映画「アンヴィル! 〜夢を諦めきれない男たち〜」 スペシャルインフォメーション

ここ数年のドキュメンタリーで最高傑作!!

─マイケルムーア

30年続けているバンドはストーンズ、ザ・フー、そしてアンヴィルだ!

─スラッシュ

可笑しくて、美しくて、感動的! これは信じ難いほど素晴らしい友情の物語だ。

─キアヌ・リーブス

この映画を見るまでヘヴィメタが大嫌いだった。しかしこれは今まで見たなかで、最も心が揺さぶられた映画だ!

─ダスティン・ホフマン

この気持ちが人間界で言う”同情”というやつか?

─ヨハネ・クラウザーII世(漫画・デトロイト・メタル・シティ)

INTRODUCTION イントロダクション

2008年1月にサンダンス映画祭に出品され、ディレクターのジョン・クーパーをはじめ批評家そして観客から熱狂的な支持を獲得。その熱は飛び火し、ロサンゼルス映画祭や世界各国の映画祭でも盛大な拍手を送られる。その後音楽チャンネルの大手VH1が配給に名乗りを上げ、ついには2009年4月に開催されたロスアンジェルスのプレミア上映にはキアヌ・リーブス、ダスティン・ホフマンといった著名人が集結するまでの騒ぎに。キアヌ・リーブスは「可笑しくて、美しくて、感動的!これは信じ難いほど素晴らしい友情の物語だ」と感激のコメントを寄せ、自ら応援団長を買って出た。ダスティン・ホフマンにいたっては「私は今晩この映画を見るまでヘヴィメタが大嫌いだったけど、『アンヴィル!』は、今まで見た映画のなかで、最も心に刺激を受けた、感動的で美しい映画だ」と涙を浮かべながら監督とメンバーに語ったというエピソードもあるほど。ほかにもオジー・オズボーンやガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュといったロック・シーンからはもちろん、ドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアも「ここ数年のドキュメンタリーで最高傑作!!」と絶賛。CNNや『ニューズウィーク』など各メディアも軒並み取り上げるなど、一躍社会現象となっている。

80年代に絶大な影響を与えたものの、ほとんどの人の記憶から忘れ去られていたバンド、アンヴィル。スティーヴン・スピルバーグの『ターミナル』の脚本を手がけた監督のサーシャ・ガバシは、2005年、ふとしたきっかけで20年ぶりに彼らに連絡をとった。かつて高校生の夏休みにアンヴィルに誘われローディーとしてツアーに同行したガバシ監督は、アンヴィルが昔と変わらずロックスターになることを夢見て活動を続けていることに胸を打たれ(ようするに売れていないという事だが)彼らのドキュメンタリーを制作することを決意した。トロントで冴えない仕事をしながらのバンド活動や、笑わずにはいられないヨーロッパ・ツアーなど、2年に渡って撮影を敢行する。監督は、どんな苦境に立たされても、不器用なまでに自分の信じることに夢を持ち続け、友情を一番に考え苦境を乗り越えようとチャレンジするバンドの姿を、残さずカメラに収めることに成功した。

『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』が生んだムーヴメントは2009年夏にさらに拡大。映画上映を行った後アンヴィル本人が現れ演奏を披露するイベントThe Anvil Experienceにより、勢いをとどまることを知らない。その渦が、2009年10月、いよいよ日本にも上陸する。

STAFF スタッフ

  • 監督:サーシャ・ガバシ
  • プロデューサー:レベッカ・イェルダム
  • 撮影監督:クリス・スース
  • 編集:ジェフ・レンフロー アンドリュー・ディックラー
  • オリジナル・スコア:デヴィッド・トーン
  • サウンド・レコーディング:マット・デニス
  • 音楽監修:ダナ・サノ
  • 出演:アンヴィル=スティーヴ・"リップス"・クドロー/ロブ・ライナー/ジーファイヴ/アイヴァン・ハード
  • 出演:CHRIS TSANGARIDES/TIZIANA ARRIGONI/LARS ULRICH (METALLICA)/MALCOLM DOME/LEMMY (MOTORHEAD)/SCOTT IAN (ANTHRAX)/SLASH (GUNS N' ROSES/VELVET REVOLVER)/TOM ARAYA (SLAYER)
  • 2009/アメリカ/81分/1:1.85/ドルビーデジタル

