テレキャスターのブリッジ編

テレキャスのオクターブ調整

2015-03-07
1950年の誕生以来、仕様変更やバリエーションを増やしながら、作り続けられている世界初の量産型エレキギター。テレキャスター。
ブリッジにも多くの仕様変更がありますが、テレキャスのブリッジで真っ先に思い浮かべるのはこのタイプですよね。
年代によって、サドルの素材や形状は異なりますが、所謂3WAYと呼ばれる1個のサドルに対して2本の弦を張るこのスタイル。
テレキャスらしさを生む要素の1つではありますが、各弦ごとにオクターブ調整ができず、ユーザーの悩みの種となっています。
今回は、そのお悩み解消パーツをご紹介させていただきます。

まずは、74年頃にフェンダーが交換用パーツとして発売した6WAYタイプ。

通常の3WAYと同タイプのベースプレートを使用しているため、重量を変えることなく各弦ごとのオクターブ調整が可能となっています。

次は、恐らく最も多くの利用者のいるこのタイプ。(画像はGOTOH GTC202)

分厚いベースプレートを使用することにより通常の3WAYと比較すると約2.5倍程重くなっており、高域を抑えつつ、低域の締まったタイトな音になるのもメリットの1つかと思います。
以上、6WAYタイプのブリッジとしてメジャーな2タイプを紹介させていただきました。

ここからは、3WAYでありながらオクターブチューニングが合うように改良されたブリッジをご案内させていただきます。
オクターブは合わせたいけど、3WAYの雰囲気を変えたくない方は是非。

ぱっと見は普通の3WAYですが、弦が通る溝をカットすることで1つのサドルの内に長短をつくり、通常の3WAYに比べ格段にオクターブが合いやすくなっています。


他にも一風変わった、可変式のサドルもあり、中心を軸に任意の位置に動かすことができます。


ただし、改良型3WAYも各弦ごとにオクターブ調整ができるわけではありませんので、オクターブチューニング最優先の方は、6WAYを。
3WAYの雰囲気を残したまま、オクターブチューニングを改善したい方は改良型3WAYを。

パーツを変えて、快適なテレキャスライフをお送り下さい。

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イシバシ楽器御茶ノ水本店

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