イシバシ楽器渋谷EAST店の渋E一本!「V.BACH TP 37MLGP?Mt.VERNON  S/N:26687」

イシバシ楽器渋谷EAST店の渋E一本!「V.BACH TP 37MLGP?Mt.VERNON  S/N:26687 」

2017-08-26 442787 B

こんにちは、渋谷EASTの小林です。
本日の渋E一本は・・・
V.BACH TP 37MLGP?Mt.VERNON  S/N:26687
です!



ここから下は、ちょっと前に私が投稿したブログの再掲です。
この楽器についてちょっと語っております。

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今日の紹介する楽器は????・・・
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ん?!
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んん!!
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これ!
VINCENT BACH MODEL37!! マウントバーノン!!
ゴールドプレート!

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男らしい刻印がマントバーノンの正銘。


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このウォーターキィが現行とは反対の向きになっているやつ、
カッコいいですよね。


・・・ウォーターキィじゃないですね。3番のスライドストッパーですね。

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この3番スライドに指かけがないのも乙なものです。
YTR-233みたいな感じで・・・
逆にYTR-233はMT.VERNONの要素を含んでいるのか・・・?

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そして

ただ、ゴールドプレートっていう潰しカラーのおかげで
2ピースのバルブケーシングがよく見えませんね・・・

ということで
キャップを外してみました。

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洋白の姿が確認できますね。
NYバック時代は上下どちらも真鍮材だったらしいですが
マウンドバーノン期のやつはもう上が洋白です。

・・・これ、個人的にとても気になってるんですけど、
上下とも真鍮の2ピースと真鍮の1ピース、そして上が洋白、下が真鍮の2ピース・・・
これだけの違いでどこまで音が変わるんでしょうか。
結構変わるって話、理屈では分かっているんですけど、その他の仕様を同じにして一回比べてみたいですね?。

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シリアルナンバーは26687。
1964年製ですね。
60年代って言えばロックが熱い時期なんですかね?サザンロック・・・はもうすこし後ですかね?
ちなみに65年にはエルクハート工場に移ったと記憶していますので
最後期のマントバーノンですね。

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そういえば古いバックって響き線がフレンチビードっぽいフラットな感じになってるっていう話を聞いたことがある気がしますけど
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そうでもないっすね。

やっぱりやりたくなります、磁石をくっつけてみました。
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上がマントバーノン、
下は90年代のエルクハートバックです。
エルクハートの方が若干強くくっつきます。
これはもしかして、巻線の鉄の成分が異なってるんでしょうか?

さて、最後にこのGPかどうか?についてなんですけど
申し訳ないのですがそもそもオリジナルGPが存在していたのかどうかを存じ上げません。
シルバープレートなら一回見たことあるような気がするんですが・・・

刻印とかメッキとかの状態を見ますと
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銀メッキの楽器に後からゴールドプレートをかけた楽器


アフタープレート
なのでは

ないかと

思われますね。



いやそれってつまりリプレートじゃん?って?
そんなこと言わずに・・・!
ぜひ試奏にいらっしゃって下さい!

商品ページはこちら → http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/23-485683900

担当 こばやし
KOBAYASH I