初心者の方でも安心、これから始めるエレキベースガイド その?

お世話になります。
石橋楽器福岡パルコ店ベース担当の川越でございます。


初めてベースを選ばれる方から、最も多いご質問。

「始めてみたいけど、種類が多すぎて何を買えばいいかわからない」

確かにベースは様々な種類があり価格もピンキリ。
最初は迷うのも無理はないでしょう。

これから基本的なベースの解説をさせていただこうと思います。

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●これから始められる方向けのベースガイド?
 ?アクティブ、パッシブベース編?




エレキベースには様々な種類があり、カテゴリーで分けるのもなかなか難しいのですが、
まずは今回この2種類について解説させていただきます。
どのエレキベースの必ずこの2種類に分類されます。


・パッシブベース
・アクティブベース



これから始められる方には聞き慣れない単語かもしれません。

パッシブベースというのは電池を使用せず、ベースの音を搭載されているマイクで拾い、そのままアンプへと繋ぐ方式のベースです。

アクティブベースというのは電池を使用し、ベースの音を搭載されているマイクで拾い、プリアンプという内蔵アンプを介して、アンプへと繋ぐ方式のベースです。




例えるならば、音楽プレーヤーからそのままヘッドホンを繋ぐのがパッシブベース
音楽プレーヤーからヘッドホンアンプを繋いだ上でヘッドホンを繋ぐのがアクティブベースのような物になります。



パッシブベースは内蔵プリアンプのないシンプルな構造となりますので、
ベース本体についているツマミで調整出来るのがボリュームやトーンといったシンプルな物が多いです。

反対にアクティブベースは内蔵のプリアンプにより、各音域(低音域、中音域、高音域)ごとのイコライザーがついているものが多く、音量バランスを本体上のつまみで調整できるものが多いです。



ここで画像を見てみましょう。

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こちらは最もスタンダードなパッシブベース、フェンダー社のジャズベースです。
3つのツマミはフロントボリューム、リアボリューム、トーンとなっています。

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こちらはアクティブベース、Xotic社のジャズベースです。
一見してつまみが多いのがお分かりいただけると思います。

このツマミは画像右から、フロントボリューム、リアボリューム、トーン、と
ここまでの銀色のツマミは先ほどのフェンダー社のベースと共通しています。

そこからは先ほど説明したTrable、Mid、Bass(高、中、低音)のイコライザが3つついています。
更に2つのスイッチはTrable、Midの周波数帯域の切り替えです。
高音と中音の位置をコントロールするものです。
このようにアクティブベースはベース本体で多機能なコントロールが可能となっております。


さて、ここまで読むとアクティブベースの方が多機能でいいんじゃない、、、?
なんて思いがちですが、パッシブベースには特有のダイレクト感やニュアンスの出しやすさ、音の生々しさがあり、ベースを人間の手元でコントロールできる楽しみがあります。


またまた例え話になるのですが、自転車に例えてみてはどうでしょう。


競輪等で使用されるピストバイクのようなギアのない自転車。
不器用ですが乗り手がペダルを漕ぐ強さ、路面へのダイレクト感が顕著に現れます。
パッシブベースはこのように、楽器本体よりも人間がコントロールする部分が多く、
プレイヤーの持ち味が現れやすい
です。

そして変速機つきのロードバイク、物によっては非常に多機能な物もありますね。
こちらは状況に合わせて自転車本体でのコントロールにより、すばらしいパフォーマンスを発揮します。
アクティブベースはまさに、状況に応じて素早くサウンドをコントロールできる柔軟さがあります。
ただし状況判断を誤って使用すると、坂道で重たいギアを使用するように使いにくい場面もあるでしょう。

私の中では双方にこの様なイメージを持っています。
どちらも一長一短ではございますが、私の考える長所、短所をまとめてみました。

●パッシブベース

長所
・シンプルな構造のため、楽器の木材や製造法、弾き手の個性が出やすい
・電気回路が単純なため、独特の生感、空気感が出しやすい
・シンプルな分製造コストが安くなる
・メンテナンス、修理が、比較的簡単、安価になる

短所
・ベース本体では音作りの守備範囲が狭いため、アンプ等に出音が左右されやすい
・電気回路が単純なため、ノイズや、外部環境での音質変化の影響を受けやすい



●アクティブベース

長所
・プリアンプにより、状況に合わせて多彩なサウンドを作り出すことが出来る
・ベース本体だけでは補えない、低音、高音を補正することができる
・出力される音が安定しており、ノイズや外部環境の影響に強い
・プリアンプのキャラクターにより、メーカー独自のサウンドが出せるものがある

短所
・プリアンプのキャラクターによっては、弾き手の個性を出しにくいものがある
・製造コストがパッシブベースより高くなる
・構造が複雑になる分、メンテナンス、修理が難しい、高価になる


このように、どちらが優れているということはありません。
長所、短所があるため、どちらのほうが始めてのベースにおススメということもありません。

強いて言えば、アクティブベースの方が覚える項目は多いのですが、
そこまで難しいことではないので、これから始めるにあたって大きな障害にはならないと考えます。

重要なのはどちらの種類のベースが自分にあっているか、サウンドが好みかということです。

ベースを選ぶ際にはこの2種類をまず知っておくと、どんなベースなのかイメージがしやすいと思います。
簡単な見分け方としては、つまみが多く、ボディの背面に電池を入れるスペースがあると、
アクティブベースであることが多いです。
もちろん例外もありますのでご注意ください。

最後にいくつか、各ベースの商品リンクを載せておきますので、
ご覧になってイメージを膨らませていただけますと幸いです。

順に高額になるように並べておりますので、一部初心者向けでは無い商品もございますが、是非ともご覧下さいませ。

●パッシブベース※一部僅かですがアクティブベースが混じっております
YAMAHA In Stock

Gibson In Stock

Squier In Stock

Fender Japan Exclusive In Stock

Fender USA In Stock

Fender Customshop In Stock

●アクティブベース※一部僅かですがパッシブベースが混じっております
YMAHA In Stock

IBANEZ In Stock

Atelier Z In Stock

SADOWSKY In Stock

XOTIC In Stock

WARWICK In Stock

Maruszczyk Instruments In Stock

Fodera In Stock


店頭では実際にお手にとっていただき、各ベースの良し悪しを体感いただけます。
始めてでまだ弾けない方には、スタッフが代わりに弾いてのサウンドチェックも可能でございます。
どうぞお気軽にご来店くださいませ。


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