Ishibashi Mail Magazine Vol.43
Ishibashi Mail Magazine Vol.43
| 先日、行きつけの中古CDショップに足を運んだ際に見つけた映像を今回は紹介しましょう。実際このDVDはブートかもしれません。オフィシャルではない感じがジャケットから漂っているのです。まず、価格の安さにビックリ！中古ですが¥630ですよ！¥630！ 私自身、AC/DCの映像は「LIVE AT DONINGTON」しか持っていませんでした。91年に開催された”MONSTARS OF ROCK”でのライブなので当然、ヴォーカリストはブライアン・ジョンソンです。今回、入手したDVDはジャケットが最近のAC/DCのフォトで、アンガス・ヤングなどはその格好に若干の無理があるくらいお年を召されているのです。しかし、裏面に記載されている曲名を見ると70年代の曲ばかりなのです。少しの望みを期待してとりあえず¥630なんで購入いたしました。 するとどうでしょう！映像は70年中期のAC/DCで当然、ヴォーカルはボン・スコットではありませんか！画像ははっきり言ってお世辞にも良いとは言えません。しかし、動いているボン・スコットを見るのは昔、TV番組”ベスト・ヒット・USA”の中のコーナー「タイムマシーン」で見た以来であったのです。生粋のAC/DCファンならきっと見たことある映像だと思うのですが、私にとってはとても新鮮だったのです。まず、格好がとんでもなくシブイ。素肌にGジャンで、しかも袖が切り落としてあるこの時代ベタなアーティストその物なのだ！英語はナマリなのかあまりナニを言っているのか解らないところもボン・スコットなのである。 そして何よりもアンガス・ヤングの動きが若さそのもの！異常にテンション高く動き回っているのだが、スタジオライブでのシーンでは観客とアンガスのテンションの高さの差があまりにもありすぎるところも面白い。そして映像の中で出てくるアンガスのSGは2種類のような気がする。1本がデビュー当時から使用しているヴィブラート・ユニットが搭載されている68年製のチェリーのSG、もう一本が黒いSGである。この黒のSGはヴィブラート・ユニットが外された跡があり、ストップ・テールピースが搭載されているところまでは映像の中でわかる。最近ではGibson社からアンガス・ヤング・シグネチャーなるSGも登場しているほど、SGの広告塔みたいなギターリストである。そして兄貴のマルコム・ヤングは相変わらずグレッチだし、ベースのクリフ・ウイリアムズも相変わらずフェンダーのプレベなんです。 私が初めてAC/DCを見たのは82年の6月。この年は正に来日ラッシュで4月にジャーニー、5月にサイモン＆ガーファンクル、TOTOそして6月がAC/DCで、7月にはオジーの初来日と正に暇さえあればライブを見に行っていた頃でした。この時、当然ボン・スコットは居ませんでしたが、加入したてのヴォーカリスト、ブライアン・ジョンソンも既に何年もAC/DCに居たかのような貫禄でありました。オープニングの”HELLS BELLS”の鐘の音は今でも忘れません！ そして今でも現役のAC/DC。日本での人気はZZ TOPやTHE WHOのようにイマイチの存在でありますが、本国では正に国民的英雄であります。最近、ランドセルにはかなり無理が生じてきていますが、まだまだロックン・ロールして欲しいバンドであります。また来日してくれないかな〜！ [HIGHWAY TO HELL / AC/DC] 1.HIGHWAY TO HELL(Studio Live) 2.RIFF RAFF 3.ROCK'N ROLL DAMNATION 4.DOG EAT DOG 5.BAD BOY BOOGIE 6.LET THERE BE ROCK 7.I'M A ROCKER 8.BAD BOY BOOGIE 9.THA JACK 10.WHOLE LOTTA ROSIE 11.SIN CITY 12.HIGHWAY TO HELL Angus Young (Gt) Malcolm Young (Gt) Bon Scott (Vo) Phil Rudd (Dr) Cliff Williams (Ba) |  Donington Liveのジャケットは豪華です！  82年の来日公演チケット。かなり前で見れました。  Gibson ANGUS YOUNG SG AC |