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CAST キャスト

ANVIL アンヴィル

スティーヴ・"リップス"・クドローとロブ・ライナーによって1973年に結成された、メタルロックにおいて最も影響力を持つバンド。結成当時は「リップス」という名前でスタートし、1977年にデイヴ・アリソンとイアン・ディクソンがメンバーとして参加し、特有のハード・ドライヴィングなスピード・メタル・サウンドを作り出した。1980年に自主制作のインディーアルバム『Lips-Hard and Heavy』をリリース。その直後、彼らはアティック・レコード会社と契約を結び、この時にバンド名をアンヴィルに変更。ミュージシャンやファンらからは「パワーメタルの父」、「スラッシュ・メタルのゴッドファーザー」などと昔から認知され続けられており、また、彼らの演奏から直接影響を受けた数しれないバンドが栄光を手にしている。それにもかかわらず、アンヴィルは「成功」をつかむことはなかった。彼らは30年以上もヘヴィにロックに生き続けている。2007年、ニューアルバム『This is Thirteen』をリリース。(日本盤はソニーミュージックより10月21日リリース)

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STEVE "LIPS" KUDLOW スティーヴ・"リップス"・クドロー

ロブとともにアンヴィルを創始したリップスは、リード・ヴォーカル担当。最初のエレキギターを手にしたのは、10歳の時。演奏方法を教えたのは、兄のジェフだった。二年後のペアレンツ・ナイト(生徒たちが親を招待する催し)が、彼の最初のコンサートとなった。先生はリップスに曲を短くするように強制した。というのは、リップスはマイクをギターに巻きつけて騒音を出そうとしていたからである。先生に口答えしたリップスは学長室に即座に連れていかれ、学長から「ストラップ」を右手にもらったという。これがリップスの最初のギグの顛末であった。16歳の時、リップスはドラマーのロブ・ライナーと出会う。そして、2人は即座に音楽を一緒に作り始めた。その後の数年間、2人は演奏のたびに異なるミュージシャンを臨時メンバーとして雇っていたが、1976年に最初のアルバムを作成。1977年に新聞に三行広告を通してギタリスト兼ヴォーカリスト、ベーシストを募った。新聞を見てそれに応えたのがデイヴ・アリソンだった。イアン・ディクソンとはリハーサル場所で偶然に知り合った。アンヴィルのメンバーはこのように出会い、結成された。

ROBB REINER  ロブ・ライナー

リップスと共にアンヴィルを創始したドラマー。ドラムを始めたのは彼が11歳の時。ラディック・スネア・ドラムのレッスンを習い始めて数ヵ月後、ロブは最初のドラムキットを買ってもらう。6年間のレッスンの末、すでに敏腕ドラマーになっていたロブに、先生は「もう教えることは何もない」と告げた。彼は演奏を続け、地元のミュージシャンたちとバンドを組んだりしていた。そして1973年の冬。ロブがジャムセッションに誘われて友人の家に地下に行くと、そこには、ペース調整とアンプの確認を念入りにしていたリップスがいた。彼らは熱烈な即効演奏をし、それからふたりは三十年間以上も一緒に歩んでいく運命となる。

G5 ジーファイヴ

アンヴィルの現在のベーシスト。15歳のときにアイアン・メイデンの「ナンバー・オブ・ザ・ビート」を聴き、ベースは自分にとっての唯一の楽器だと確信を持つ。バンド「エッジ・アンノウン」を結成後、1996年にアンヴィル参加。オーディションの結果、メンバーに加わり、半年も経たぬうちにヨーロッパ・ツアーに出かけることになる。

IVAN HURD アイヴァン・ハード

オンタリオのパリーサウンドに生まれ、トロントで育つ。ロスでハリウッドの音楽学校に学んだ後、故郷に戻ってスカボローで、バンドのデモテープを専門とする録音スタジオを始める。1995年、「かつてない最強メタルバンド」に出会い、アンヴィルと12年間演奏を続けてきた。現在、彼は他バンドとのサイド・プロジェクトも進めている。

CHRIS TSANGARIDES クリス・タンガリーディズ

音楽プロデューサー。1975年、ロンドンの伝説のスタジオ、モーガン・スタジオ(後にバッテリースタジオとなる)のアシスタントになる。その後頭角を現し、これまでにシン・リジィ、ブラック・サバス、ジューダス・プリースト、デペッシュ・モード、マウンテンなどを手がける。

TIZIANA ARRIGONI ティッチアナ・アリゴーニ

クラシック・へヴィメタルとハード・ロックを専門に、ツアーのブッキングやフェスティバルへの参加などをアレンジする国際エージェンシー「ソル・ミュージック・マネージメント」の主宰者。セパルトゥラのツアーのブッキングや、マインド・トリップ・プロダクションと共に「IN THE FACE OF DESTINY」というロック映画プロジェクトを手掛けている。

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INTERVIEW ガバシ監督&アンヴィル・インタビュー

ミスター・ビークス (映画サイトAin't It Cool News)

サーシャ・ガバシ(以下サーシャ):僕の頭のヒューズは、かなりぶっ飛んでいる。映画、すごい反響があるんだ。

スティーヴ・"リップス"クドロー(以下リップス):どんな反響なんだい?

