H.SELMER Soprano MARK6が中古で入荷! #今週の逸品

H.SELMER Soprano MARK6

2020-05-10 皆さんコンニチハ!!

名古屋栄店管楽器担当のミスミでございます!

イシバシ楽器名古屋栄店は5月7日から営業時間を短縮して再開しております!休業中もオススメな逸品が入荷しておりますので順次ご紹介していきたいと思います。

さてさて、休業明けにご紹介する今週の逸品はコチラ!!
H.SELMER Soprano Saxophone MARK6 20万番台
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4月中旬にも入荷のご紹介をしましたが、ようやく調整完了となりました!
1972年製造のフランスセルマー・マーク6。数多くのジャズミュージシャンがレコーディングで使用・音源として残し、数々の名演を吹き込んだ楽器として、生産完了となった現在でも非常に高い人気を誇るモデルです。

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イエローの色味が強いフランスセルマーですが、経年変化によって茶色く変色してくるのが特徴ですね。キィパーツには変色やサビの発生が見られますが、製造から50年近く経過していることと、オリジナルラッカーを保っていることを考えれば十分良いコンディションと言えるのではないでしょうか。管体には多少凹み修正痕が見られます。


ソプラノマーク6は、軽快な吹奏感とその柔らかな甘い音色で多くのジャズミュージシャンを虜にしてきました。その後、同社他社から数多くのモデルが発売されましたがマーク6独特のサウンドには替えがなく、マーク6にしか出せない音色は確かに存在します。

また、ソプラノマーク6のサウンドと言えば、コルトレーンやケニーGがよく例に挙げられ定着していますが、マーク6はそんな先入観なしに吹いて頂きたいモデルです。演奏するプレイヤーやマウスピースのセッティングをよく音色に反映してくれる、そんな器の広さもあるように感じられますので。

実際の演奏性はどうなんですか。といったご質問も良く頂きますが、正直にお答えするのであれば「練習と慣れが必要です」やはり現代サックスと管体設計・キィ構造が大きく異なりますので、左手小指で操作するテーブルキィ、左手のひらで操作するパームキィの操作感は独特です。また、右手主列キィ(ファ・ミ・レ)もオフセットしていない上に、このモデルの最大の特徴である(と私は勝手に思っている)ストラップリングがなくストラップが掛けられないことも、楽器を構えて保持するためにウィークポイントとなっております。

しかし!やっぱりマーク6の音色は他には替えられません!なので操作性に関しては「練習して慣れて下さい」としか言えないのが正直なところ。音程バランスはもちろん現代楽器に比べれば劣りますが、十分実用範囲内だと思います。

アルトやテナーが後にマーク7にモデルチェンジしましたが、ソプラノに関してはスーパーアクション80が発売される80年代までモデルチェンジすることなく製造が続けられました。しかし、製造番号として人気が高いのはアルト・テナーでマーク6が作られていた24万番くらいまでのようですね。彫刻もしっかりと彫り込まれ、HighF#キィも装備された実用性の高い逸品です。

吹いてみると息がスッと入ってくれてレスポンスが良く楽器が手元で鳴っているのが良くわかります。それほど吹き込まれていないようですが、音抜けは良く自由度の高さを感じます。

久々に名古屋栄店に入荷したソプラノマーク6。ぜひご検討下さいませ。
MISUMI

店舗情報

イシバシ楽器名古屋栄店

NAGOYA SAKAE STORE

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄3-4-5 スカイル9F

TEL:052-243-1484

営業時間:11:00 ~ 20:00

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