デューク工藤の【ギブソンエレキ座談】第4回
【Gibson Custom Shop Collectors Choice ♯1 Melvyn Franks 1959 Les Paul Standard Reissue Butterscotch Burst 「Greeny」】
ギブソン・カスタム・ショップ・コレクターズチョイス第一弾メルビン・フランクス 1959 レス・ポール・スタンダード・リイシュー バタースコッチバースト 「グリーニー」
1959年製のオリジナルバーストの中でもトップクラスの認知度を誇る伝説的な1本が遂に再現されました!!元フリートウッドマックのピーター・グリーンがかつて愛用し,
ピーターがフリートウッドマック脱退直後にゲイリー・ムーアに数日間貸し出された後にピーターから「買わないか?」と持ちかけられたレスポール。当時所有していたGibson SGを売却して作った160ポンドで購入したと言われており、(160ポンドは1970年初頭のレートで約160,000円)1990年頃にネックを破損しリペアされながらも長きに渡って愛用され、2006年にMaverick Musicに売却された伝説のバーストを、ギブソンカスタムショップ独自のプロファイル技術により忠実に再現!!
Gary Mooreによる名曲「Parisienne Walkways」やPeter Greenトリビュートアルバム「BLUES FOR GREENY」など、多くのレコーディングやステージでも使用された銘器でもある。
「Greeny」を再現するために、ピーター所有期からの仕様であるフロントピックアップが逆さまにマウントされている部分、ピックガードレスでネジ穴が空いたままの部分、ゲイリー所有期に変更されたリアピックアップのボリュームノブとトーンノブはもちろん、クルーソンペグからグローバーペグに変えられたのち、スパーゼルペグに変更された部分、トグルスイッチプレートの文字が消えている部分やジャックプレートがメタルタイプに交換されている部分に至るまで、レスポールフリークの心をくすぐる数々のコダワリが見られます。
さらにV.O.S(Vintage Original Spec)により、長年弾きこまれたかのような風合いを再現しているだけでなく、チューナー等のハードウェアについては”エイジド加工”にも似た処理がされているなど、このモデルならではの仕様が見受けられます。
ネックは1959レス・ポ‐ル・リイシュー・モデルに比べやや細く、しっかり握りこめ、ビブラートをかけやすくなっており、ボディートップ材には見事なフィドル・バック・フレイムが使用され風格があります。
サウンドの要となるピックアップはフロントに”バーストバッカー3(Wired “Out of phase)”、リアに”バーストバッカー2”がセレクトされ、Jimmy Pageらのレスポールと同様にミックスポジションでは”フェイズアウト仕様”となっている事も見逃せないポイントです。
バーストバッカー3はバーストバッカー2よりパワーが有り、通常”1959レスポール・リイシュー・モデル”にはフロントにバーストバッカー1、リアにバーストバッカー2を搭載されていますので、あえてホットなピックアップを選択したのも弾いてみると頷けます。「パリの散歩道」で聴く事のできる強力なサスティーンと、哀愁漂う妖艶なフィードバック。まさに万人が酔いしれたレスポールが、今ここに再現されます!!
数年前、私もアメリカでオリジナルと遭遇する機会があり、感動しましたが、遂にあの名器がギブソンにより再現され発売されるとは!これはまさにコレクターズチョイスです。やっぱギブソン!!
Spec BODY TOP:2-piece Figured maple BODy BACK:1-piece solid Mahogany NECK:Mahogany 22 Frets FINGERBOARD:Rosewood HARDWARE:Sperzel tuning keys BRIDGE:ABR-1 STOPBAR:Aluminum NECK PICKUP:Burstbucker #3 (Wired “Out of phase) BRIDGE PICKUP:Burstbucker #2 FINISH:Butterscotch Burst CASE:Custom Shop Silkscreened Collector Choice |
*Currently owned by collector Melvyn Franks and was previously owned by Peter Green and Gary Moore.
Serial Number: CC 01V 035 Wight: 4,08kg オリジナルハードケース付属 |
<お問い合わせ>
石橋楽器 池袋店
TEL 03-3980-1484
ikebukuro@ishibashi.co.jp

| <デューク工藤:プロフィール> プロフェッサー岸本に師事し、渋谷店での6年間に数々のリジェンダリーを師匠と共に経験。ただいま池袋店に勤務。 彼自身のフェイバリットミュージックは60年代から70年代のロック、ブルースとサウンド面でもヴィンテージサウンドに精通。宝物探しのお手伝いを親切丁寧にいたしますので心より御来店お待ちしております。
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