Ishibashi Shibuya Presents『PRS Extremely Excellent Modern Private Stock Collection』

『Marchione Guitars』 ~Seductive, Transparent, and Perpetually Enticing~

 John Suhrや日野雅信氏等と共に、ニューヨークの老舗楽器店であるRudy's Musicのブランド "Pensa Suhr Guitars"に於いてエレクトリック・ギター製作に携わる。

今や伝説的な存在となった同ブランドで、ソリッドギター製作のノウハウを学び93年に独立、Marchione Guitarsを設立する。その後アコースティック・ギターの製作を始める様に

なった頃からヴァイオリンの研究も始める。数百年もの歴史ある楽器の構造や製作技術を知り、またそれらを活かす事によって、より深くストイックに楽器製作に従事する様になる。

その後もD'AngelicoやD'Aquisto等、伝説の名器と呼ばれるアーチトップギターからも多くの事を学び、先人達の意志やモノ作りの哲学を受け継ぎながら、弛まぬ努力と並々ならぬ向上心によって

それらを超えるさらに高い次元を目指していく。現在はテキサス州ヒューストンに工房を構え、ソリッド、アーチトップ、アコースティックとクラシックギター、そしてバイオリンに至るまでを製作し、

その全てが比類なきクオリティを有している事から、世界中の実力派ミュージシャンに絶賛される稀代の天才ルシアー。

Video contents

動画コンテンツ

Product introduction

取扱い商品紹介

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Semi-Hollow 59Burst

エレキギターに対する価値観が覆る程に、圧倒的に澄み切ったクリアで倍音豊富なトーンと異常に早いレスポンス、ニュアンス、真の一流プレイヤーの為の楽器。

 
ModelSemi-Hollow 59Burst
Body TopTorrefied Silver Maple
Body BackHonduras Mahogany
NeckHonduras Mahogany
Nut Width1 11/16
FretStainless Steel
FingerboardEbony
Radius12
PiickupHH(Marchione Custom Design)
Control2vol/2tone,3way SW
BridgeTune-O-Matic Style
CaseHard Case(Carlton)

 Semi-Hollowは元々、ニューヨークのコンテンポラリー・ジャズギター界を代表するギタリスト、マイク・モレノ氏の為に開発されたモデルです。
これまでのエレキギターに対する価値観が覆る程に、圧倒的に澄み切ったクリアで倍音豊富なトーンと
異常に早いレスポンス、ニュアンスを表現する為の豊かなダイナミックレンジとサスティーンは筆舌に尽くし難く、
生半可な気持ちと腕ではコントロールしきれない、真の一流プレイヤーの為の楽器と言えます。
逆の言い方をするならば、このギターで練習を積めば、とんでもない技術と表現力が身に付くのではないでしょうか。
繊細なタッチによるムーディでアダルトなプレイから、力強く伸びやかで歌う様なリードまで、
プレイヤーのいかなる要求にも正確なピッチと素早いレスポンスで応えてくれる、無限のニュアンスを秘めた魔法のような楽器です。
勿論ジャズだけではなく、ロックも含めた幅広いジャンルでお使いいただけるかと思います。
また、非常に薄いボディ厚で2.81kgと軽量に仕上げられている点も、プレイアビリティに繋がる見逃せないポイントでしょう。

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

Marchione / Semi-Hollow 59Burst

販売価格:2,909,500円(税込)

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

SetNeck Carve Top HSH

メイプルをネックとボディトップ&バック中央部に用い、バックサイドをホンジュラス・マホガニーで挟んだ特殊な構造を持つセットネックモデル!!

 
ModelCarve Top
Body TopFigured Maple
Body BackHonduras Mahogany/figured Maple
NeckFigured Maple
Nut Width1 11/16
FretStainless Steel
FingerboardEbony
Radius12
PickupHSH(Marchione Custom Design)
Control1vol/1tone,5way
BridgeWilkinson Tremolo
CaseHard Case(Ameritage)

 こちらは極上のフィギュアド・メイプルをネックとボディトップ&バック中央部に用い、バックサイドをホンジュラス・マホガニーで挟んだ、特殊な構造を持つセットネックモデルです。
一見するとスルーネックの様にも見える、独特な構造に起因するであろうサスティーン豊かでコシとハリのあるサウンドは格別。
ピッチの良さや素早いレスポンス、豊かなダイナミックレンジとクリアなトーン等、流石Marchioneと言える、
とてつもなく高水準のソリッドギターです。
HSH配列のピックアップから生まれる多彩なサウンドバリエーションも重要なポイント。
奏者の求めるありとあらゆる表現やニュアンスに対して、完璧に応えてくれる一方で一筋縄ではいかない、
誤魔化しの効かないギターとも言えます。
そういう意味では楽器から教わる部分が多く、共に成長していける相棒と言えるのではないでしょうか。

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

Marchione / SetNeck Carve Top HSH

販売価格:1,650,000円(税込)

interview

インタビュー

─アーチトップ・ギター製作を始めたきっかけは?

