The British Pedal Company [BPC] 製品紹介その3

現代のニーズにマッチする『Player Series』を紹介!!

2016-06-12

さて、British Pedal製品紹介第3回目になりますが本日は『 Players Series 』を一挙にご紹介したいと思います!!

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前回、前々回と同じくTATS氏のブログ ・コラム『Buzz the Fuzz.』『歴史と伝統の英国サウンド』をご参照させて頂いております!!

Players Series
『 Players Series 』伝説的なファズ・ペダルを完全再現した「Vintage Series」と基本的に同じ回路を採用しながらも、より現代のエフェクター事情に対応したのが「PLAYER’S SERIES」。
コンパクトな筐体でペダルボードへの配置もスッキリ!


公式HPに記載がございますが、基本的には「Vintage Series」と同じ回路構成となっておりますが目立つところでは『心臓部』ともいえるゲルマニウムトランジスタや、印象をガラリと変える筐体に変更を加えて「Vintage Series」を現代的により扱いやすく改良したモデルとなっています。
アダプタやLEDなど現代的な要素を組み込むためトランジスタが変更となっておりますが、それでもサウンドは「Vintage Series」と遜色ないほどのクオリティに仕上がっています。

その中でも『 Players Series 』でのみラインナップされている製品たちをご紹介致します。


Players Series Tone Bender MKV


British Pedal Company独自開発のペダルで、回路設計は同社のNick Browning氏が担当。
Tone Bender MK1のファズ回路を元にし、ドライ音(ギターのクリーン音)とMK1のファズ・サウンドをミックスしてアウトプットできるというスグレモノ。

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MK1をベースにクリーンサウンドミックスが可能になったモデル。
個人的にはクリーン音出しながらの音作りよりもファズのサウンドを作ってからクリーンを加えていく…といった方が音作りがし易く感じました。
また、前段に別のペダルを繋ぎ、エフェクトをONにした状態の音をミックスすることが可能でサウンドの幅がサウンドの幅が一層広がる使い方できる一台です

小ネタを1つはさみますが「なんでをすっとばして、いきなりになってるだよ(笑)」と疑問に思われている方もいらっしゃるかと思います。
TONE BENDERの歴史において、便宜上『MK?』といえる回路をもったファズは確かにあるようなのです。
MK?のアップデートとなったモデルでアルミ筐体のポップなデザインの製品のようですが
生産年数がやたらと少なかったり、微妙なマイナーチェンジであったり、
回路はMK?だけど違うけど筐体デザインにMK?と記載があったり、
逆に回路的にはMK?なのに筐体デザインがMK?のままだったり等々で
「そういう商品名のモデルがあった」ということはわかってはいるのですが、
正確に「どこからどこまでが『MK?』だ!!」という境界線が非常に曖昧な製品なのだそうです…。

このあたりのトリビアが気になる方は是非『Buzz the Fuzz.』をご参照くださいませ。



Players Series Fuzz King
Players Series Fuzz King MKII



歴史的ファズ・ペダル「Tone Bender」の生みの親
ゲイリー・ハースト氏が70年代に新たに開発・発売したファズ「Fuzz King」の復刻品。
BIG MUFFにも通じるような深くキメの細かいファズ・ディストーションを生成。

Fuzz King MKIIはBritish Pedal Company独自開発ペダル。回路設計は同社のNick Browning氏が担当。
Players Series「Fuzz King」のファズ回路をさらにリファインし、ドライ音(ギターのクリーン音)とFuzz Kingのファズ・サウンドをミックスしてアウトプットできるというスグレモノ。

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オリジナルモデルはもともとTONE BENDERと同程度のサイズのファズのようです。
British Pedalの発売に伴いTONE BENDERのオリジネイター・ゲイリー・ハースト氏のデザインしたモデルとしてラインナップに加わった模様です。
記載にあるとおり、TONE BENDERというよりは確かにBIG MUFFに近い歪み方をしますがBIG MUFFと比べるとやや歪み方が荒く、硬質な音になっている印象のモデルです。
『Fuzz King MKII』は『 Tone Bender MKV』同様クリーンミックスが可能なコントロールが通過されています。


Players Series Doubler


1975年、英CBS ARBITER社が発売したファズ「DOUBLER」の復刻品。
オリジナル回路を設計したゲイリー・ハースト氏本人の監修による復刻品で、ノーマル・ファズとオクターブ・ファズの双方をダブル・スイッチにてコントロールするという珍しいファズ・ペダル。

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こちらのモデルもゲイリー・ハースト氏がデザインしたモデルの復刻品となっています。
デザインからFuzz Kingに似た音と思ってしまいそうですがサウンドは歪みのサウンドは別物になっています。
オクターブをONにしたサウンドは、既存のハイエンドなオクターブファズと比べると音の暴れ方は若干おとなしい印象ではありますが、ピッキングのニュアンスが非常に優秀なモデルです。
オクターブファズを検討中の方は是非一度お試し頂くことをお奨め致します。


非常に駆け足ではありますが『 Players Series 』の紹介でした。

このブログのために改めてBritish Pedal Companyのラインナップを弾いてみてこのメーカーにしか出せないロック黎明期のサウンドを感じました。
現代においてはサウンド的にも、筐体をみても、もっと扱いやすい機材というのは多くありますがシンプルが故に扱いが難しく、ただひたすらに魅力的で素晴らしいファズサウンドがこのメーカーの魅力です。

実際のヴィンテージTONE BENDERなどはなかなか市場に出回らない希少価値も非常に高いモデルとなってしまっておりますが
『完全再現のモデル』・『より 現在のニーズにマッチしたモデル』ともに気になることがあればお気軽にお問い合わせ・ご来店にてお試し下さいませ!!

店舗情報

イシバシ楽器御茶ノ水本店

OCHANOMIZU HONTEN

〒101-0062

東京都千代田区神田駿河台2-2

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営業時間:11:00 ~ 19:00

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