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Vol.10 FIND! 特別編 Gibson SG 徹底解剖!!

2021.07.08 [Thu]

Vol.10 FIND! 特別編 Gibson SG 徹底解剖!!

第10回は特別編として、サウンド、ルックスともに唯一無二の魅力を放つ Gibson SG を、前回に引き続きFinest Guitars 店長・和田 と一緒にご紹介します。

FIND! Vol.10(特別編)Gibson SG 徹底解剖!

今回登場するギターの紹介

Gibson USA SG Standard '61

Gibson USA

SG Standard '61

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Gibson USA / SG Standard '61 Sideways Vibrola

Gibson USA

SG Standard '61 Sideways Vibrola

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Gibson USA / SG Junior

Gibson USA

SG Junior

SOLD OUT

Gibson Custom Shop / 1961 Les Paul SG Standard Reissue Stop Bar

Gibson Custom Shop

1961 Les Paul SG Standard Reissue Stop Bar

SOLD OUT

Gibson Custom Shop / 60th Anniversary 1961 Les Paul SG Standard With Sideways Vibrola

Gibson Custom Shop

60th Anniversary 1961 Les Paul SG Standard With Sideways Vibrola

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Gibson Custom Shop / 60th Anniversary 1961 Les Paul SG Custom With Sideways Vibrola

Gibson Custom Shop

60th Anniversary 1961 Les Paul SG Custom With Sideways Vibrola

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Gibson SG とはどんなギター?

はじめに

今は、SG(ソリッド・ギター)って言われてますけど、1963年前期までは、レスポール・ソリッド・ギターと呼ばれていました。

なんで?って、それは、レス・ポールさんのシグネイチャーモデルのギターだから。形は違えどもともとはレスポールなのです。

SGを使うアーティストといえば、ピート・タウンゼント、カルロス・サンタナ、アンガス・ヤング、デレク・トラックス、日本では西川進さんや和田唱さんなど。

SGの歴史

1961年にそれまでのレスポールモデルの後継機種として登場したのが始まりです。

その頃の音楽の流行の変化や、台頭してきたフェンダー製ギターと比べて重い、弾きづらいなどレスポールモデルの売れ行きが低迷していたギブソン社は、大幅なモデルチェンジを行います。

当初レスポールモデルという名称でしたが、1963年頃にレスポール氏との契約が終了したことから、正式にSGと呼ばれることになりました。

SG のバリエーション

SG Standard

1961年から生産されている、マホガニーソリッドボディにハーフ(スモール)ピックガード、ローズウッド・フィンガーボード、2ハムバッカーを搭載したモデルで、1966年後期からラージピックガードへと変更されます。

SG Custom

1961年から生産されている、Standardの上位機種との位置づけのモデルで、ヘッドバインディング、ダイヤモンドインレイ、エボニーフィンガーボード、ブロックインレイ、3ハムバッカーを搭載したモデル。こちらも同様に1966年後期からラージピックガードになります。

SG Special

1961年から生産されている、P-90ピックアップ2基搭載、ドットインレイ、ネックバインディング、ラップアラウンドブリッジテールピース、ローズウッドフィンガーボード仕様のモデル。1962年からマエストロビブラート、63年からショートビブラートが搭載されます。

SG Junior

1963年後期から生産。ヘッドにLes Paul Juniorのシルクスクリーン、ドッグイヤーP-90が1基搭載、ドットインレイ、ネックバインディングは無し。Specialと同じく、1962年からマエストロビブラート、63年からショートビブラートが搭載されます。

