ラウンドボード・ストラトのすすめ

フェンダーCSのラウンドボードが人気急騰中!!

2015-12-23 知ってるようで意外と知らない!?
フェンダーのラウンドラミネイト・ローズウッド指板について、簡単にオサライしましょう。


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(画像1:ラウンドボードのFender Custom Shop / 2015 Custom Built 1963 Stratocaster Journeyman Relic Faded Red Sparkle

もともとメイプルワンピースネック仕様をスタンダードに据えていたフェンダー社ですが、1958年頃になると、ローズウッド指板への仕様変更が始まってきます。ジャズマスターの発表とも同時期にあたりますが、使い込むことにより、ラッカー塗装の剥がれ、汚れが目立ちやすいメイプルネックから、より高級感がありトラッドな印象を受けるローズウッド指板へ変更されることとなりました。

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(画像2:スラブボードのFender Custom Shop / Japan Limited TBC 60 Stratocaster NOS Aged Olympic White

ローズウッド指板の誕生当初はスラブボードと呼ばれるラミネイト方法でした。「スラブ」とは要するに「厚板」の意味で、メイプルネックに対して指板の接地面がフラットに貼られた状態です。その仕様が1962年中頃からは変更されるようになります。ラウンド貼り指板と呼ばれるもので、メイプルネックとローズウッドの接地面が滑らかなRを描いています。このアップデートに関しては諸説ありますが、一般には木部の収縮率の違いに対応し、また広い接地面で剛性を高める目的があったと言われることが多いです。

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(参考:ラウンドボード(フレット交換歴あり)のFender USA / 1966-Vintage Stratocaster Sunburst)

今回画像でご覧いただいたカスタムショップ製はやや厚みのある初期のラウンドボードをイメージしたものです。モデルの違いや、指板の仕上げ方で個体差もありますが、画像1と画像2の個体では、ローズウッド中心付近の実測で約5mm近くあるスラブボードに比較して、ラウンドボードは約2mmほど薄くなっています。トラスロッドと指板の距離(ローズウッドと噛んでいない)、またヘッドストック側のラミネイト面の凹凸、12フレットのポジションマーク間隔でも違いが表れてきます。

ストラトキャスターの王道と言えば、やはりオリジナルのスラブボードなのですが、ここ数年でラウンドボードの人気が急速に高まっている印象を受けます。SRVやジョン・メイヤーのフォロワーはもちろんですが、近年は総じてニュアンス重視のプレーヤーの方の愛用が目立ちます。スラブボードほどの甘さ、粘りはありませんが、若干コンプレッション感が少ない分、軽やかで抜けの良いサウンドはタッチのニュアンスを伝えやすく、とても色気のあるサウンドが楽しめます。

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(画像4:左が画像1のラウンドボード、右が画像2のスラブボード)

人気急騰中のため品薄が続いているのですが、
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