YAMAHA新製品内覧会 ドラムレポートその2 New Recording Custom編

NAMM2016で衝撃的に登場したNew Recording Custom!

2016-02-06 1975年の「YD9000」から始まり、2013年まで発売されていた「Recording Custom」。
YAMAHAドラムの代名詞的なモデルです。

多くのドラマーに愛されたあのバーチサウンドが、
2016年「New Recording Custom」として進化を遂げました!



今回、あのSteve Gadd氏から様々な意見を頂き、サウンド面の向上を追求したそうです。



それでは、主な特徴をご紹介いたします。



シェルは北米産のバーチを採用、6PLY仕様となっております。
また、ベアリングエッジを30度のR1.5とし、中低域の音とアタック音がより明快になりました。



ハイテンションラグのデザインを一新し、重量のある仕様へ変更されました。
これにより、芯のあるまとまったサウンドに、そしてサスティーンを適度にコントロールすることで切れ味のあるサウンドになっております。



20インチのバスドラムのみ、少しリフトをするフローティングシステムを採用しています。
これはSteve Gadd氏のアイデアで、20インチのバスドラムのど真ん中にしっかりビーターを当てることにより、20インチの持つ音量をフルに生かすことができます。
最近の小口径バスドラムの人気にも配慮した仕様とのことです。

この日用意されたセットもバスドラム20インチのフローティングシステムのもの。
それでは、神保彰氏による迫力のデモ演奏です。


※見づらいアングルの映像で申し訳ございません。

叩き終わった後、神保氏の第一声は

「気持ちいいですね!」

そして、

「Recording Customはレコーディングエンジニアが様々なシチュエーションでもいい音で録音できる、というところから付いた名前」

というエピソードを紹介し、

「元々筋肉質の音だったが、新しくなってよりマッチョになった感じ。」
「中低域がよりふくよかに出る」


とNew Recording Customの感触を述べられておりました。

その言葉通り、迫力がありながら機敏で、包み込むような太さも感じられるサウンドでした。
動画のデモ演奏ではやや激しめプレイとなっておりますが、そのあとに行われたセッションでは、優しく暖かなサウンドでのドラムプレイも披露。
YAMAHAバーチサウンドの懐の深さを感じられました。



まだ発売時期や販売価格は発表されておりませんが、決まり次第こちらにてお知らせいたします!!