2021年時点のラインナップ

USA

SG Standard

SG Special

SG Standard '61

SG Standard '61 Maestro Vibrola

SG Standard '61 Sideways Vibrola

SG Junior

SG Tribute

SG Modern

SG Standard Bass

Custom Shop - Murphy Lab -

1963 Les Paul SG Custom With Maestro Vibrola Classic White Ultra Light Aged

1964 SG Standard With Maestro Vibrola Pelham Blue Ultra Light Aged

1964 SG Standard With Maestro Vibrola Cherry Red Ultra Light Aged 1963 SG Special Classic White Ultra Light Aged

1964 SG Standard With Maestro Vibrola Pelham Blue Light Aged

1964 SG Standard With Maestro Vibrola Faded Cherry Heavy Aged

Custom Shop

1961 Les Paul SG Standard Reissue Stop Bar

1964 SG Standard Reissue With Maestro Vibrola

1963 Les Paul SG Custom Reissue with Maestro Vibrola

1963 SG Junior Reissue

1963 SG Special Reissue

60th Anniversary 1961 Les Paul SG Standard With Sideways Vibrola

2021年はSG誕生60周年! 60's Anniversary SG

60周年を記念して2つのアニバーサリーモデルが登場。

60th Anniversary 1961 Les Paul SG Standard With Sideways Vibrola Cherry Red

60th Anniversary 1961 Les Paul SG Custom With Sideways Vibrola Polaris White

このモデルの特徴的なヴィブラートユニット「スウィング・アウェイ・プル・サイドウェイ・ヴァイブローラ」を詳しく見てみましょう(動画で詳しく紹介しています)。

USAにもこのヴァイブローラがあるのですが、構造が少し異なり、今回のカスタムショップのアニバーサリーモデルのものは新たに型を作っていて、ネジが多くついていたり、指示プレートの形状が違っていたりします。操作性も若干異なるようです。

60年代テイストを忠実に再現したこのヴァイブローラですが、チューニングが狂いやすかったりと、正直なところ現代の感覚では使いづらいのですが、独特のサウンドと、いかにも60年代といった仕組みの面白さ、趣きのあるルックスが映えるヴィブラートユニットです。

USAモデルとカスタムショップモデルの違い

まずボディ材から見ていくと、カスタムショップはヴィンテージを忠実に再現するために1ピースのマホガニーを使用していますが、USAは生産本数の違いやコストの問題から2ピースのマホガニーが採用されています。

ペグはロトマチックタイプのクルーソンスタイルのものがついていますが、1コブ(USA)と2コブ(カスタムショップ)など若干の違いがみられます。

ピックアップは、カスタムショップ製には基本的にカスタムバッカーが、USAにはバーストバッカーの61が搭載されています。

ネックでは、ナット幅がカスタムショップが42ミリ、USAは43ミリとなっており、ヴィンテージスタイルのカスタムショップ、より現代的な仕様のUSAという違いが見て取れます。

その他の細かい差異としては、クラウンインレイの位置や、ネックヒールの形状、ベベルドコンターの形状、ネック差し込み長、接着剤の違いなどが見られます。

まとめ・SGの選び方

歴史や仕様などを見てきて、同じ2ハムバッカーのレスポールの後継機種でありながら、やはり構造の大きな違いからくるサウンドの違いがあり、レスポールほどの低音感がなくすっきりとしたミドルレンジが特徴的です。ハイミッドもぐっと抜けてくれるので、60年代のサイケデリックブームのサウンドとして、やっぱりファズとの相性も良いと思います。

やっぱり選ぶときはこの見た目、軽さとコンターによる弾き心地のよさ、この辺りはSGにしかない魅力だと思います。

これからSGを弾いてみたいという方は、まず最初にSGの基準となるサウンドのストップテイルピースのものを弾いてみて、まずSGのサウンドに慣れる、ということが大事ですね。

PROFILE

ジョニー柏崎 | Johnny Kashiwazaki

ジョニー柏崎

Johnny Kashiwazaki

御茶ノ水本店 Finest Guitars ギブソン&フェンダーフロア担当。埼玉県さいたま市出身。父親の影響で中学時代にロックンロールに出会い、エレキ・ギターに痺れてバンドを結成し演奏開始。FirebirdとJaguarが好き。トラディショナルなギターは何でも好き。腕やテクニックは抜きでかっこいいギタリストが好き。最近は唐突にやってきた猛烈なストーンズ期。あゝ早く来ないかなイエモンのライブ...。

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