スリー・フィンガーが馴染むフォークの名器マーティンD-35！
2017-10-24
アコースティック・ギター売り場の白井です。エレキを弾いてロックも演奏する私ですが、私の音楽の原点はフォーク。フォーク酒場やオープン・マイクのフォーク・イベントにもお邪魔しました。同世代の盛り上がりに強く共感する今日この頃です。
と言うことで、今日はフォーク・ソング全盛時代を支えたD-35を紹介いたしましょう。
マーティンD-35は1960年代のモダン・フォーク・ブームの時代に産声をあげました。マーティンのアコースティック・ギターの代表モデルD-28をベースと比較すると、力木が幾分細くなっています。D-28はPAシステムが無い時代にしっかりと音を出すために設計されたギターでしたが、モダン・フォークのソフトなボーカルやコーラスと馴染むよう、明るい音色が出るように設計されたのがD-35なのです。なお、当時サイド＆バック材に使用していたブラジリアン・ローズウッドが枯渇していたため、バックを3ピースとしたことが外観上の特徴になりました。
1970年代の和製フォーク・ブームの頃には、吉田拓郎、イルカ、岡林信康、遠藤賢司、なぎら健壱、中川五郎らがD-35を使用。同じマーティン、D-28、D-45とともに一世を風靡いたしました。フォーク・ソングのスリー・フィンガーもばっちり決まります。フォーク酒場にうってつけのギターとも言えましょう。
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使用感は多少ありますが、ほろ酔い加減で演奏するのならむしろ安心の一本。何よりもお値段が魅力。マーティン持てば、フォーク酒場のスーパー・スターも夢ではありません。(?)
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