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すっかり日本のSTICKファンの間でも有名になったグレッグ・ハワードが、
大楽器祭に合わせて2回目の来日をしてくれた。
期間中は石橋楽器ブースでのショート・デモライブの他に、
別会場で「WHAT IS THE STICK」と銘打ったライブも行い、
STICKの魅力とグレッグの超技を余すところ無く披露してくれた。

ライブ終了後、帰りがけの彼にインタビューを申し込んでみた。
朝からの会場詰めで疲れているはずであるが、彼は快く応じてくれた。
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今日は素晴らしい演奏を聞かせて頂いてありがとうございます。
僕もまた日本に来れて嬉しいよ。この素晴らしいイベントの中でデモンストレーションも出来たしね。
日本でも多くの人がSTICKという楽器に興味を持っている様で、
ライブ会場にも多くの人が集まってくれて正直僕も驚いてるんだ。
(インタビュアーの滝沢と気さくにインタビューに応じてくれたグレッグ)
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まず貴方の音楽的なバックボーンを教えて貰えますか。
最初はロック・ミュージックをやっていて、キーボードをやっていたんだ。
シンセやピアノなんかを...それからサックスを始めてジャズなんかもやったよ。
プログレッシブ・ロックも好きだったね。
(イシバシ・ブースでデモ演奏中のグレッグ。後ろに見えるのは”NS-STICK”)
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STICKはいつ頃から。
まだシンセをやっている時に何かの記事でSTICKを知ったんだ。1985年の事だ。
それからSTICKプレイヤーとして3〜4年、バンドに参加して一緒にやったよ。
(特別ステージ”WHAT IS THE STICK”で演奏中のグレッグ。
彼のオリジナル曲をはじめ、S&Gの代表曲「スカボロー・フェア」なども披露してくれた)
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STICKはどの様に練習されたんですか。
まず左手でコードを押さえる練習から始めて、次に右手でスケールの練習をして、
簡単な曲を選んでコードとメロディーだけの練習を随分とやったよ。
ある程度弾けるようになってからエリック・サティの「GYMNOPEDAE」という曲を練習した。
他にもビートルズの曲なんかを選んでね。
そして、オリジナルを作り始めたんだ。もちろんSTICKならではのね。
(”WHAT IS THE STICK”でのグレッグ)
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日本のSTICKIST達、STICKを始めたい思っている人達にアドバイスを。
これは重要な事だから、是非理解して欲しい。
それは「STICKはギターではない」と言う事。そして「ベースでもない」と言う事。
「It is STICK !」それはSTICKなんだ。ギタープレイヤーやベースプレイヤー達は、
自分達のテクニックでこの楽器を征服しようとするが、それは大きな間違いだ。
全く違う楽器を始めたと言う認識が必要なんだ。
思い出して欲しい。初めてギターやベースを手にして格闘した時の事を。
STICKをマスターするには、その時と同じ情熱と忍耐が必要なんだ。
そして音楽として音を出すと言うこと。これは抽象的な表現なので、僕もどう伝えていいか分からないが...
兎も角、楽器を鳴らすという意識を捨て、音楽を奏でるという意識でSTICKに接して欲しいんだ。
この事はSTICKの練習に限らず、あらゆる楽器に通じる事かも知れないね。
そしてアンプに繋いで軽く弾いてみること。STICKの様な楽器は、生音と、アンプを通した音とでは
まったく違うのさ。音色も、ニュアンスも...アンプから出た音を聴いて初めて気が付くこともあれば、
新たなイメージが沸いてくることもある。
加えてSTICKという楽器はエフェクタとの相性が抜群なんだ。
多分STICKが(ギターなどと比べて)綺麗なサイン・ウェーブ(正弦波=複雑な倍音を含まない)を
出すことが出来るという理由からかも知れない。多くのSTICKISTがエフェクタを多用しているけど、
使う種類、組み合わせで、サウンドもまったく違うものになってくるからね。
そこまで行けたら、もう一人前のSTICKISTと言えるかも知れないね。
そして最後に、一番大事なアドバイスを...でもこれが一番難しい。(と言って一言)
Try your best !!
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目ざとく彼を見つけたファンにも気軽にサインに応じていた。因みに彼は左利き。
STICKとの因果関係や如何に...この後彼はWhisky,whisky...と言って引き上げて言った。
かなりの酒豪らしい。
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本当に時間の無い中、快くインタビューに応じてくれたグレッグに感謝したい。
ホテルへ向かう直前の立ち話的なインタビューで、テクニック的な部分の話を聞くまでには至らなかったが、
STICKへ取り組むための基本的な心構えなどは、彼の真剣な受け答えから充分に伝わってきた。
もし次回彼にインタビューを申し込める機会があれば、テクニック的な部分や、実際の練習方法など、
突っ込んだ内容を聞いてみたい。益々の活躍と成功をお祈りする。Thank you Greg !
( Interview and Written by S, Takizawa )
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