Paul Reed Smith (PRS) / 2020 Custom 24 10Top Black Cherry【渋谷店】

1985年の創業より『最新モデルが常に今までで最高の出来』を信念に、常に進化を繰り返し、エレキギター界において確固たる地位を築き上げたPaul Leed Smithが2020年、遂に創立より35周年を迎えます。

そんな節目に細かなブラッシュアップが加えられ、さらなる進化を遂げた『Custom 24 』。
ボディ・ネックには上質なマホガニーを使用、適度な重量の材をセレクトすることでPRSならではの絶妙なウェイトとバランスを実現します。トップに使われているフィギュアドメイプルは10トップグレードのものを採用しており鮮やかな発色とも相まって宝石のような輝きを放ちます。指板やヘッドのベニヤに使われているローズウッドも濃い茶色で目の詰まったものが選定されております。
塗装は2020年モデルより、PRSの新たなフィニッシュとなる"Nitro over Celluose(NOC)"を採用。俗にいうラッカー塗装にPRS流のアレンジを加えたオリジナルフィニッシュとなっており、トップコートにはPrivate Stockでは定番の”Nitro”を、ベースコートにCAB(Cellulose Acetate Butyrate)ラッカーを用いたことで、より薄く、より頑丈に、よりクリアに、そしてより音楽的なサウンドになるようデザインされております。V12等従来の塗装の欠点をうまくカバーしたポールの理想とする仕上がりとなりました。

ネックは幅広かつ薄目のグリップに仕上げた『Pattern Thin』、クラシックスタイルを多用する方、テクニカルなリードプレイを多用する方にお勧めです。

ハードウェアについてはブリッジは従来同様オリジナルのGenIIIトレモロを搭載し、今回のアップデートにてチューナーが“Tweaked" Phase III Locking Tuners”に変更となっております。これは今までもMcCarty594等に搭載されており、ペグボタンとシャフトの距離を調整可能にすることでマシンヘッドの振動の仕方を調節し、サウンドの味付けをコントロール可能となる画期的なシステムです。

ピックアップは従来通り85/15ではありますが、ワイヤリングの見直し等を行った"TCI(チューンド・キャパシタンス・アンド・インダクタンス)"仕様のものに変更となっております。
TCIピックアップは従来もPaul's Guitarなどに搭載されることがありましたが、2020年のアップデートによりほぼ全モデルのピックアップがTCI仕様となりました。既存のピックアップと比べ、よりスムーズに・よりワイドレンジに進化しており、クリーンの透明感、歪みのノリ、ピッキングへの追従等ワンランク上の仕上がりとなっております。特に今までの85/15ではサウンドが若すぎたと感じられる方には是非一度お試しいただきたい逸品です。

PRSのコンセプトである『最新モデルが常に今までで最高の出来』をまさしく体現したかのような2020年モデル。
35周年の節目となるPRSの最高傑作を是非体感してください。