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フレットはどうかな?



フレットレス・ベースなどの一部の例外を除けば,ギター類にはフレットが付けられていて, 押さえるポジションさえ間違えなければ自分の望んだ音程を簡単に出すことができる。 だけどフレットにまつわるトラブルも実は多いんだ。


♪フレットの種類♪

一見どれも同じに見えるフレットだけど, 幅や高さなど結構いろいろなサイズのものがあるんだ。 ギターの種類が決まればある程度フレットの種類も決まってくるけれど, フレットの形はギターの弾きやすさにすごく影響するので,慎重に選びたい。
♪フレットのトラブル♪

フレットは鋼鉄製の弦とこすれ合う立場なので,長く使えば当然減ってしまうんだ。 特によく使うポジションの弦の下がエグレてしまう。ひどくなればやはりビリ付きなどの 原因になるので「すり合わせ」や「フレット交換」の修理が必要。
それとフレットが指板から浮いてしまうというトラブルもありがちだゾ。 これもやはりビリ付きの元になるんだ。浮いてしまうにはそれなりの理由があるので, 押し込めばそれでいいというわけには行かないのが悩みの種だ。 この場合も修理に出す必要があるだろう。
ネックの側面からフレットの端が出っ張ってしまって,弾くと痛いというトラブルもある。 これは空気の乾燥によってネックがやせることが原因で起こるんだ。いずれにしても フレット回りの修理は素人には無理なので,ヘタにいじらずにプロに依頼するのが鉄則だっ!

♪フレットの交換♪

フレットが減っちゃった」,「このフレットの形は気に入らん」などといった場合, 究極のフレット関連修理「フレット交換」になるわけだね。 「フレットは消耗品」とは言うものの,フレット交換の修理代はめちゃ高い!! 気軽に出せる修理ではないので,日頃からフレットに傷を付けたりしないように気を付けよう!