Roland新製品 JD-XA 感想メインでご紹介

研修【いってきました】レポート【女子】

2015-06-14 7月頃発売予定の話題の新製品。


今月のキーボードマガジンでもがっつり特集されていますね。


数々の有名ミュージシャンからも絶賛の嵐だそうですね。


いったいどんな製品なの?ってのは詳しいスペック等はキーマガおよびメーカーページをご覧いただくとして


先日実機を聴いて触って勉強してきたので私の感想・視点でご紹介したいと思います!

デモンストレーターはイケメンキーボディスト、宇都圭輝さん。
(宇都先生のブログはコチラ
いつも研修でお世話になってます!!!

外観はこちら。黒と赤を基調としたボディはまさにステージ映えしそうな感じ。
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最大の特徴としては、”アナログとデジタルのクロスオーバーシンセ”。
この言葉、この前も聞いたなあ・・・そう以前このブログでも紹介したローランドシンセ、JD-Xiですよね。

二つならべてみると、

JD-XA ←上位機種?
JD-Xi 

と思ってしまいがちですが、実はそういった概念ではこれらのシンセは制作されておりません。

正しくは
JD-XA ←プロユース
JD-Xi ←エントリーユース

何が言いたいのかというと、これらは全く別物の表現力や演奏可能性を持ったシンセと言うことです。基盤の構成からパーツまで、JD-XAとJD-Xiは全く違うものを使用しています。

なのでJD-Xiもクロスオーバーシンセだし、同じ音出るんでしょ?と思ってる方、全然違いますから!!!!安心してください!!

肝心の音はといいますと、やはり注目のアナログパートの音が強力!!「JD-XAにおけるアナログ・フィルターは、非常に滑らかな音色変化と切れ味とを両立。これにより、サウンド・メイク時に高レベルの独創性を得ることができます。鋭い音の立ち上がりを実現しているエンベロープも、JD-XAにおける重要な要素です。四つのアナログ・パートには個別にMFXが用意されており、エフェクト込みの音の作り込みにも対応。さらに、全パートに同時に掛けることができるEQ、CHORUS、FUZZなどを含むTFXも同時に使うことができます。」(メーカーサイトより引用)
つまり4音重ねて和音も可能だし、ここにモジュレーションも加えるとなんかすごいことになってました。え?この世の音なの?みたいな
アナログパートはJD-XAのために新規開発されているため、レゾナンスなんかは故障ですか?って思う程、聞いた事がない音に変化して行っていました。
あとはLFOがどこまでもかかっちゃうのが印象的でした。こればっかりは実機を導入したら是非体感していただきたいところです。

さて、デジタルパートですが、INTEGRAのsuper natural synthパートを搭載しています。
逆に言うとINTEGRAのそれ以外のパートはあまり入っていないので、INTEGRAを既にお持ちの方はがっかりしなくても済みそうです。
アナログパートと比べてみると、デジタル音色はきらびやか!懐かしの90年代 JD-PIANO(JP-800のような音)も入ってます。

そして肝心のアナログとデジタルのクロスオーバー!こちらはSUPER SAW POLY SYNTHの音色で実演していただいたのですが、立ち上がり部分にアナログパートを加える事で、デジタルパートだけでは成し得ないぶっといSUPER SAWへと仕上がってました。また、フルートやサックスなどのブラス音に、アナログオシレーターをかけたりなんかも実演していただいたのですが、もうね、原型ないですよローランドさん!!!!!
(フルートってかこの世の終わりのプルートかいって心の中で思ってました)

あとは豊富な入出力端子も見逃せない点。
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USB、MIDIはもちろんのこと、CV/GATE端子の搭載により、モジュールシンセなんかも動かせるほか、注目すべきはドライアウト端子・・・アナログの音でも、最後はデジタルアウトでしょ?って思ってた方、安心してください!!そのまんま出てきちゃいますから!!!
ためしにドライアウトからアンプに繋いでみたら、当然ですがマスターボリュームで制御できずとんでもなくでかい音がでました(アンプ死んだかと思った)。

長くなりましたが、お伝えしたかったことの半分くらいしか書けてない。言葉で音を表現するの難しいですね。ほんと。

まだ正式なお値段等は発表されていませんが、イシバシ楽器立川店ではご予約も受け付けています!是非、よろしくお願い致します。

長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました!

すぎもと