サーシャ:とにかく、みんな映画をすごく気にいっていれているんだよ。リップス、ロブと一緒にファック!と指を立てているダスティン・ホフマンの写真があるんだけど、びっくりしたね。あの名画『卒業』のスターが、サタンのように頭を激しく振っていた。

──ダスティン・ホフマンは隠れヘビメタファンだったの?

サーシャ:全然! 映画を見てから彼は僕のところへやってきて、「私は今晩この映画を見るまでヘヴィメタが大嫌いだったんだけど、今まで見た映画のなかで、最も精神に刺激を受けた、感動的で美しい映画だ」って涙を流しながら言ってくれたんだ。

ロブ・ライナー(以下:ロブ):映画を見た後に「今までは全然ヘヴィメタ好きじゃなかったけど、今は好きだよ」って言ってきてくれた人がたくさんいたよ。

サーシャ:そうなんだ! ジョン・メイヤーとか、グッド・シャーロットとか、ザ・キラーズたちもそうだったよ。すごく変だ。僕らは「オジーがこの映画を気に入るといいけど」とぐらいにしか思わなかったんだけど。

──(笑)、でも本当に心の琴線に触れる作品だよ。

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サーシャ:僕にとって最も嬉しいのは、映画を見た人が、「ふたりを大好きになってしまった」というコメント。そして彼らが本当に驚嘆に値する素晴らしいバンドだってわかってくれたら、もう最高に嬉しい。

──そう。これはいわゆる"カム・バック映画"じゃあないよね。むしろ"いい加減にオレたちのこと認めろよ"映画だ。あなたがたは常に"アンヴィル"であり続けてきた。そして、突然サーシャから連絡が来たのはいつ?

リップス:2005年の6月のことだった。

ロブ:20年以上音沙汰がなかった。でもずっと、サーシャのことを思って「ティー・バッグは何処にいるんだろう? 何をやっているんだろう?」って思っていたんだ。そしたら戻ってきた!

──しかもスピルバーグの脚本家になっていた!(笑)

ロブ:サーシャがハリウッドで活躍しているなんて本当に夢にも思っていなかった。でも、サーシャは戻ってきたのは、昔の友人がどうなったのか知りたかったからなんだ。映画のアイディアは、その後に生まれた。それで僕らはお互いの近況を報告しあおうって落ち合うことになった。

リップス:僕はサーシャの家にいって、サーシャがまだ聴いていないアルバムをあげた。すると彼は「ワォ〜!」と喜んで、アルバムのタイトルを読み始めた。「Five Knuckle Shuffle? なんだ、こりゃ!」って(笑)。

サーシャ:そう。「Show Me Your Tits」とか、「Hair Pie」といったタイトル名を見て、「おお、アンヴィルは少しも変わっていなかった!」って思ったね(笑)。アンヴィルを続けているってことを知って、衝撃を受けた。昔にタイムスリップし、青春をもう一度体験しているような感じで、どれだけアンヴィルが好きだったかということを思い出させてくれた。僕らの間にはすごくポジティブなエネルギーがあって、映画のアイディアは、バンドと僕が子供のころに彼らの音楽が僕に与えてくれたものからからやってきたんだ。僕らが出会ってから四分の一世紀が経ったけど、あの時の情熱は、今では鬼火のような存在となって輝き燃えている。だって、あのアンヴィルが『ニューズウィーク』に載るなんて、考えられなかったもの。

──ファッキンな世の中になったんだ(笑)。

サーシャ:出会って数ヶ月も経たないうちに僕たちは撮影を開始した。リップスとロブは、すでにティッチアナ(・アリゴーニ)に会って、ヨーロッパ・ツアーを組んでいたところで、皆で集まって会議して……というような時間はなかった。今撮らなければ二度とそのチャンスは巡ってこないと思った。唯一の手段は、僕が自分で費用を立て替えることだった。僕は、今が撮るべき機会だってわかっていた。それで、「とにかく、出発しよう!」と、言葉の勢いに身をまかせた。だいたい一年ぐらい撮ればいいかなと思っていたけど、結局は長期の冒険波乱旅行になっちゃったね。人生のある時期には、思い切って何かに立ち向かうことが必要だ。「これを僕は信じる。何があってもやりぬく」と。僕にとっては、アンヴィルがそれだったってわけなんだ。

──それに、ふたりの友人を信じたということも素晴らしい。君は、人がカメラに写されたくないと思うようなシーンを撮ることができた。リップスとロブは「その糞カメラを消せよ!」って思った瞬間だってあったでしょ?

