださいね。
私は今までロック界で女一匹、アウトローで友達はいない!くらいにずっと思ってきま
したが、クレイジーボーイズをはじめスタッフのみんな、そしてスタレビに佐野元春さんに、
と沢山の同時代を駆け抜けた仲間がいて、共にみんな頑張って2006年という今を生きている!
それが今、何より本当に素晴らしいことと心から思います。
そんな25年という月日の重さ、家族以上に共に長い時間を過ごしてきたというまぎれもない
事実が今の私の土台になっていることを改めて実感。
40ウン歳になって今頃やっと「人と人との繋がり」の大切さに涙する思いです。
「なんばしとっと〜!貴子もまだまだ修行半ばじゃな〜」
今朝、福岡のキャンペーンを終えて博多駅に向かう途中、一年間だけ通ったお寺の
幼稚園、門前にてアルバム発売記念に写真撮影。万行寺の和尚さんのそんなの声が聞こえて
くるような気がしました。
「ハイ!人生まだまだ頑張ります。」
TAKAKO SHIRAI
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