演奏を忠実にそしてより魅力的に捉えるハイブリッドマイクプリアンプ
フロントに装備した4つのハイブリッドマイクプリアンプは、音をありのままに録り込むアナログ部と、音楽的で空気感豊かなサウンドを実現するデジタル部で構成されています。アナログ部は、ヤマハの理念「ナチュラルサウンドの追求」の下、部品の選定、回路レイアウト、電源やグランドなどアナログ回路の重要な要素を慎重に検討し、測定、検証を繰り返しながら、最終的に社内外のエンジニアで徹底的に評価し、サウンド調整を行いました。
デジタル部は、Rupert Neve Designs社のトランスフォーマーとSILKプロセッシングをヤマハ独自のモデリング技術VCMテクノロジーを使用して正確にモデル化しており、サウンドに音楽的な深みと質感を付加します。SILKには2種類のモードがあり、BLUEモードは中低域、REDモードは中高域の倍音成分を強調します。
レイテンシーフリーのシステムを構築する28 x 24マトリクスミキサー搭載
ヤマハカスタムメイドのDSPXチップにより、入力信号やDAWの出力をミックスバスにルーティングするなど、28 x 24マトリックスミキサーを使用したレイテンシーフリーのシステムが構築できます。MacにインストールしたdspMixFx AXRアプリケーションを使えば、ミキサー、マトリックスミキサー、メーターなどのウィンドウですべての設定をコントロールし、レベルやルーティング状況を常に把握することができます。これらの設定はシーンとして保存し、後で自由に呼び出せます。