2016年7月に石橋楽器店のスタッフのみで米国メリーランド州スティーブンスヴィル、PRS Factoryを訪問し、入念なミーティングを重ねた上でオーダーを行ったスペシャルなモデル群。その第一弾として石橋楽器店が最も得意とするエキゾチックウッドをふんだんに盛り込んだ豪華絢爛な2本のプライベートストックが到着致しました。
PRS Private Stock 20th Anniversaryを記念して伝説的なプログラムであるGuitar Of The Monthが、満を持して復活を遂げる事となりました。既に12ヶ月全てのモデルが公表されておりますが、どのモデルをとっても、プライベートストックの設立に大きく関わったとされるオリジナル企画に、負けずとも劣らないチャレンジ精神に富んだ刺激的なモデルばかりとなっております。
ギター・オブ・ザ・マンスから初期プライベートストックを牽引したJoe Knaggs氏(現Knaggs Guitars)が、PRS社を離れ、Paul Reed Smith氏が製作現場に復帰を果たした後、様々な実験的な試みを行いながら生まれた、数々のモデル(例えば408やPaul's Guitar)に見られる通り、既成概念に囚われず、絶えず前進を目指してきたPRSの現時点における集大成的なモデル群と言えるでしょう。
それでは今回入荷のPrivate Stock #6677 509について詳細を御説明致します。
先に述べました現地工場にて何度も交渉を行いながら、獲得した眩いばかりのKoa材ををボディートップ、指板、ヘッドストックに用いた、木材そのものの風合いを最大限に生かした仕様を選択致しました。
負けじとバック材にもネックに凄みすら感じさせるCurly Maple、年輪の美しさがSwamp Ashをボディバックに採用。 事前にPaul Miles氏に依頼した通り、マテリアル同士の色合いにバランスをもたらす為、最小限のサンバーストを施してあり、全体の姿に調和を与えています。指板&ヘッドストックのインレイにもSnakewoodを用いる事により、華美にならず、それでいて意匠を凝らしたトータルバランスを実現致しました。
当店初入荷の509である本モデルには、元来の5個のピックアップによる9つのサウンドだけでは飽き足らず、ピエゾピックアップを搭載する事により、アコースティックサウンドをも取り入れ、更なる音作りへの挑戦を実現。 最上級の木材が生み出すアコースティックな鳴りそのものをマグネット/ピエゾピックアップ双方で、豊かに再生する事が出来、それぞれのバランスを切り替える事で幅広いサウンドを生み出します。
現地工場における木材ストックにより、その時々の内容が大きく影響を受けるプライベートストックですが、この一本はPRS VaultにおけるExotic Woodの選定から仕様の選択まで細心の注意を行いました。 また、付属のケースにもギターの全体像をイメージした外装を施した特別な仕様にてオーダーを行いました。 その全てに可能な限りのこだわりを盛り込んだPrivate Stock #6677 509を手にするチャンスが今ここに!!