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楽器屋さんに聞けシリーズ番外編 〜ATV aDrums イベントレポ エレドラ新世代到来!〜

2017/8/1 (火)[渋谷WEST]

進化した新世代の電子ドラムを徹底分析、これからの電子ドラム aDrumsをレポ!

前回では、
『エレドラの歴史について』解説いたしましたが、
その最後にこの夏新たに発売されるATVのaDrumsについてちょこっと触れました。

そして先日、SHIBUYA_WESTで開催した、
『究極のハイブリッドドラム aDrums大体験会in SHIBUYA_WEST 』
おかげさまで多くの方にご来場いただき、大きな反響をいただきました、
ありがとうございました。

そして、この夏発売が決定した ATV aDrumsの情報・予約が遂に解禁!



という事で今回は
「進化した新世代の電子ドラムを徹底分析、これからの電子ドラム aDrums」をお送りします。

aDrumsのコンセプト、
今までのエレドラとの明らかな違い、
どのようなドラマーにオススメかなど、、、


実物に触れた率直な感想を交えてお送りしたいと思います。


■生ドラムに迫る、ルックスも演奏感も追及した電子ドラム。

193331 B

まず驚かされたのはそのルックス!



もうそのままドラムですね(笑)

実際、6plyのバーチシェルを使用した本物のドラムです。

196472 B

そこに3か所のセンサーを取り付け、

※この3か所のセンサーがキモで、
今までの構造と違って、センサーがセンターに配置されていないために、
真ん中をクリーンヒットした時に、急に音がデカくなるというウイークポイントを改善しています。


183515 B

ダブルプライのメッシュヘッドを張った構造、
勿論ボトムもメッシュヘッドが張られております。

バスドラのみフロントはプラスチックフィルムですが、
全てのパッドにおいて驚いたのが、その静粛性。

完全なドラム型なので、
それなりの騒音が有るんだろうなーと思っていましたが、意外なほど静か。

シェル全体で振動を吸収してくれているような、そんなイメージ。

何よりも今までのメッシュヘッドでは「反発が強い」印象がありましたが、
ボトムヘッドがあるせいなのか、生ドラのような「沈み」を感じることが出来ます。

また、音源の設定で変更は可能ですが、
結構引っぱたかないと綺麗に鳴りません(笑)

元々ダイナミクスレンジがかなり広く設定されているので、
かなりパワフルに叩き込まないと鳴りません、、、、

よく、エレドラって
簡単に音が鳴るから練習にならない
そんな声を良く聞きます。

確かに、既存の製品では
かなりイージーなダイナミクスの設定がなされている印象もありました。

しかしこのaDrumsでは、
生ドラム同様に「思いっきり叩ける」を目指しているようで、
かなり「ぶっ叩いても」ついてきてくれる柔軟さを持っております。

逆に言えば、
ちゃんと叩かないと綺麗に発音しません。

なので、エレドラと思って叩くと、
びっくりするほど鳴らし切れません(笑)

サイズ感は小ぶりですが、小口径が人気の昨今では
「ちょうど良い」サイズ感かもしれません。
特に自宅に置くにはぴったりのサイズで、物足りなさも感じませんでした。

ちなみにサイズは
キック18インチ
スネア/フロア13インチ
タム10インチです。

CYM

ちなみにシンバルはハイハット14インチ、ライド18インチと
本物のサイズと全く変わらないので、
ドラムと合わせてもいい感じに心地よい演奏感を実現しています。

HHCYM

また、ハイハットも非接触式の新たなセンサーによって、
従来の開閉式よりも高い精度のセンシングを実現していたりと、
とにかく演奏感の「生っぽさ」に磨きがかかった印象でした。


エレドラもここまで来たか、、、、と感じさせる程の表現力、
ルックスも叩き心地もまさしく「生ドラム」にとことん迫っていたのは非常に驚きでした。





イベント時のデモです。

このようにかなり広いダイナミクスレンジを持っていることがお分かりいただけると思います。
JAZZ系からROCK系まで幅広いジャンルで気持ち良く叩くことが出来ます。



■音源が全く今までと違うぞ!


68662 B

音源はaD5

こちらは既に発売済みの音源なんですが、
これまでは、YAMAHAやROLANDなどの他社製品に対応した汎用音源といった位置づけでしたが、
今回aDrums発売で、専用パッドが登場した事で、
こちらの音源の特性を100%生かし切ることが出来るようになったのです。
※もちろん他社パッドでもこの「ハイレゾ」なサウンドを体感することはできますので、
既存の他社製品をお持ちの方でも簡単に「音源乗り換え」ができます。

