Ishibashi Mail Magazine

もう一度、この一枚を聞け! バックナンバー

「イシバシ・メールマガジン」初回発行以来、継続している人気コーナー”この1枚を聞け”の全てのバックナンバーを掲載しました。アルバム発売当時の時代背景やエピソードも満載!ややマニアックな一枚をもう一度要チェックです!


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IN CONCERT / GREG LAKE


元ELPのグレッグ・レイクが90年半ばに発売したこのアルバム。
FMラジオ番組「キング・ビスケット・フラワー・アワー」で
放送された、81年ロンドン・ハマースミス・オデオンで
行われたライブを収録したアルバムである。
日本でもFENでこの番組が聞ける事を私が知ったのが
高校生の時で、地元が東京・福生で横田基地の直ぐ横で
あった為、非常にイイ状態でザ・フーやエアロを聞いたのを
覚えている。

 グレッグ・レイクの実物を始めた見たのは80年初頭にASIAで来日した際である。当初、
この公演はジョン・ウェットン先生で来日するはずであったが、何故か急にグレッグに
変更された。ウェットン先生が来ないのは悲しいが、ある意味得した気分にもなった。
そのグレッグは終始、カンペのTVモニターを見ながら唄っていたのが悲しかったぜ!

 そしてこのアルバムのもうひとつの特筆すべき点は、ギターがゲイリー・ムーアである
事である。81年にソロアルバムを出したグレッグであるが、このときのギターがゲイリー
である。その延長上でのツアーであるため、当然ライブもゲイリーである。キーボードは
ゲイリーのアルバムに参加しているトミー・アイアー、ドラムはMSGにも参加していた、
元センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドのテッド・マッケンナである。
この豪華メンバーでELPの曲はもちろんの事。ゲイリーの”PARISIENNE WALKWAY”や、
クリムゾンの”21st CENTURY SCHIZOID MAN”まで演奏している!

 最近のグレッグは自身のライブのDVDも出した。まだ見ていないがたいぶ歳をとった様。
たしか60歳前だったと思うが非常に若い。ここ数年、ギルモアのソロやグレッグといい、
再びプログレが盛り上がってきている。来年3月にはオリジナルメンバーでASIAが来日する。
ライブではそれぞれのメンバーの過去いたバンドの曲も演奏するらしい。メンバーの写真
を見たがビックリするほど老けた。スティーブ・ハウなどほぼオジイサン。ウェットン先生
に至っては極度の太りすぎ。しかし、”EASY MONEY”や”DANGER MONNEY”はとても聞きたい
ですね〜。期待しつつチケットを購入しました。

 グレッグのソロアルバム「GREG LAKE」も最強です。(邦題はたしか"GREG LAKE VS GARY
MOORE"だったような・・)それと、日本では発売されていないが2枚目のソロアルバム
「MANOEUVRES」もとてもいい。勿論、ギターはゲイリー・ムーアである。この前、グレッグの
のオフィシャル・ページを見たら通販していた。ほんと欲しいんだよね〜、アナログ盤しか
持ってないんで、紙ジャケか何かで再発してくれたら最高なんですけど・・・

 それと、ゲイリー・ムーアはブルースなんて演っている場合ではない。私はハードなギターを
弾いている貴方が好きなんですから〜(波田陽区風、古いか?)