The Mic Pre
5052プリアンプはシェルフォード時代のルパート・ニーヴの設計と同様、ディスクリート72dB、クラスAゲインカップルとスクウェアコアのトランスフォーマーによって構成されています。異なる点として出力段に、Portico IIシリーズのRED/BLUE SILK/TEXTUREコントロールを備えたアウトプットトランスを搭載しています。これは出力段をドライブさせ4-5%のTHD(主に2次といくつかの3次倍音)をコントロールし、出力段のオーバーロードの心配することなくリッチで太いヴィンテージサウンドを得ることができるものです。SILKスイッチをOFFにした状態では、カスタムトランスによるオープンでナチュラルなモダンサウンドを得ることができます。またマイクプリには、可変式の20-250Hzのハイパスフィルタ、MIC/LINE切り替え、48Vファンタムパワー、位相反転スイッチをそれぞれ搭載しています。
The “best of the classics” EQ
EQセクションは特にルパートの過去のプロダクトからインスパイアされています。3バンドのEQは、それぞれのクラシックモジュールのハイライトがフューチャーされています。
ローフリケンシーバンドはクリーミーにレゾナンスする低音を作りさせることでよく知られる1064がベースになっています。1064と異なる点は、LFバンドがシェルフとピークフィルタを選択できるようになっており、パンチ、ディメンションをあなたの思うがままにコントロール出来るようになっていることです。インダクタを使ったミッドレンジバンドは、ルパートの代名詞である1073がベースになっており、これは楽器やスウィートなヴォーカルをミックスに浮き出させる理想的なカーブを持っています。ハイフリケンシーバンドは、ヴィンテージとモダンのハイブリッド設計になっており、ここのインダクタ回路には1073のキャパシタベースのトポロジーをブレンドさせています。これによりヴィンテージトーンを持ったエンハンスコントロールが行えるようになっています。