毎日寒い日が続いていますが、お元気でいらっしゃいますか？ 次のコラムの頃には春の陽気になっているでしょうか？ 豪雪や地震など被害に遭われている方々もいらっしゃることと思いますが、ご無事であることをお祈りしております。

　さて、2月はSHOW-YAライブといつものレギュラーものに加え、作曲などでドタバタしてしまいました。もっとも、常に身体も頭も動き続けている質なので、仕事をしながら遊びを考え、遊びながら仕事を考え、興味深いものにはすぐに飛びついてしまうというのがドタバタの本当の原因でしょうね。

　作曲の方は楽器が弾けないのでパソコンに向かって、それこそ一音一音を重ね重ね打ち込んでいくので、莫大な時間がかかります。（メロディー楽器をやっておけば良かった！）それでも、今はすべての楽器の音源ソフトがあって、リフものなどもダウンロードして貼付けられるのでちょっと前と比べても相当便利にはなりました。

　かれこれ40年前にリズムマシンが登場して、それが普及するにつれ、デモテープに、「これを叩くのに腕何本必要？」みたいな、人間が叩くにはあまりに不自然なリズムが入っていたりする事も時折ありました。ドラマーじゃない人が作るドラムパターンには妙なものがあったりして… でも、楽曲に合うように自分なりに考えて叩くというアレンジ能力が必要になって、結果としてとても勉強になりました。そして、それと同時に、本当に人間が出す音の良さを再認識する勉強にもなりました。今ではマシンが登場する前のミュージシャンの演奏を聴けば聴くほどその演奏力に惚れ惚れする日々です。音というのは人間が出るもので、人間力を高めることが演奏力を高めることだと思います。

　作曲などで家に籠ってしまうと、もう外に出たくて仕方なくなります。そんな中、スケジュールを縫って、熱海の梅園や、デジタルカメラの祭典「CPプラス」やアナログカメラの祭典「世界のカメラ中古市」に行くことができました。元々、ちょっと空いた時間に一人でマニアックな中古カメラ屋さんに訪れることもありまして、カメラ屋さんのおじさんからオールドレンズやオールドカメラのお話を延々と聞いたりしています。完全に“休日のおじさん化”ですが・・・（笑）。

　もちろん、楽器屋さん巡りも昔から大好きで、特に10代や20代の頃は楽器屋さんに行っては、お店のお兄さんに楽器の話をいろいろ聞いていました。あの頃は楽器に対して今より貪欲だったと思うし、楽器屋さんも親切で優しかった記憶があります。結局高いスネアを無理してローン組んで買っちゃうみたいな〜（笑）。LAに行っていた頃も空き時間はほぼ楽器屋さん巡りでした。良い楽器がたくさんありましたね！

　ミュージシャンやアーティストのみなさんはカメラ好きが多いので、回りにいる方々だけでも先生がたくさんいて、カメラ談義はとても楽しいです。そう言えばドラマーもよく集いますよね。カメラ＋ドラム＋車談義ならなおさら最高です。今月、渋谷ON AIR WESTでSHOW-YAと対バンした、今話題のシシドカフカちゃんもカメラ女子。しかもアナログで暗室にも入るという本格的なカメラ部出身です！ ドラムもかっこいいし、デビュー時から独特の風格を感じます。野音でもご一緒だし、またカメラ談義できるかと楽しみにしています。

　まだまだ寒さ厳しいので、外仕事の方々は本当に大変だなぁと思います。とは言え、デスクワークが大変じゃない訳ないですし…、みなさんがんばって下さいね。私もがんばります！ 早く春が訪れますように。それではまた来月！

角田"mittan"美喜
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