今までの他の音源との違いは、
「サンプリング音源」であること。
他のメーカーでは主に「モデリング音源」なのです。

サンプリング音源は
忠実に録音したままの音を再生するタイプ。

モデリング音源は元の録音した音を「デジタル分解」
それを再合成して様々な音を作り出すタイプ。

サンプリング音源の特徴としては
とにかく音がナチュラルでリアリティが高く、実際の生音に限りなく近い。

モデリング音源の特徴としては、
元々のサウンドをデジタル処理をするため、
ピッチを変えたり、サウンドシミュレートが容易にできるのが最大の特徴。

特にaD5音源では、綿密に時間をかけて録音した、
「実際に存在するドラムの音」を使用し、超高音質で再生。
発音までの時間差(レイテンシー)を生まないために、
余計な機能を完全カット、クリックすら付いていません(笑)

しかしながら、その音質は録音した部屋の空気感すら感じることが出来るほど。
再生されるサウンドは、まるでレコーディングスタジオで、
「いいドラムをいい音で録音した」ような音色です。

とにかくサンプリング音源によるナチュラルさと高音質が最大のウリ。
それでいて超ハイレスポンスな発音を実現しているのは驚きでございます。

ソング機能やその他の「エレドラ」らしい機能は皆無なので、
それらを使いたい方には物足りないかもしれませんが、
そのような従来のエレドラでは当たり前に存在した機能を犠牲にしてでも、
「ハイレスポンス」「高音質」を届けたいという開発チームのこだわりを感じます。

また、基本的に音の加工ができない替わりに、
「ATVサウンドストア」から、
幾多の実在するドラムやシンバルを「実録」した追加インストを購入可能。
※無料のインストも有るので、気軽に利用できますね。

つまり、自分好みのサウンドを後から追加できるのです。

意外に自分の好きな音の傾向って変わらないもの、
自分好みの音源を作れてしまう、これも最大の魅力かと思います。


■宅録の強い味方、インディビジュアルMIDI

この動画をご覧ください。


宅録がもっと便利に!

これ、今までになかった機能です。
DAWでMIDI経由で録音する際、
今までの機種ではスネアやキックなどの演奏データは、
「同じチャンネル」で一括送信でした。

しかしこの機能、1〜10チャンネルに分かれて送信されるので、
最初からパッドごとにトラックが分かれているのです!

これなら音色の差し替えや修正もかなり楽になるはず。

生ドラムを使用し、レコーディングスタジオで手間暇掛けてレコーディングしていたドラマーも多いはず、
しかし、宅録環境があればこの機能を使用し、自宅で簡単に本格レコーディングができる!

物凄い便利ですこれ、、、

様々なお好みの追加インストと組み合わせれば、
自宅が一流レコスタに早変わりしてしまう事でしょう!



■aDrumsに触れてみて

193868 B

これまでROLAND Vdrumシリーズ、YAMAHA DTXシリーズと触れてきて、
ATVの考えるエレドラはエレドラでありエレドラではない代物という印象でした。

これまでの機種が「エレドラだからこそ」という感じでしたが、
今回発売されるaDrumsは、「エレドラなのに」といった感じ、
ATVの電子楽器でどこまで生ドラムになれるか?という気合を感じました。

勿論、これはメーカーのポリシーや考え方によるところが大きいのですが、
エレドラ界に新しい風が吹きこむのは間違いないです。

2017年、エレドラが家庭に普及しはじめておよそ20年が経ちました。
2020年代に向けて、ますます進化していくであろう電子ドラム、
技術の革新による素晴らしい製品がまだまだ世に出てくることでしょう。

特に今回のこの製品は、
今まで生ドラムばかり叩いていた人にオススメします。

私も実は「生ドラム」派なのですが、
家庭でここまで楽しめれば「十分すぎる」と感じるほどでした。

勿論、生ドラムを叩ける環境があればスバラシイのですが、
そうもいかないのが日本の住宅事情。

このサウンド、演奏感で家庭でも全く問題ない低騒音。
※さすがに集合住宅ではそれなりの対策は必要ですが、、、

自宅練習用にももちろん良いのですが、
おそらくは録音で本領を発揮するのではないかと思います。

特に最近では自宅録音でエレドラを使う方も増えておりますが、
でも、ドラムだけは生っぽく仕上げたいなんて方も多いはず。

レコスタで録音するのはメンドクサイ
もっと手軽に生っぽい録音出来れば、、、
なんて思っていた方、是非オススメです。

また、音量制限のあるライブにも最適。
生ドラの替わりを務めることが出来る機材ではないかと率直に感じたものです。


早く発売が待ち遠しいところですが、
2017年 8月末〜9月初頭にSTANDARD Setと音源なしのBASIC Setが
10月にタムとシンバルが追加されたEXPANDED Setが発売されます。


これからのエレドラのより一層の進化が楽しみになってきました!

それではまた!


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■この記事を書いた人

松岡 武 Takeshi Matsuoka

中学生の頃突然ドラムに目覚め、そのままのテンションで音楽の専門学校に入学。卒業後よりお茶の水イシバシに勤務し13年、2016年6月より渋谷WEST勤務。20代のころはジョン・ボーナムにあこがれすぎて24インチのライドをバカバカ打ち鳴らしてました。豊富な現場経験を生かしたその人に合った楽器のチョイス、チューニングやメンテナンスポリシーで、様々なタイプのドラマーをサポート致します!



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