 初めて製作した削り出しの楽器は、1989~90年にかけて作ったロイド・ロアー・タイプのF5マンドリンで、
これはマルキオーネ・ブランドで作りました。
1989~1993年までペンサ・サー・ギターズのショップ・マネージャーを務めていて、
その期間にマンハッタンのアパートで最初のOMギターも作りましたね。
NYにいるマルキオーネ一族やズッカーロ一族と古くから付き合いのあるジミー・ダキストと長年の知り合いだったこともあり、
1993年にはディアンジェリコのNew Yorkerを参考に、自分なりのスタイルで本格的に製作し始めました。
同時期に、ヴァイオリン製作家のGuy RabutやCharles Rufinoの元で勉強させてもらい、
イタリアの古くからある弦楽器の構造や音作りについても学んだのです。

─年間にどの程度の楽器を製作していますか?

 通常は1週間に1本完成させています。年間では50本程度ですね。既にこれまで、1000本以上の弦楽器を製作しました。

─現在の工房について教えてください。

 何年も前にテキサスに現在の工房を建てました。住まいはアメリカ南部文化の中心とも言えるヒューストンにあります。
建物はギター製作に特化するように設計した3階建で、温湿度のコントロールがしやすく、また年間を通して太陽光が入ってきて、
最高のギターを製作できる環境が整っています。

─ギター製作についてのこだわりは?

 世界一のギターとヴァイオリンの製作にこだわっています。私は現在生きている弦楽器製作家の中で、
すべてのモデルを完璧に作れる唯一のルシアーだと思っています。それは真のマスター・グレードと呼べる品質です。
ですから、私が100%パーフェクトと感じないギターは決して売りません。

─あなたが製作するギターの魅力や特徴は?

 まず不可欠な要素は、すべてのモデルを自分自身で設計することです。コピーをすることはないですし、その必要も感じていません。
マルキオーネの楽器は正真正銘のオリジナルで、世界でも最高の楽器であることを保証します。
既に30年この仕事をし続けていますが、それはパーフェクトなギターであることを保証できているからで、だからこそ継続的に顧客がついてくれるのです。

─現在マイク・モレノがあなたのギターを使っています。
彼にギターを製作するようになったきっかけを教えていただけますか?

 彼は間違いなく、世界を代表するギタリストの1人です。けれども、彼は使っていたギターに悩まされていたんです。
彼の求めるサウンドとプレイアビリティは、合板のセミ・ホロウ・ギターでは難しかったようです。
美しい音楽を創造する彼の天才的な才能は、良い相棒(ギター)が見付けられなかったことで、隠されてしまっていました。
マイクは私と知り合ったのち、単板を削り出したアーチトップに、厳選した電装系を載せたギターの製作をオファーしてくれました。
それが10年前のことで、既に彼は私が製作した8本目のギターを使っています。

─プロのジャズ・ギタリストにギターを作る難しさはありますか?

 私にとっては何もありません。私自身がギタリストですし、30年以上プロを相手にギターを作っています。
楽器の製作が私の天職だと思っていますし、地球上で最高のギターを作るために生きていて、そうすることに成功しています。

─若手のジャズ・ギタリストは、トラディショナルなブランドのアーチトップではなく、個人製作家のギターを手にすることも多いと感じています。そのことについては、どのように思いますか?

 ジャズに限らず音楽に本気で向き合っているミュージシャンには、プロの製作家からギターを買うことを絶対的にお勧めしています。
そのことが浸透してきたのではないでしょうか。プロの個人製作家は、量産される工場製のギターよりも細かな注文に対応でき、
それぞれのプレイヤーに合った質の高い、音楽的にも熟達したギターを作ることができるんですよ。
そのために私は、どのような状況であっても楽をしたり、利益のために仕事の質を犠牲にすることは決してありません。
そこが大きな違いだと思っています。

─最後に日本のジャズ・ギター・ファンにメッセージをいただけますか?

 日本の友達や顧客の方、取引先に対して、私は本当に愛があります。
日本人はパーフェクトな手工ギターの価値を理解する才能にとても優れていて、真の価値を理解してくれています。
私の作品や芸術性を30年近くも支えてくれていることにとても感謝しています。
次の10年も日本の友人とともに、より面白いデザインやギターをシェアできることを楽しみにしています。
今後も一緒にギターの旅を楽しんでいきましょう。


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