ロブ:全然なかったよ。

サーシャ:撮影の最初に僕はこう言ったんだ。「あなたがたふたりは、底抜けに陽気だ。それに、あなたの名前は、ロブ・ライナー(注:映画『スパイナル・タップ』の映画監督はロブ・ライナー)だし。何があっても、僕らは『スパイナル・タップ』と肩を並べるようなものを作るしかない。だから、すべてを受け入れてほしい。映画では、あらゆるぶざまな、みっともない姿もすべてを見せなければならない。それが、あなたがたに対する世間の紋切り型な見方を破っていくことになる。まずは、「ハッハハ。ヘヴィメタ?」なんて思っている観客たちの不意をつくところからはじめよう。そして、その人たちを誘い込もう。観客が、あなたがたヘヴィメタさんも、普通の人たちと変わらないと、家族を持ち、夢を持っている人だって解ったら、最初の数分間は笑っていた人たちだって、映画の終盤にはガッツポーズをとって、あなたがたを応援してくれるはず」。僕の言葉に、彼らはこう言ったよ。「かまわねえ。ティーバック。君を信じよう。全うしてやる」。

ロブ:僕はサーシャを信用していたから。友人だからね。彼の目の中を見て、魂がみえる。愛と善意に溢れていたよ。彼のやりたかったことは、彼ができる最良の方法で、最も正直なアンヴィルの物語を描くことだった。そして、彼は計画通りにそれをやり遂げた。

──ケンカのシーンは、親友じゃないとできないケンカだったよね。みんな一度はこうした経験がある。この映画、二回見たけど、二回とも目がうるうるして、唇をプルプルさせてしまった……。

サーシャ:感動的なのは、真実だからだ。ふたりは、見ている人に救いの手を差し伸べているんだ。「僕らは35年間も同じことを馬鹿みたいにやり続けていて、もう少しで大当たりしそうになっても、まだ、認められるまで夢を捨てていないんだぜ。でも、明日は局面を切り開けるかも」という彼らのメッセージが観客の心に届いているところがすごいんだ。そういうメールを沢山もらった。例えばある女性は、「自分の商売をあきらめようかと思っていたけど、あなたの映画を見て、あきらめてはならないと決心した」と書いてきた。僕らはあくまで自分たちや友人が気に入る映画を作ろうとしていたんだけど、結果的にこの映画は、観客を引き込む力を持っている。それは自分のやっていることを信じて疑わなかったからだ。二人はバンドの可能性を信じてやまなかったし、映画も僕も皆その可能性を信じていた。ここがポイントなんだ。だから話題になったんだと思う。

ロブ:補足しておくけど、過去、僕らは5回ぐらいしかケンカしたことがないんだ。そのうちの一回をサーシャが運よく捕らえた。

サーシャ:それに僕らは、絶えず冗談ばっかり言い合っていた。ダスティン・ホフマンがやってきたときですら、「ダスティン・ホフマン、こんなところでなにやってんだ?」って感じで。

──今思い出したけど、ダスティン・ホフマンが言っていたことの意味がわかったよ。彼は未だにジャズ・ピアニストになる夢を捨ててはいなんだって。彼が映画を気に入ったのも当然だね。

サーシャ:すごく奇妙な話があるんだ。1979年にダスティン・ホフマンがロンドンで映画を作っていたときのこと、彼はホテルに宿泊していた。僕の母はピアニストなんだけど、父と別れ、偶然そのホテルのロビーでピアノ演奏の仕事をしていた。そして、ホフマンと友人になったんだ。ある日、僕はホフマンとお茶をして仲良くなった。ちょうどその時は学年末で、僕には宿題のレポートがあった。ホフマンは、僕のためにとっても素晴らしいレポートを書いてくれたんだ。その14歳のときのレポートのことを、この間会ったときに話したら、彼は泣き出した。人生は、廻る輪のようだ。

──素晴らしい環だね。この映画は、神のご加護がついているんだよ。僕が幸運を祈る必要すらない。幸運をもって産み出された映画なんだから。

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リリース情報

ANVIL「This Is Thirteen 〜夢を諦めきれない男たち〜」

発売日: 2009.10.21/品番:SICP-2416/販売価格:¥2,520(税込)

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